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All-or-Nothing方式とAll-in方式の違い – ゼロから始めるクラウドファンディング –

All-or-Nothing方式とAll-in方式の違いを簡単解説

この記事では、初めてクラウドファンディングを立ち上げる際に、迷う募集方式の違いを解説します。
募集方式の特徴と違いを理解し、企画しているプロジェクトに最適な募集方式を選びましょう。

クラウドファンディングの募集方式は2種類

クラウドファンディングの募集方式は2種類です。All-or-Nothing方式とAll-in方式があります。
さっそくこの2種類の募集方式の特徴と違いを見ていきましょう。

All-or-Nothing方式

All-or-Nothing方式の特徴は主に3つ。

○目標金額を達成した場合のみ支援金を受け取れる

クラウドファンディングのプロジェクトを開始して、期間内にあらかじめ設定していた目標金額に達成すれば、支援金を受け取ることができます。

○目標金額を達成した場合のみリターンを履行する義務が発生する

クラウドファンディングのプロジェクトの目標金額に達成した場合は、リターンをしなくてはなりません。

○目標金額を達成しない場合は、支援がキャンセルされ返金される

プロジェクト期間内に目標金額に達成しなかった場合は、支援の申し込みはキャンセルされ、全額返金されます。

例えば・・・「目標金額100万円のプロジェクトで期間内に支援金額が80万円だった場合。」(All-or-Nothing方式)

○クラウドファンディングで集まった支援金は受け取ることができません。
○用意していたリターンの履行義務は発生しません。
○支援者から支払われた、支援についてはキャンセルされます。

こんな人におすすめ!

○目標金額を達成しないと実施することができないプロジェクトの場合
○目標金額を達成しないと実施することができないリターンを企画されている場合

こういった場合に、『All-or-Nothing方式』の利用がおすすめです。

All-in方式

All-in方式の特徴は主に3つ。

○目標金額を達成せずに終了した場合でも集まった分だけ支援金を受け取れる方式

クラウドファンディングの募集期間で目標金額を達成しても、集まった支援については受け取ることができます。

○支援されたリターンは履行する義務が発生する

『All-or-Nothing方式』とは異なり、プロジェクト期間内で目標金額に達成しなくても、支援者へのリターンの義務が発生します。

○集まった支援金額に関わらずプロジェクトを実施しなければならない

『All-or-Nothing方式』とは異なり、支援金額の目標到達有無に関わらず、プロジェクトは実施しなくてはなりません。

例えば・・・「目標金額100万円のプロジェクトで期間内に支援金額が80万円だった場合。」(All-in方式)

○クラウドファンディングで集まった支援金額は受け取ることができます。(※最終的に集まった支援金に対して別途手数料等がかかる場合があります。)
○用意していたリターンの履行義務が発生するため、支援者へのリターンを実施しなくてはなりません。

こんな人におすすめ!

○すでにプロジェクトを実施する予定の場合。
○用意しているリターンを一人でも多くの人に届けたい場合。

こういった場合に、『All-in方式』の利用がおすすめです。

自分のプロジェクトに適した募集方式を選んで、クラウドファンディングを始めよう

いかがでしたでしょうか。
今回の記事では、初めてクラウドファンディングを始める際に迷うポイントである『All-or-Nothing方式』と『All-in方式』の違いを解説しました。

どちらが良い悪いではなく、それぞれの特徴を理解した上で、自分の企画するクラウドファンディングのプロジェクトに適した募集形式を選んでみてください。

初めてクラウドファンディングをやると迷うことも多いと思いますが、そういった悩みがあったらぜひ各クラウドファンディングサイトの担当の方にご相談してみてください。

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