基礎知識

失敗しないクラウドファンディングの始め方!– ゼロから始めるクラウドファンディング –

「クラウドファンディングに興味がある!」
「でも使ったことがないから、始め方がいまいちわからない」
「失敗しない始め方が知りたい!」

こんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、初めての方、個人の方、法人の方、どなたでも失敗しないクラウドファンディングの始め方を解説します。

最後には便利なセミナーも紹介するので、要チェックです!

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クラウドファンディングを始め方を知る前に!仕組みを知っておこう

「早くクラウドファンディングを始めてみたい!」
「早くやり方教えてほしい。」

そんな気持ちでいっぱいの方、ちょっと待ってください!
クラウドファンディングは、始め方にだけを知っていてもうまくいきません。
しっかりと仕組みや種類を知らないと、後で失敗する可能性も。

そこで先にクラウドファンディングの仕組みなどを簡潔にまとめます。
焦らずに、まずはクラウドファンディングの仕組みをしっかり知っておきましょう。
 

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、「インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達すること」または「そのサービス」を指しています。
ちなみに語源は、「群衆(クラウド)」と「資金調達(ファンディング)」を組み合わせた造語です。

皆さんは、資金調達といえば何を想像しますか?

一般的には、
・金融機関からの借入
・投資家やベンチャーキャピタルによる出資
・補助金や助成金
などがイメージされますよね。

そこに対してクラウドファンディングは、比較的新しい資金調達方法です。
従来の資金調達にはない「手軽さ」や「拡散性の高さ」「テストマーケティングにも使える有用性」といった点が、魅力的な新たな資金調達の仕組みとして近年注目されています。

より詳しくは、以下のページを参照してください。
クラウドファンディングについてはこちら >>

 

クラウドファンディングの種類は?正しい種類を選ぼう

そんなクラウドファンディングですが、実は種類もたくさんあります。

・購入型クラウドファンディング
・寄付型クラウドファンディング
・融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
・株式投資型クラウドファンディング
・ファンド型クラウドファンディング
・ふるさと納税型クラウドファンディング

購入型クラウドファンディング

特にイメージされやすいのが、「購入型クラウドファンディング」ですよね。
立ち上げたプロジェクトに対して、支援者はお金を支援し、そのリターンとしてモノやサービスを受け取る仕組みです。

クラウドファンディング=購入型と思ってる方も多いのではないでしょうか?

寄付型クラウドファンディング

次に、こちらもイメージしやすい「寄付型クラウドファンディング」です。
プロジェクト内容に共感した支援者がただお金を寄付する仕組みです。
もちろんプロジェクトによっては、お礼として手紙や写真を受け取ることもありますが、リターンは基本ありません。
被災地の支援など、社会貢献性の強いプロジェクトが多いです。

その他のクラウドファンディング

その他にも、ソーシャルレンディングとしても知られる「融資型クラウドファンディング」、企業が活用する「株式投資型クラウドファンディング」、事業単位で利用できる「ファンド型クラウドファンディング」、自治体が利用できる「ふるさと納税型クラウドファンディング」など、様々な種類があります。

ただクラウドファンディング=購入型しか知らない場合、

「リターンを用意できない」
「無理矢理リターンを用意して、支援者が嬉しくないリターンになってしまう」

などで失敗してしまう可能性もあります。

皆さんが資金調達したいプロジェクト内容によって、適した種類があるので、自分に適したものは何か、しっかり見極めておきましょう。

こちらでも詳しく説明してますので、参考にしてみてください。

クラウドファンディングとは?その仕組みを分かりやすく解説!

 

クラウドファンディングの方式|All or Nothing と All inの違い

種類に加えて、プロジェクトの方式も覚えておきましょう。
プロジェクトの方式には、「All or Nothing方式」と「All in方式」があります。

「All or Nothing方式」

「All or Nothing方式」は、目標金額を達成した場合のみ、支援者から支援金が払われる仕組みです。
そのため、目標金額を達成できなければ、プロジェクトの立案者には1円も入らず、リターンの用意も必要ありません。
キャンプファイヤーの場合は手数料もありません。

支援金が集まらなければ、そもそもプロジェクトの実行が難しい場合は、「All or Nothing方式」を利用しましょう。

「All in方式」

「All in方式」は、目標金額の達成・未達成にかかわらず、支援者から支援金が払われる仕組みです。
こちらの場合、目標額に達しなくてもプロジェクトの立案者に支援金が払われますが、その分りターンの用意や、プロジェクトの実行が必須になります。

そのため、支援金の有無に関わらずプロジェクトを実行する場合は、「All in方式」を利用しましょう。

詳しくはこちらの記事を参照してください!

All-or-Nothing方式とAll-in方式の違い – ゼロから始めるクラウドファンディング –

クラウドファンディングの始め方|準備

クラウドファンディングについて、種類や方式もわかったところで、いよいよ始め方を解説します。

 

プロジェクトプランの作成

まず、クラウドファンディングを立ち上げる前に、プロジェクトプランの作成が必要です。
以下の9つを入力します。

タイトル
概要文
カテゴリ
目標金額
募集期間
メイン画像・動画
プロジェクト本文
リターン
プロフィール

上記の中でも、特にクラウドファンディングで成功するために必要な要素は以下の5つです。

・タイトル
・概要文&本文
・メイン画像・動画
・リターン
・目標金額

まず「タイトル」です。
CAMPFIREなどのクラウドファンディングサービス上はもちろん、SNSなどでプロモーションする際など、最も目に触れる機会が多いポイントです。
タイトルに工夫して、まずはプロジェクトページに訪れてもらう必要があります。

そして、タイトルで興味を持ったユーザーにそのまま支援をしてもらうためには、主に次の2つのポイントが重要です。

・プロジェクトに共感してもらう
・プロジェクト後の成功イメージを持ってもらう

ここを叶えるために、「概要文&本文」や「メイン画像・動画」も重要です。

どんな部分に課題を持って、今回のプロジェクトを企画したのか?
このプロジェクトを実装した後に、どんな世界になるのか?

これを「概要文&本文」や「メイン画像・動画」を使って表現できるように準備しましょう。

そして最後に「リターン」です。
上記で共感して、応援したいと思ってくれた方も、ただで資金を応援できる人は多くありません。
そこで最後の後押しになるのが、リターンです。

共感して応援してくれるユーザー像に合わせて、「応援しやすい額」で、「最低限欲しいと思う」りターンを用意しましょう。

なお、クラウドファンディング成功のコツを、こちらのページでまとめていますので、参考にしてください。
→クラウドファンディング成功のコツ内部リンク

そして最後に目標金額です。

目標金額はただなんとなくで決めていいものではありません。
高すぎると達成は難しく、支援者も応援する気にならない可能性も。
一方で低すぎるとせっかく目標達成しても、望んだクオリティで実現できないかもしれません。

そこで、最低限の質を担保した実現に必要な金額を目標にするのがお勧めです。
期間内で目標達成したプロジェクトは、さらにもう一歩先の目標を提示することで、さらに支援金額を集めることに成功しているものも多いです。

以上のように、タイトルで注目を集めて、概要文&本文、メイン画像・動画で共感と成功した後の想像を作り、リターンと目標金額で支援の後押しをする。

このポイントを抑えて、プロジェクトの内容を詰めていきましょう。

 

クラウドファンディングサービスの選び方

次に、使うクラウドファンディングサービスを選びましょう。
先述した通り、まずはクラウドファンディングの種類を選び、それに合わせてサービスを選ぶのがおすすめです。

「購入型」や種類をまだ決めかねている方は『CAMPFIRE(キャンプファイヤー)』、社会問題を扱うのであれば『GoodMorning』など多数の種類があります。

他にも、「融資型」や「株式投資型」「ファンド型」「ふるさと納税型」なども用意しています。
一般的な購入型クラウドファンディングであれば、手数料も抑えられる国内最大手のCAMPFIRE(キャンプファイヤー)がまずはおすすめです。

クラウドファンディングの始め方|手続き

ここまでで使うクラウドファンディングサービスや、プロジェクト内容を考えたら、いよいよ始める手続きを行いましょう。

・アカウント作成
・プロジェクトページを作る
・申請をする
・審査結果

以上の4つのステップで解説します。
なお、今回は国内最大手のクラウドファンディングサービス「CAMPFIRE」を元に紹介していきます。

参考:アカウント作成からクラウドファンディングの募集開始までの流れ|CAMPFIRE

クラウドファンディングの始め方①|アカウント作成しよう

まずは、アカウント作成をします。
CAMPFIREではアカウントを取得すれば、いつどこからでも、だれでもプロジェクトページを作成することができます。
さらに、特に事前に本人確認書類や申込書の提出は必要なく、料金もかからないので、まずは今すぐアカウントを作っちゃいましょう。

アカウント作成はこちら >>

クラウドファンディングの始め方②|プロジェクトを立ち上げよう

次に、プロジェクトページを作成します。

下記URLの「プロジェクトを作る」を押すとプロジェクト作成ページを立ち上がります。

プロジェクト作成ページはこちら >>

次に、上記で作成したプロジェクトプランより、フォーマットに従って必要な情報を入力していきます。
上記で解説したように、注目が集まる「タイトル」や、問題点への共感と成功した後の想像はできるような「概要文&本文」「メイン画像・動画」、支援の後押しとなるリターンと目標金額など、ポイントをしっかり抑えて作成しましょう。

なお、細かい部分は作成画面の右側にあるヒントとプロジェクト作成マニュアルを参考してください。

クラウドファンディングの始め方③|プロジェクトを申請しよう

全て記入したら、いよいよプロジェクトの立ち上げ申請を行います。

プロジェクトページをCAMPFIREに掲載するにあたって、内容の不備や不適切な内容がないかなど、審査があります。
CAMPFIREの利用規約・細則に基づき掲載の可否を判断するための審査です。

プロジェクトページの必須項目を全て漏れなく入力すると、写真のように申請できる状態になります。

必須項目を全て入力していない場合は申請ボタンが押せないようになっており、必須項目に関しては記入の漏れは防いでくれます。

納得できるプロジェクトページができたら申請しましょう。

なお、申請すると審査が終わるまでプロジェクトページの編集を行うことができません。
しっかりと見直して、このまま公開されてもいいという状態までブラッシュアップしてから申請しましょう。

クラウドファンディングの始め方④|審査結果と公開開始

プロジェクトページを申請後、CAMPFIREの利用規約・細則に基づいて掲載可否の審査が行われます。
それが問題なく通過できれば、いよいよ公開開始です!

なお、審査の結果は最大5営業日以内に登録のメールアドレスに送られてきます。
修正する点があれば、再度申請したプロジェクトページを編集しましょう。

審査事項が全てクリアになるまでは複数回差し戻されることがあるので注意です。
もともとの申請も、修正等を行うと最長でも1週間などかかる可能性もあります。
余裕を持った日程で申請しましょう。

クラウドファンディングの始め方|プロジェクト開始

ここまできたら、いよいよクラウドファンディングを開始できます。

審査を通過すると、プロジェクトページが公開可能なステータスに変更されます。
公開ボタンを押すとプロジェクトページの掲載が始まるので、プロジェクトオーナーの都合の良いタイミングで公開しましょう。

プロジェクトページの掲載が確認できたら、SNSやプレスリリースで拡散しましょう!

こちらの記事も参照してください!

【クラウドファンディングを成功させるには?】成功例やポイントをまとめました!

クラウドファンディングの始め方|よくある質問

ここまでで、クラウドファンディングの始め方は一通り学べましたよね。
最後に、クラウドファンディングを始める際によくある疑問点をまとめておきます。

個人と法人ではやり方が違う?

結論から言えば、プロジェクトを立ち上げる時点では大きな違いはありません。
ただ、クラウドファンディングの種類によって、かかる税金が異なります。

例えば、融資型や株式型クラウドファンディングの場合、法規制が絡んでくるので、調達者が個人であれば所得税が、法人であれば法人税がかかります。
そのため場合によっては、給与所得や退職所得を除いた所得となるため、確定申告を行わなければならない可能性もあります。

失敗しても手数料はかかる?

クラウドファンディングでは、方式によって手数料のかかるタイミングが変わってきます。
まず、All-or-Nothing方式では、目標金額に到達しないと支援金が1円も入らないため、手数料はかかりません。
一方でAll-in方式では、目標金額に届かずとも支援金が振り込まれるため、「目標金額に到達しない=プロジェクト失敗」でも、手数料は必要になります。

手数料も考慮した上で、プロジェクト方式を選びましょう。

プロジェクトを複数同時に立ち上げることは可能?

複数プロジェクトを同時に立ち上げることは可能です。
同一または矛盾するプロジェクト内容でなければ、同時に複数のプロジェクトを掲載できます。

複数人でプロジェクトの編集はできる?

こちらも可能です。
CAMPFIREであれば、アカウントとパスワードをメンバー間で共有することも制限がないので、複数メンバーでのプロジェクト管理ができます。

リターンはいくらから設定できる?

また、こちらは利用するサービスにもよりますが、CAMPFIREでは一口500円から設定可能です。
CAMPFIREでは平均すると5,000円〜10,000円のリターンがもっとも多く支援されています。
その価格帯にメインとなる魅力的なリターンを盛り込むことが大切です。

ただし一点注意です。
リターンの金額については、送料・消費税込みの価格を設定する必要があります。
誰でも簡単に払えるようにしたい!と最低額に設定しても、赤字になってしまっては元も子もないので、注意しましょう。

困った時は、BAMPの『クラウドファンディング「リターン設計」のポイント』を紹介している記事も参考にしてみてくださいね。

【徹底解説】実は一番の悩みどころ!?クラウドファンディング「リターン設計」のポイント

以上、クラウドファンディングを始める方に多い疑問をまとめました。

失敗しないクラウドファンディングの始め方!まとめ

今回は、失敗しないクラウドファンディングの始め方を解説しました。
一口にクラウドファンディングを始めるといっても、しっかり成功させるには準備も必要です。

特にプロジェクトプランの準備、利用するクラウドファンディングのサービス選びなど、ポイントを抑えながら進めていきましょう。

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