基礎知識

寄付型クラウドファンディングとは?その特色を分かりやすく解説

クラウドファンディングの種類のひとつである「寄付型」は、支援をしても基本的には商品やサービスなどのリターンが発生しません。しかし寄付型にすることで、資金を募る側と支援をする側双方にメリットもあります。ここでは、寄付型クラウドファンディングについて詳しく知りたい方に、その特徴やメリット・デメリットなどを分かりやすく解説します。

寄付型クラウドファンディングとは

寄付型クラウドファンディング
寄付型クラウドファンディングは、実現したい活動のために起案者が立ち上げたプロジェクトに対して、「寄付」という形で支援をする仕組み。基本的に商品やサービスのリターンが発生しないのが、他のクラウドファンディングとの大きな違いです。寄付型の多くのプロジェクトは、お礼のメッセージや活動報告をリターンとして設定しています。

寄付型クラウドファンディングの特色

寄付型クラウドファンディングの一番の特色は、被災地支援など、社会貢献性の高いプロジェクトに利用されることが多い点です。起案者には、認定NPO法人や、自治体、学校法人など、非営利活動を行う団体が多く見られます。

日本でクラウドファンディングが広まり始めたのは2011年ごろ。ちょうど東日本大震災が起こった年でもあり、この寄付型のクラウドファンディングが急速に浸透しました。

寄付型クラウドファンディングのメリット・デメリット

それではここで、寄付型クラウドファンディングを実施する際のメリットやデメリットについて見ていきましょう。

寄付型クラウドファンディングのメリット

【起案者のメリット】
・クラウドファンディング事業者が起案から達成までをサポートしてくれるので、初めてでもプロジェクトを立ち上げやすい
・商品やサービスのリターンが発生しないので、起案者は金銭的な負担が少なく、集まった金額をより多く活動資金にあてることができる
・起案者が認定NPO、自治体、学校などの公益的な活動を行う団体であれば、集まった支援金を寄付収入として計上できる(非課税になる)

【支援者のメリット】
・支援者は、寄付先が公益的な活動をする団体であれば、領収書を添えて確定申告をすることで、寄付金控除を受けることができる場合がある
・プロジェクトへの支援を通じて、社会課題の解決に貢献できる

寄付型クラウドファンディングのデメリット

【起案者のデメリット】
・寄付なので市場価値のあるリターンを設定できない

【支援者のデメリット】
・リターンの多くは活動報告などであるため、商品やサービスのリターンが少ない

寄付型クラウドファンディングは、支援者の信頼を得ることが何よりも大切。寄付金を具体的にどのように使うかなどを明確にし、より透明性の高いプロジェクトを作ることが、成功のカギです。

寄付型クラウドファンディングの事例をご紹介

社会貢献度の高いプロジェクトが多い寄付型のクラウドファンディングですが、実際にはどんなプロジェクトがあるのか、一例をご紹介します。

事例その1:すべての遺児に教育の機会と心のケアを

すべての遺児に教育の機会と心のケアを
【支援者】343人
【当初の目標金額】5,000,000円
【実際に集まった支援総額】7,233,280円

起案者である一般財団法人あしなが育英会は、親を亡くした家庭や親に障がいがある家庭の子どもたちを、経済的・精神的に支援している非営利の財団法人。その活動のすべては寄付でまかなわれています。

昨今のコロナ禍で、遺児家庭は経済悪化の打撃を大きく受け、追い打ちをかけるように団体の街頭募金活動も全面的に中止となりました。支援資金の確保に大きな影響が出たことから、今回のクラウドファンディングを開始。遺児家庭のひっ迫した状況を知った多くの支援者から、目標を超える多額の寄付が集まりました。

>>『すべての遺児に教育の機会と心のケアを』の詳細はこちら

事例その2:お金がなくて塾に通えない中学生に、みんなの力で「スタディクーポン」を届けたい!

お金がなくて塾に通えない中学生に、みんなの力で「スタディクーポン」を届けたい!
【支援者】731人
【当初の目標金額】10,000,000円
【実際に集まった支援総額】14,053,500円

起案者であるスタディクーポン・イニシアティブ代表の今井悠介氏は、従来より、親の所得格差による、子どもたちの教育の機会格差をなくすための活動をしていました。

クラウドファンディングでは、お金が無くて塾に通えない中学3年生に、学習塾や家庭教師などに利用できる、スタディークーポンを届けようというプロジェクトを起案。賛同する多くの教育事業者の協力のもと、NPO・行政・企業・市民が連携するプロジェクトへと発展し、目標を超える多くの寄付金が集まりました。

>>『お金がなくて塾に通えない中学生に、みんなの力で「スタディクーポン」を届けたい!』の詳細はこちら

事例その3:新型コロナウイルスにより多大な影響を受けている子どもたちの今と未来を守りたい

新型コロナウイルスにより多大な影響を受けている子どもたちの今と未来を守りたい。
【支援者】571人
【当初の目標金額】10,000,000円
【実際に集まった支援総額】12,406,095円

プロジェクトを起案したLearning for All は、経済的な理由などで困難を抱える子どもたちへ、学習や居場所の支援を展開しているNPO法人です。

今回は、昨今のコロナ禍で生活に困窮している世帯の子どもたちのために、「本当に必要としているものを送りたい」とプロジェクトを起案。事前アンケートをもとに「生活物資の支給」「保護者の相談支援」「オンライン・オフライン支援」「全国学習支援団体へのノウハウ発信」、これら4つの支援を目的とした寄付を募り、多くの寄付金が集まりました。

このプロジェクトには、Learning for Allの活動拠点と同じ葛飾区在住で、漫画「キャプテン翼」の作者でもある高橋陽一氏が賛同。支援者へ「キャプテン翼の限定ポストカード」を贈るという、異例のリターンが実現しました。

>>『新型コロナウイルスにより多大な影響を受けている子どもたちの今と未来を守りたい』の詳細はこちら

寄付型クラウドファンディングは新しい社会貢献の形

寄付型のクラウドファンディングは、商品やサービスのリターンこそありませんが、起案者と支援者の双方にメリットがあります。上手に活用すれば、社会貢献の大きな支えとなる、高いポテンシャルを持った仕組みと言えそうです。

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