基礎知識

【開業の疑問を解決!】知っておきたい「開業資金」の 費用や資金調達方法をご紹介

開業資金
「これから開業したい!」

昨今働き方も多様化する現在、自分でも独立・開業したいと強い想いを持っている方も多いのではないでしょうか?

でも不安だったり、足踏みしてしまう原因は「開業資金」ですよね。

以下に開業資金を準備していた方でも、不安が一切ない方はほどんどいないでしょう。
そこで、今回は今独立開業が増えている業界の開業資金を徹底リサーチ!
またその開業資金の調達方法を徹底解説します。

「開業したいけど、お金の不安で一歩踏み出せていない…」
そんな方のために、後半では今すぐできる資金調達方法も解説しています。
安心して読み進めてください。

区切り線
区切り線

人気6業種の開業資金を徹底リサーチ!

まずは、今開業が増えている6業種の開業資金について、解説していきます。

飲食店の開業資金はいくら?

まず、飲食店の開業資金はいくら程度なのでしょうか?
その形式やお店の規模などにもより大きく異なりますが、一般的に個人で開業する小規模店の場合、開業資金平均は800万円~1500万円程度と言われています。
また特に規模が大きくなれば1500万円以上かかる場合もザラにありますし、持ち帰りや宅配限定にすれば、その分開業資金は節約できる場合もあります。
あくまで目安として考えておきましょう。

具体的にかかる費用としては、以下の項目があります。

・保証金・敷金・礼金:店舗契約時の費用
・仲介手数料:不動産業者に支払う手数料
・造作譲渡料:居抜きの場合のみかかる費用
・内外装費用:内外装工事にかかる費用、相場は坪単価30〜50万円
・看板施工費用:看板設置にかかる費用、相場は15〜25万円
・厨房機器費用:厨房機器にかかる費用、相場は100~200万円
・備品費用:食器棚・テーブル・椅子・食器・カトラリー類などの費用、相場は30万円~
・人材募集費用:従業員の募集にかかる費用、相場は10〜万円/一人
・レジ費用:POSレジ導入にかかる費用、相場は10万円〜
・電子機器類:Wi-Fiやパソコン、スマホなどにかかる費用、10〜30万円
・運転資金:経営が軌道に乗るまでの予備費用、相場は3〜6ヶ月分

なお、BAMPでは飲食店開業の流れを最新の資金調達方法とともに解説しています。
▼飲食店の開業の流れについて知りたい方はこちら▼

【飲食店開業の流れ】最新の資金調達方法までを簡単解説!

美容室の開業資金はいくら?

次に、美容室の開業資金です。

こちらもその規模やどんな内装の美容室を開業するか、どんな機材を導入するかによるのですが、平均で1,000万円〜1,200万円ほどが必要と言われています。

具体的な内訳としては、内外装工事(約500万円)、備品等(約200万円)、運転資金(約200万円)、テナント費用(約150万円)となっています。これらはあくまで一例ですので、実際にこの通りになるわけではありませんが参考とするとよいでしょう。

具体的にかかる費用としては、以下の項目があります。
・内外装工事費用:坪単価は20万円〜40万円(約500〜1000万円)
・大型美容器具(チェア・シャンプー台など)費:200〜400万円
・美容師用消耗品費:30〜50万円程度
・その他備品費:15万円程度
・広告宣伝費:80〜150万円程度

税理士・弁護士の開業資金はいくら?

次に、税理士や弁護士は事務所を立ち上げる際の開業資金です。

規模や立地などによりますが、自宅開業なら50〜60万円程度、事務所を借りる場合でも100万円~150万円あれば十分開業できます。
ただ、開業だけでなくしっかりと事業を回していくためには、広告宣伝費や運転費用もかかります。
それらを全て含めると、具体的にかかる費用としては、以下の項目があります。

・事務所レンタル費用:30〜50万円程度
・机などの備品費用:5〜10万円程度
・PCやプリンターなどの電子機器費用:15〜30万円程度
・会計ソフトなどの費用:15〜20万円程度
・広告宣伝費用:50万円程度
・運転費用:300万円程度

小売業(実店舗)の開業資金はいくら?

次に、小売業の開業資金です。
小売業に関しては、その規模やジャンル、何を売るかによってピンキリです。
実店舗の場合、どんな商品の店でも最低1,000万円程度の資金が必要です。

具体的にかかる費用としては、以下の項目があります。
・店舗・事務所にかかる費用:初期費用180〜300万円程度
・内外装工事費用:100〜200万円程度
・設備購費用:100〜150万円程度
・商品仕入資金:200〜400万円程度
・会社設立費用:30万円
・人材募集費用:20〜50万円
・広告宣伝費: 30〜100万円

ネットショップの開業資金はいくら?

上記小売業に続いて、ネットショップの開業資金です。
ネットショップは、小売業の中でも実店舗を持たないビジネスです。

こちらもそのネットショップ・サイトの規模やデザイン、ジャンル、どんな機能・商材を導入するかによってピンキリです。
最安値でも10万円程度で開業できますが、通常相場は30〜100万円程度です。

具体的にかかる費用としては、以下の項目があります。
・ネットショップ製作費用:0〜150万円程度(それ以上もあり)
・ドメイン・サーバー費用:月額1,000円~程度
・パソコンなどの電子機器費用:10〜30万円程度
・商品撮影用カメラ等費用:5〜15万円程度
・梱包資材:1万円〜程度
・商標登録:4万円〜程度
・商品の準備費用:0〜30万円程度

NPOの開業資金はいくら?

最後に、NPO法人の開業資金についても解説していきます。
実はNPOの開業手続きには、費用はかかりません。
一般企業が登記する際に必要な登録免許税数万円もNPO法人では登録免許税法の対象外となっています。
最低資本金などの規制もないので、資金0でも手続き自体は可能です。

そのため、具体的にかかる費用としては、以下の項目だけです。
・法人印鑑作成費用
・役員の住民票請求費用
・交通費
・通信費

しかしNPO法人はただ設立するだけでは意味はありません。
社会貢献となる事業を進める必要があります。
そのための運転資金などは必要です。
NPOの資金調達として、ファンドレイジングがあります。

▼ファンドレイジングについて詳しく知りたい方はこちら▼

NPOの事業に欠かせない!『ファンドレイジング』を徹底解説!

開業資金を集める方法は?おすすめの方法は?

ここまで様々な業種の開業資金をみてきました。
NPO以外のどんな業界でも少なからず数十万から数百万円は必要ですよね。
そこで開業資金を集める方法についても解説しておきます。

主に以下の4つの手法があります。

・創業融資
・支援金(補助金・助成金など)
・ベンチャーキャピタルからの出資
・クラウドファンディング

創業融資

まず、創業融資は開業時・創業時に使える特殊な融資制度です。
日本政策金融公庫の新創業融資制度と、地方自治体と金融機関が連携して提供する制度融資があります。

どちらも、
・低金利で利用できる
・返済が超長期で設定できる
・審査が比較的易しい
などの特徴があります。

さらに新創業融資制度では「無担保無保証」で利用できたりなど、開業時には利用したい制度の一つです。

支援金(補助金・助成金など)

次に、補助金・助成金などの支援金です。
持続化補助金やIT導入補助金、ものづくり補助金などが代表例で、ある条件を満たせば返済不要で使える資金源です。

返済不要と聞くと非常に魅力的ですが、以下の特徴があります。

・上限額が比較的低い
・用途の制限が多い
・補填される形で支払われる

そのため使い勝手に注意する必要があります。

ベンチャーキャピタル・投資家からの出資

次に、ベンチャーキャピタル・投資家からの出資です。
こちらはいわゆる株式投資なので、うまくいけば数千万円規模の資金調達も可能です。
また株式買取りなので、基本的に融資などのような返済が決まった資金調達ではありません。

一方で株式を譲渡するため、経営権などのリスクは存在します。
また創業時の資金調達に対応しているVCなどもありますが、しっかりとロジカルに勝算のあるビジネスモデルでないと資金調達は難しいでしょう。

クラウドファンディング

そして、最近よく耳にするクラウドファンディングです。
クラウドファンディングは、インターネット上で、自社の事業やプロジェクトに共感した不特定多数の個人から、資金調達ができる仕組みです。

こちらは様々な種類がありますが、中でも利用されるのが購入型、融資型です。

購入型クラウドファンディングとは、支援のリターンとしてモノやサービスを提供する仕組みです。
また融資型は、通常の金融機関などへの融資を各個々人から少額ずつ借り入れ、資金調達が可能な仕組みです。

・誰でも利用可能
・購入型の場合、経済的リスクが少ない
・知名度が上がる

などの特徴があり、これから開業する方には非常に魅力的な資金調達です。

▼クラウドファンディングの仕組みや種類について詳しく知りたい方はこちら▼

【2021年 最新版】クラウドファンディングとは?仕組みの解説からサービス徹底比較まで!

開業資金に困ったら!クラウドファンディングに挑戦しよう!

ここまで開業資金の集め方として、4つ紹介してきました。
もちろんその事業や皆さんの経済状況にもよるのですが、最もおすすめはクラウドファンディングです。

理由は以下の4つです。

・誰でも簡単にチャレンジできる
・失敗リスクが少ない
・テストマーケティングできる
・更なる資金調達にも有利

クラウドファンディングがおすすめの4つの理由

 

誰でも簡単にチャレンジできる

まず、クラウドファンディングには融資の際の「担保」「保証会社」なども必要なく、原則誰でも利用可能です。
そのため、極端な話、失敗してもすぐにチャレンジし直せますし、場合によっては複数のプロジェクトを同時に立ち上げることも可能です。

特に開業資金で苦労している方の多くは、金融機関などの審査などが厳しい部分があるので、少なくともチャレンジできるクラウドファンディングは魅力的ですよね。

 

失敗リスクが少ない

さらに、仮に資金調達が目標金額に届かなかった場合も、原則手数料だけがかかるということはありません。
支援金を受け取って初めて手数料がかかります。

また融資などでは一度審査に落ちると、一定期間は利用できなくなります。

一方でクラウドファンディングにはそのリスクがありません。
ここも開業資金を調達したい方からすれば、魅力的ですよね。

 

テストマーケティングできる

加えて、テストマーケティングにもなるのが魅力的です。
クラウドファンディングは資金調達方法の一つですが、その結果支援者がたくさん集まれば、実際に開業した際もすでに「支援者=ファン」がいる状態になります。

そこでクラウドファンディングを通して、資金調達だけでなく、その事業が本当に市場に受けいれられるのかどうかもテストすることができます。

これから開業する方には、資金調達だけでなく事業のテストもできるので、非常に有益な情報が集まるでしょう。

 

更なる資金調達にも有利

そして、クラウドファンディングは他の資金調達と併用可能です。
仮に創業融資などに挑戦する際に、すでにクラウドファンディングを成功させていれば、想定以上の額を調達できるかもしれませんし、その他の融資でも有利に働きます。

クラウドファンディングの成功は更なる資金調達につながるんです。

誰でも、リスクが少なく挑戦できて、資金調達だけじゃなく事業のテストもでき、成功後もさらにメリットがある。
開業資金の調達を考えている方は、まずはクラウドファンディングに挑戦してみてはいかがでしょうか?

開業資金の調達におすすめのCAMPFIRE(キャンプファイヤー)

「開業資金のために、クラウドファンディングに挑戦したい!」

そんな方のために、最後におすすめのクラウドファンディングを紹介します。
それは国内最大級の「ユーザー数」「プロジェクト数」「成功数」を持つCAMPFIRE(キャンプファイヤー)です。

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)では、その開業資金はもちろん、新規事業の資金調達プロジェクトなども多数成功しています。

▼クラウドファンディングの成功例について詳しく知りたい方はこちら▼

【初めての方必見】クラウドファンディング成功のコツを事例とともにご紹介!

これから開業を考えている方は、ぜひ一度のぞいてみてはいかがでしょうか?
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

「CAMPFIRE」でクラウドファンディングに挑戦しませんか?

資料請求(無料)はこちら
セミナーを受けてみる
クラウドファンディングをはじめる

BAMP

クラウドファンディングに関するナレッジや話題のプロジェクト、挑戦者のストーリーをなど紹介しています。

同じカテゴリーの記事

more

同じタグの一覧

more