基礎知識

【自主制作での活用も】「映像・映画」のクラウドファンディング成功事例をご紹介!

クラウドファンディング 映画

「自主制作映画を上映したい!」
「でも資金集めに苦戦していて、撮影が始められない…。」
「コロナ禍で成功させるいい方法はないの?」

昨今レベルの高い映像をこれまでより手軽に制作できるようになり、自主制作で映画を作る人が増えてきました。

メッセージを伝える一つの形として、映画作りをしたいと考えている方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、映画作りに活用できる資金調達の方法として、ぜひ皆さんに活用して欲しい資金の集め方「クラウドファンディング」を紹介します。

「映画を作ってみたいけど、なかなか行動に移せない…」

そんな方の不安を解消する内容なので、ぜひ最後まで確認してくださいね。

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クラウドファンディングを使って映画は作れる?

まず、クラウドファンディングを使って映画は作れるのでしょうか?
結論からいえば、クラウドファンディングで資金を集めることで、自分一人では実現できなかったクオリティの高い映画を作ることができます。

従来の映画制作は、予算が少ないために作品の質に拘れなかったり、集客に失敗して借金を背負ってしまったりと思い通りに進まないケースも多くあります。

しかし、クラウドファンディングを活用すればリスクを最小限にして映画を作れるだけではなく、プロジェクトを通して制作者と観客のマッチングもできてしまうんです!

「クラウドファンディングを使って映画を作れることは分かったけど、まだピンとこない…」

そんな方に向けて、特に注目を集めた映画制作の成功事例を5つ紹介します!

事例のあとには、上手くいくプロジェクトの共通点やコツを紹介するので、最後までご覧ください!

クラウドファンディングを使った映画の成功事例5選

ここからは映画を作るクラウドファンディングで成功したプロジェクトを5つ紹介します。
コロナ禍でのプロジェクトが大半なので、逆境の中どのようにプロジェクトを活用しているかにも注目して、チェックしてみてください。

 

映画『いつくしみふかき』&【映画館】コロナ救済プロジェクト!

コロナウイルスの感染対策のため、多くの映画館が何度も休館に追い込まれています。

そんな中で、映画『いつくしみふかき』は国内外の映画祭を合わせて11個の賞を受賞。
前売り券は13.000枚以上を売り上げ、多くの人が上映を待ち望む作品でした。

しかしコロナの影響で次々と上映が延期、宣伝活動がやり直しに。

このプロジェクトは、「映画館と制作会社は本来共存関係である。映画制作側が出来る事は無いか。」とこの映画を制作した映像会社が立ち上げました。

俳優によって構成されている映像制作会社としての強みが大いに発揮し、映画館も作品も、俳優も救うリターンの工夫が施されているプロジェクトです。

その甲斐もあり、結果は499人もの人が支援し、目標金額300万円に対して、3,449,443円の支援金を集め、成功しました。

プロジェクト詳細はこちら >>

 

若松宏樹監督の新たな挑戦!新感覚SF映画『Hakoniwa』製作応援プロジェクト

お次はアメリカの大学院で監督専攻のMFAを取得した監督が挑む新たなSF映画の制作応援プロジェクトです!

映画『Hakoniwa』は親の愛を感じずに育った青年が、時空間を超え光を求め彷徨う新感覚SF映画作品。

ネグレクト・人との歩み寄り・A.I.搭載アンドロイドなど複合的なテーマがアメリカの文化の元で映像を極めてきた監督によってどのように表現されるのか、多くの人から期待が集まっていました。

『制作過程を見守ろう!』というリターンは、クラウドファンディングが注目され始めるのと同時に出てきた現在トレンドの支援方法です。

支援者を上手く巻き込むリターン設計の甲斐もあり、結果として98人の人が支援、目標金額200万円に対し3,889,000円、なんと倍近くの支援が集まりました。

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大牟田市動物園80周年!ドキュメンタリー映画を製作して動物福祉をもっと伝えたい!

福岡県の最南端にある動物園の80周年を記念し、動物福祉を伝える動物園としての取り組みを記録するドキュメンタリー映画製作のプロジェクト。

「動物福祉」という言葉を皆さんは聞いた事がありますか?福祉と聞くと、「介護」「医療」のような言葉を連想しますが、実は動物福祉とは、動物が精神的・肉体的に充分健康で、幸福であり、環境とも調和していることを意味します。

つまり、動物たちが本当に生活しやすいかどうか、を第一に考えて運営されている動物園、それが大牟田市動物園です。

動物たちを同じ仲間として尊重する取り組みに共感が集まり、295人の人が支援、300万円目標に対して、5,573,500円が集まりました!

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スラム街をエコタウンに!!美術家マゴの挑戦を描いた実録ハリウッド映画

「世界の電子機器の墓場」と言われる場所を知っていますか?それはガーナのスラム街、“アグボグブロシー”のこと。

日本で活動していた画家が単身赴いたその地で、先進国が捨てた電子機器を必死に燃やしながら生きる若者たちの存在を知り、その現状を多くの人に知ってもらうためプロジェクトは立ち上げられました。

何度も現地を訪れながらガスマスクの提供・アート製作を行い、日本での展示で作品の売り上げ1500万円を用いて、「作家本人が死ぬまで無料」が約束された学校を設立。

クラウドファンディングではハリウッドでエミー賞の受賞実績もある監督に制作を依頼。集まった金額が増えるほど長編の映画が作れるとあって、多くの支援につながりました。

現地のゴミを使った作品をリターンに設定することで物理的にゴミを減らす支援ができるという点も、支援者たちからの指示を集めていました。

結果として395人が支援、2,000万円目標のところなんと31,320,781円が集まり、大成功を納めました。

プロジェクト詳細はこちら >>

 

吉本ばなな原作、名古屋オールロケ日韓合作映画プロジェクト!

最後は名古屋のミニシアターの支配人が発起人となり、韓国人女性映画プロデューサーと共に吉本ばなな原作「デッドエンドの思い出」の映画化を名古屋で目指したプロジェクトです。

プロデューサーからの熱烈なオファーを受けた支配人は、原作を読み進めながら、「これは名古屋で創らなければいけない!」と感じるようになりました。

日本ではなかなか実現が難しい「王道青春映画」を作ること、日本と韓国の国の垣根を超えて芸術で繋がること、若手と地域を巻き込むこと。複数のゴールが語られており、自然と引き込まれてしまいます。

これからクラウドファンディングで映画を作ってみたいという方は、ページの書き方をぜひ参考にしてみてください!

プロジェクト詳細はこちら >>

こちらのプロジェクトは306人の支援者を集め、500万円目標に対し7,150,000円が集まりました。

いかがでしたか?映画を作るという同じ目的でありながら、掲げるミッションや用意されたリターンは幅広いことが分かっていただけたと思います。

映画作りにクラウドファンディングを活用する方法

ここまで読んで、「映画を作るための資金調達に活用したい!」と考えた方もいるのではないでしょうか?

ただ、そこで気になるのが「具体的なやり方」ですよね。

ここからは、映画作りに使えるクラウドファンディングの使い方を解説します。

映画作りに使える!クラウドファンディングの仕組み

クラウドファンディングで映画作りを成功するために、まずは仕組みを知っておくことが重要です。

最低限知っておいて欲しいのが、クラウドファンディングの種類と、募集方式です。

今回は、もっともメジャーな種類の「購入型クラウドファンディング」、そして2つある募集方式「All-or-Nothing方式」と「All-in方式」について説明します。

購入型クラウドファンディングは、プロジェクトを立ち上げて支援を募り、支援金の代わりにリターンを用意する形のクラウドファンディングです。

共感できるプロジェクト、魅力的なリターンを探すことが支援者たちの楽しみにもなっています。

募金とは異なり、支援した分に見合うリターンがもらえるので、クラウドファンディングの中でももっともこの種類で挑戦する人が多く、支援金も比較的集まりやすい傾向にあります。

そして、支援金の募集方式が「All-or-Nothing方式」と「All-in方式」の2つです。

All-or-Nothing方式は目標金額達成した場合のみ支援金を受け取れる方式、All-in方式は目標金額を達成せずに終了しても、集まった分だけ支援金を受け取れる方式です。

一見、少しでも支援金が手元に残る「All-in方式」の方が良いように感じる方も多いのですが、実はおすすめは「All-or-Nothing方式」です。

All-or-Nothing方式は支援金が手元に入るハードルが高い分、達成しなかった場合リターンの作成・提供の義務も発生しないため、全くリスクがありません。

それに対し、All-in方式はプロジェクト終了日までの支援金が手に入る分、資金不足でも手数料やリターンの履行義務が発生してしまいます。

クラウドファンディングの募集方式の詳細は下記の記事で紹介しています。

All-or-Nothing方式とAll-in方式の違い – ゼロから始めるクラウドファンディング –

映画作りを始めよう!クラウドファンディングの始め方

ここからは、映画を作るためのクラウドファンディングの始め方を解説します。

今回は国内最大手のCAMPFIRE(キャンプファイヤー)を基に簡単に始め方を解説します。

手順は以下の4ステップです。

・アカウント作り
・プロジェクト作り
・申請
・審査結果

アカウント作り

クラウドファンディングの開始にはアカウントが必要です。
メールアドレスから簡単に会員登録が可能です。

プロジェクト作り

アカウントが開設できたら、さっそくプロジェクトを作りましょう!

『早く始めたい!』と思ってしまうところですが、プロジェクトの必要項目は成功の可否に大きく関わるもっとも重要な部分です。

しっかりと準備期間を設けて作りましょう。必要な項目は以下の9つです。

・タイトル
・概要文
・カテゴリ
・目標金額
・募集期間
・メイン画像・動画
・プロジェクト本文
・リターン
・プロフィール

申請

全ての必要項目を記入し終えると、申請できるようになり、審査が始まります。

ここでは、プロジェクトページに誤字脱字がないか、利用規約に違反する内容が含まれていないかなどがチェックされます。

審査結果

最大5営業日以内に審査の結果が送られてきます。

一度不合格だったとしても、指摘された部分を修正すれば再度申請が可能なので安心してください。

より細かい「クラウドファンディングの始め方」については、下記の記事を参考にしてください。

失敗しないクラウドファンディングの始め方!– ゼロから始めるクラウドファンディング –

「映像・映画」のクラウドファンディング成功事例をご紹介!まとめ

今回は映画の制作にも活用できるクラウドファンディングについて解説しました。

できる限り資金を抑えての映画制作もいいですが、資金を活用することさらに高品質で、一人ではできないクオリティの映画を作成することができます。

そんな映画制作におすすめのクラウドファンディングは、芸術ジャンルでも随一のプロジェクト数を誇るCAMPFIRE(キャンプファイヤー)です。

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)はこれまでに5.4万件以上のプロジェクトが立ち上げられ、560万人以上の支援が集まった国内最大のクラウドファンディングです。

映画を作りたい!という方はもちろん、映画作りを応援したい!、そんな方もCAMPFIRE(キャンプファイヤー)を利用してみてはいかがでしょうか?

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