基礎知識

【効果的な対策とは?】クラウドファンディング炎上の 「原因」と「対策」を解説します

クラウドファンディング 炎上
「クラウドファンディングって炎上するんでしょ?」

こんなご意見がよくあります。
実際に炎上している事例もありますが、ほとんどの場合クラウドファンディングを通して知名度や注目が集まり、そのプロジェクト内容などに問題があることが発覚してしまうことで、結果炎上してしまうんです。

そのため「クラウドファンディングだから」炎上したケースはほとんどありません。

それでも、「クラウドファンディングはやってみたいけど、炎上はしたくない」「炎上しないように注意すべきことを知りたい」という方もいますよね。

そこで今回は、クラウドファンディングが炎上する原因から、炎上しないために知っておきたいポイントなどを紹介します。

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実はクラウドファンディングの炎上は少ない!?

まず、実際にクラウドファンディングの炎上はどれくらいの頻度で起こるのでしょうか?

結論から言えば、信頼できる炎上率のようなデータはまだありません。
ですが、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)のプロジェクトは累計6万件ほどあります。
その中で炎上したとされているプロジェクトは数えられる程度です。
それほど炎上する確率は低いんです。

さらにこの後に炎上の原因と対策を解説するので、それを踏まえてクラウドファンディングに取り組めば、炎上する確率は限りなく小さくなるでしょう。

クラウドファンディングはなぜ炎上する?

では、クラウドファンディングが炎上する原因をみていきましょう。

 

炎上とは?

まず、炎上とはネット用語で、インターネット上のコメント欄などにおいて、批判や誹謗中傷などを含む投稿が集中することを言います。

※参照:Wikipedia

つまり、炎上は「バズる」とはことなり、批判や誹謗中傷などのマイナスな印象を抱くコメントなどが多数行われることです。
そのため炎上には何かしら誹謗中傷される原因があります。

 

クラウドファンディングで炎上する原因は?

そこでいくつか炎上したクラウドファンディングの事例を調査してみました。
今回は都合上具体的な事例などは掲載できませんが、以下のような事例が炎上を起こしています。

・自分の利益しか考えていないプロジェクト内容
・支援金の使い道が不明確・不誠実
・虚偽や遅延など、リターンに問題がある
・起案者に問題が発覚

主にこの4つが原因です。

まず、プロジェクト内容が自分の利益だけを求めていると考えられる場合、炎上するケースがあります。
これは支援金の使い道が不明確・不誠実なケースと内容が近いです。
以下に社会的な必要性を訴えたり、共感を呼べるコピーなどで人を集めても、プロジェクト内容が全くその内容にそぐわなかったり、支援金の使い道が適しておらず、炎上したケースが多いです。

またリターンの問題です。
例えば、もともと予想していたよりも支援金が集まり過ぎ、リターンの準備が間に合わず炎上するケースもあります。あるいはもともと発信していた機能がついていなかったり、明らかにもともと掲載していたリターンと内容が異なれば、支援者からしたら許せません。
このようなケースも炎上している事例があります。

さらに、クラウドファンディングとは関係なく、その企業・事業自体に問題があるケースです。クラウドファンディングの会社も随時審査を行っていますが、プロジェクト内容までは確認できても起案者の素性を全て調べることはできません。
そのため支援金が集まったにもかかわらず、計画していたプロジェクトが実施できなくなり炎上するケースもあるんです。

 

どうすれば炎上を防げるのか?

では、どうすれば炎上を防げるのでしょうか?
一言で言えば、「支援者に誠実であること」です。

まずプロジェクト内容が自分の利益だけを求めるものであったり、支援金の使い道が不明確なことは支援者に誠実ではありませんよね。
またリターンに関しても、想定以上にリターンが遅れる、もともと想定していたものとは一部変更されてしまった、などはクラウドファンディングでは決して珍しくはありません。
しかしそこをしっかり活動報告などで支援者に報告し、質問やお問い合わせに対応するなどの誠実な対応を行うことで、同じようなリターン遅延などのケースでも炎上せずにすみます。
そしてその誠実さはクラウドファンディングの期間内だけでなく、前後の期間も徹底しましょう。

このように、支援者が信用できないと判断する要素を作らないように、誠実に取り組めば炎上は十分防げるでしょう。

炎上に隠れた、クラウドファンディングの効果

ここまでクラウドファンディングで炎上する確率や炎上しないためのポイントなどを解説しました。
それでも「クラウドファンディング=炎上」というマイナスイメージが抜けない方も少なからずいますよね。

そこで「クラウドファンディングにはこんなプラスな面もあるんだ」と思える事例を紹介します。

クラウドファンディングだからこそできるソーシャルグッド

まず、クラウドファンディングはただの資金調達方法ではありません。
社会貢献を手軽にできるツールの一つになっています。

個人の方で「なにか社会に貢献できることをしよう!」と思っても、実際にNPOに参加するなどはハードルが高いですし、ボランティアなどは時間の都合もあって難しいですよね。
実は社会貢献することは、現代では難しいことなんです。

そこに対して、クラウドファンディングでは、社会貢献に特化したサービスもあり、様々な社会課題の解決に取り組むNPOなどの団体がプロジェクトを立ち上げています。
そんな社会貢献系のプロジェクトに支援することで、手軽に社会貢献することができるんです。

▼社会貢献の事例に関して詳しくはこちら▼

社会貢献とは?|企業の活動事例や、今すぐ個人でもできる社会貢献を紹介!

クラウドファンディングでピンチを乗り越える

また、昨今の新型コロナの影響で、飲食店などを中心に不景気が訪れています。
その影響で、100年を超える歴史ある老舗すらも、倒産の危機にあっています。
しかし、政府も前人未到のウイルスショックでなかなか支援対策が追いついていません。

そんな中で、クラウドファンディングではコロナサポートサービスなどを行い、このピンチを乗り越えるための資金調達支援を行っています。
そして今はコロナの影響で来店できないファンたちが、クラウドファンディングを通してそのお店を支援できるような仕組みができ、多くの飲食店、実店舗のある業種が救われています。

その他にも、クラウドファンディングの成功を通して、より良い社会にすべくたくさんのプロジェクトが活躍しています。

▼成功事例について詳しくはこちら▼

個人によるクラウドファンディング成功例から学ぶ【成功のコツを解説】

【初めての方必見】クラウドファンディング成功のコツを事例とともにご紹介!

クラウドファンディングで炎上しないために!3つの対策

ここまでで「クラウドファンディングやってみてもいいかも」と思ってくれた方のために、最後にクラウドファンディングで炎上しないための具体的3つの対策を紹介します。

なお、どれも共通で炎上を防ぐ「誠実さ」を表現するための施策ですので、そのつもりで読み進めてください。

 

支援金ではなく「支援者」を集めると自覚しよう

まず、クラウドファンディングでは支援金ではなく、「支援者」を集めると考えましょう。
資金調達なのでどうしても金額に目がいきがちですよね。
ですがクラウドファンディングと他の資金調達との一番の違いは、「出資者が複数いること」です。

出資者が複数いるというのは、大きなメリットです。
一口の金額は小さいにせよ、出資者はすでにこのプロジェクトにお金を支払ってくれた「ファン」です。
これから送られてくるリターンをワクワクしながら待っています。それだけこのプロジェクトに価値を感じているということですよね。

そんなファンですから、今後も新商品や新サービスを発売するとき、新店舗などを展開するときなどにも興味を示し、支援してくれる可能性があります。
その可能性がある人数が多いのは、事業やサービスを展開する上ではかなりメリットですよね。

クラウドファンディングは、資金調達ではありますが、金額ではなく「支援者=ファン」を集めると考えることで、誠実な対応が取れるようになりますよ。

▼クラウドファンディングで失敗しないポイントについてはこちら▼

【クラウドファンディングが集まらない?】失敗しないやり方やポイントを徹底解説!

 

支援金の使い道は明確に

また支援金の使い道は明言しておきましょう。
ただ勘違いしてほしくないのが、自分達の労働分の人件費も入れてはいけない!というわけではありません。
ここで重要なのは、その比率です。

支援金のうち、8割が自分達の人件費や費用だとしたら支援者はどう思うでしょうか?
もちろん不誠実に見えますよね。
これは人件費の中身が不明確だからです。

今回このクラウドファンディングの支援があったおかげで、今までの資金ではできなかったことができるようになるんですよね?
そこをできるだけ細かく、明確に記載しましょう。

「外注費」ではなく、〇〇制作費用、△△作成費用、などできるだけ細かくすることで支援者に明確にどんな使い方をされたのか伝えることができます。

これも支援者に誠実な対応ですよね。

 

できるだけ活動報告を行う

そして最後に、できるだけ高頻度で活動報告を行いましょう。
クラウドファンディングは資金が集まりきってしまうと、どうしても活動報告などを怠ってしまいます。
そうすると、仮にリターンなど支援者に直接関わる問題が起きたときに、どうしても疑惑の目をもたれてしまいます。

活動報告=コミュニケーションになってるんです。
もし長文が厳しければ、それ用のTwitterなどのSNSをつくるなどでもいいでしょう。

活動報告を通して、支援者と誠実なコミュニケーションを取っていきましょう。

クラウドファンディングで炎上しないために!原因と対策|まとめ

今回は、クラウドファンディングで炎上しないために、原因と対策について解説してきました。

クラウドファンディングには、確かに炎上するケースがあります。
しかしそれはかなり低確率で、過去の事例からも原因は明確になっています。

そして炎上対策として重要なのは、「支援者への誠実さ」です。
具体的には、
・支援金ではなく「支援者」を集めると自覚し
・支援金の使い道は明確に
・できるだけ活動報告を行う
この3つを取り入れることで、炎上対策はできます。

この記事で、実際にクラウドファンディングに挑戦したいと思ったら、まずはCAMPFIRE(キャンプファイヤー)を覗いてみてはいかがでしょうか?

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