コラム

コロナ禍を乗り越える!クラウドファンディング活用方法をご紹介!

『コロナ禍で資金繰りに困っている』
『今金融機関からの融資はなかなか見込めない』
『でもまとまった資金が必要…』

そんな悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか?

2020年には、飲食店の倒産が過去最多記録し、その数はなんと780件です。
また2021年も、更なる増加が危惧されています。

引用:飲食店の倒産動向調査|帝国データバンク

もちろんこの状況は飲食業界だけに留まった話ではありません。

そこで少しでも資金を集めるために活用されているのが『クラウドファンディング』です。

クラウドファンディングは、誰でも活用できるサービスで、コロナ禍でもいくつものプロジェクトが資金集めに成功しています。

今回はそんなクラウドファンディングについて、コロナ禍での各社の対応なども解説しつつ、みなさんがクラウドファンディングに挑戦できるよう、やり方なども徹底解説します。

今注目のクラウドファンディングって知ってる?

まず、クラウドファンディングとは、何か解説しておきます。

クラウドファンディングは、『インターネットを介して不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達する仕組み・サービス』のことです。

キャンプファイヤー

資金調達といえば、金融機関からの借入や投資家からの出資がイメージされがちですよね。
この場合、一人(一企業)が高額の出資金を提供することが多いです。
それに対して、クラウドファンディングは、上記の図のように、起案者に対して多数の人が少しずつ支援することができるサービスです。

「デリバリーに挑戦したいけど、お店の売上が厳しくてできない…」
「お店を続けていくためには資金が必要…」

そんな場合に、「応援したい!」「潰れてほしくない!」と思った人が、できる範囲で支援してくれる仕組みです。

クラウドファンディングの特徴

そんなクラウドファンディングの大きな特徴として、以下の3つがあります。

①誰でも挑戦できる手軽さ
②失敗してもリスクが少ない
③来店できない人にもリーチできる

誰でも挑戦できる手軽さ

まず、クラウドファンディングの大きな特徴として、「誰でも挑戦できる手軽さ」があります。

クラウドファンディングは、ネット環境があれば、どこからでも、いつでも、簡単にプロジェクトを発信して支援を募ることができます。

場所も時間も制限がなく、メールアドレスなどの最低限の登録作業を行えば、無料で誰でも挑戦できます。
ほかの資金調達として使用される融資や借入などの場合、ここまで手軽ではありません。
事業計画書などはあります。
この手軽さが、クラウドファンディングの大きな特徴の1つです。

失敗してもリスクが少ない

次に、「失敗してもリスクが少ない」のも特徴です。

クラウドファンディングのプロジェクトには複数の種類があります。
代表的なのは以下の2つです。

・All-or-Nothing 方式
・All-in 方式

中でも、All-or-Nothing方式を利用する場合は、プロジェクトの支援金額が目標に達成して初めて、手数料などがかかる仕組みです。

「チャレンジするだけでどうせ手数料かかるんでしょ?」

と思ってる方は、All-or-Nothing方式を使えば、失敗した場合は手数料がかかりません。
失敗のリスクを重視するのであれば、All-or-Nothing方式を利用しましょう。

そんなリスクを抑えられる点も、今コロナ禍でクラウドファンディングが注目されている大きな特徴です。

募集方式の違いは、下記の記事でも説明しているのでご参考ください。

All-or-Nothing方式とAll-in方式の違い – ゼロから始めるクラウドファンディング –

来店できない人にもリーチできる

そして3つ目の大きな特徴として、「来店できない人にもリーチできる」と言うモノがあります。

今コロナの影響で来店できない方はもちろん、今までお店を知らなかった方でも、コロナが落ち着いたら来店したいと、応援してくれるパターンが多数あります。

特にSNSなども連携させて情報発信すれば、今までのファンだけでなく、新しいファンを作れるかもしれません。
今すぐの資金調達だけでなく、長期的な経営面から見ても、大きなメリットですよね。

以上3つが、クラウドファンディングの大きな特徴です。

コロナ禍のクラウドファンディング各社の対応一覧

ここからは、そんなクラウドファンディングサービスを行う各社の、コロナ禍の対応をみていきましょう。

参考:クラウドファンディング各社、手数料下げ 緊急事態で|日経新聞

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)では、コロナウイルスの影響を考慮して、以下のキャンペーンを行っています。

2021年4月26日(月)〜2021年5月31日(月)13:59:59までにフォームからエントリーし、2021年6月15日(火)13:59:59までに初回申請を行い、2021年6月30日(水)13:59:59までに公開したAll-InおよびAll-or-Nothing方式のプロジェクトについて、サービス手数料が通常12%→0%、決済手数料が通常5%のみでクラウドファンディング実施が可能となります。

キャンプファイヤー コロナプログラムキャンプファイヤー コロナプログラム

サービス手数料が、通常12%のところ0%になっており、実質決済手数料の5%のみの手数料で、利用することができます。

こちらのサポートを受ける条件は、以下の6つです。

・飲食店・生産者・飲食関連サービス・宿泊施設・観光業・レジャー施設の業種であること
・新型コロナの影響で経営・生産に大幅な支障をきたした事業者であること
・新型コロナの影響を受けた、上記の業種の事業者を支援する活動であること
・2021年4月26日(月)17:00:00以降にエントリーされた事業者が対象
・経済的損害や支援先の妥当性を客観的かつ具体的に証明できる情報の提出があること
・プロジェクト内容が公序良俗に反しないこと

クラウドファンディングを利用したい方で、上記に該当する方は、以下のリンクからエントリーだけでもしておきましょう!

新型コロナウイルスサポートプログラム|CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

READYFOR(レディーフォー)

『READYFOR(レディーフォー)』では、「新型コロナウイルスの飲食店応援プログラム」を行っています。
通常、サービス手数料7%+決済手数料5%でしたが、今回のキャンペーンでは、決済手数料5%のみで利用可能になります。

利用条件は以下の2つ。

・2021年4月現在、開業済の飲食店であること
・まだREADYFORで公開されていないプロジェクト

また、提携機関・パートナーからのご紹介フォームで立ち上げたプロジェクトは対象外です。加えて、上記申し込み要件を満たしている場合でも、審査の結果、本プログラムを適用できない場合があるので、注意しましょう。

なお、お申し込みは2021年5月11日(火)までなので、気になる方はお見逃しなく!

https://covid19.readyfor.jp/restaurant

MOTION GALLERY

『MOTION GALLERY』では、託された思いを手数料8%で応援するキャンペーン『PAY IT FORWARD』をスタートしています。

こちらは通常の手数料10%から8%へとディスカウントするキャンペーンで、4月から12月31日までの8ヶ月間です。

こちらのキャンペーンを受ける条件は、以下の3つ。

・「プロジェクトを始める」から掲載のお申込みを頂いたプロジェクト
・過去にプロジェクトを実施したプレゼンターによる紹介・推薦がある
・下記リンク先の「クラウドファンディングページでの記載事項」に対応するプロジェクト

https://motion-gallery.net/blog/PAYITFORWARD

こちらは、コロナ禍と言うのがきっかけではありますが、プロジェクトのカテゴリーやコロナ被害の有無などによる審査はないので、「直接コロナの影響化は微妙…」と考えている方でも、心置きなく利用できます。

コロナ禍でもクラウドファンディングで本当に資金は集まる?

「確かに手数料は安くなってるけど、本当に資金は集まるの?」

初めてクラウドファンディングを知った方は、こんな疑問もありますよね。
そこで、コロナを乗り越えるために立ち上げられたプロジェクトの結果をみていきましょう。

コロナ禍のクラウドファンディング活用事例

今回は6つの具体例を紹介していきます。

慶應義塾大学の学生食堂

創業83年の慶應大学で経営されている食堂「山食」です。

新型コロナウイルスの感染拡大によって、売上が昨年と比べて激減し、山食の存続が厳しい状態になっていました。そこで最後の頼みの綱として、クラウドファンディングに挑戦しています。

結果は目標金額の5,000,000円の約8.6倍、43,232,000円を集めています。
また、支援者数はなんと4109人に上ります。
歴史あるからこそ、応援したいという支援者が集まり、目標金額を大幅に上回る結果になりました。

https://camp-fire.jp/projects/view/359922

クラウドファンディングで飛騨牛“困窮”のピンチをチャンスに!

次に、岐阜県を代表する食材「飛騨牛」を救うべく、立ち上げられたプロジェクトです。

こちらのプロジェクトは単独の立案者ではなく、「飛騨牛」を救済すべく立ち上がった『JAひだ』『十六銀行』『飛騨信用組合の金融機関』『ネット通販・ECコンサルティング会社』『畜産農家』『精肉店』など、様々な立場の人間が、同じ想いで集結したのが特徴です。
結果はなんと、支援者1万人を超え 、資金1億1,000万円を集めました。
当初の目標金額1,000万円をはるかに凌ぐ快挙を、ゴールデンウイークを含むたったの12日間で達成しました。

こちらはその成功の裏側なども紹介したインタビューページなので、気になる方は合わせてご覧ください。

クラウドファンディングで飛騨牛“困窮”のピンチをチャンスに! ―1万人の支援と1億1,000万円を集めたプロジェクトの全貌に迫る―

ノースサファリサッポロ

北海道で初めてのふれあい体験型動物園『ノースサファリサッポロ』は、開園15年以来の経営難に直面していました。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言により、施設運営の要となるGWも臨時休園となってしまったのです。

そこで、クラウドファンディングを通して存続のための支援金を募ったところ、目標金額25,000,000円に対して、約1.5倍の39,017,811円もの金額が集まりました。
支援者数はなんと5733人。

支援金が集まっただけでなく、その活動が注目を集め、テレビや様々なネットメディアでも取り上げられました。

https://camp-fire.jp/projects/view/276211

「東京タワー」が挑戦したクラウドファンディングの全貌

実はあの東京のシンボルマーク「東京タワー」が、クラウドファンディングに挑戦したのを知っていますか?

昨今の新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、東京タワーの展望台来場者数も、激減しています。その減少率は約80%と、まさかの1/5の来場者数になっています。

そこで、「何とかして東京タワーを守り抜きたい」という想いを胸に、2020年10月から、クラウドファンディングを開始しました。

結果は、目標額30,000,000円に対して、約1.5倍の43,200,570円の資金調達を達成しています。
特に以下のページでは、この挑戦の裏側や全貌をインタビューしていますので、気になる方は合わせてご覧ください。

コロナ禍で大ピンチ。それでも日本を明るく照らし続ける「東京タワー」が挑戦したクラウドファンディングの全貌

高崎 club FLEEZ

群馬県高崎市の中心地に構えるライブハウス「高崎clubFLEEZ(タカサキ クラブ フリーズ)」も、店舗維持・運営継続も難しくなり、クラウドファンディングに挑戦しています。
「NO LIVE NO LIFE」というコンセプト通り、地元の多くの音楽ファンから応援され、無事に資金調達に成功しています。

結果は、支援者数が1249人、目標金額5,000,000円に対して、1.5倍の7,289,529円が集まっています。

https://camp-fire.jp/projects/view/313781

札幌交響楽団に救いの手を!『ともに生きよう』プロジェクト

札幌を拠点とする札幌交響楽団(札響)は、新型コロナウイルスの影響を受け、運営が困難な状況にありました。
そこで、同じく北海道で活躍するエンターテインメント企業「CREATIVE OFFICE CUE」が立ち上がり、コロナ禍で生まれた「ともに生きよう」という楽曲を通じて、札響存続のための支援プロジェクトを立ち上げました。

結果は、目標金額5,000,000円に対してなんと4倍の20,011,046円を集め、キャンプファイヤーの2020年特別賞にも選ばれています。

この成功の全貌は、以下のページでインタビューしていますので、こちらも合わせてご覧ください。

札幌交響楽団に救いの手を!「ともに生きよう」プロジェクトが切り開いたエンターテインメントへの希望

以上のように、コロナ禍でも目標金額に達しているプロジェクトは多数あります。

コロナ禍でクラウドファンディングに挑戦する方法

ここからは、いよいよクラウドファンディングに挑戦する方法を紹介します。
今回は国内でも最大手で、コロナ禍でも多数のプロジェクトがたてられている『CAMPFIRE(キャンプファイヤー)』を紹介します。

まずは、以下のページから『プロジェクトを作る』を選択します。

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)公式HPへ

まだ迷っている方などは登録して、お気軽にお問い合わせしてみてはいかがでしょうか?

コロナ禍を乗り越えるクラウドファンディング まとめ

今回は、このコロナを乗り越えようと頑張る皆さんに、少しでも活用してもらえるよう、クラウドファンディングを紹介しました。

このメディア『BAMP』を運営するCAMPFIRE(キャンプファイヤー)は、先述した通り、『新型コロナウイルスサポートプログラム』を行っています。

2021年5月2日現在で、CAMPFIRE(キャンプファイヤー)のコロナ関連プロジェクトには、『108.0億円』支援されています。

今資金に困っているそこのあなた。

「誰でも」「いつでも」「どこからでも」始められて、「失敗リスクもほとんどない」クラウドファンディングにチャレンジしてみませんか?

是非このチャンスを見逃さず、一緒にコロナを乗り越えましょう。

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)公式HPはこちら >>

新型コロナウイルス(COVID-19)サポートプログラムをご希望の方はこちら >>

BAMP

クラウドファンディングに関するナレッジや話題のプロジェクト、挑戦者のストーリーをなど紹介しています。

同じカテゴリーの記事

more

同じタグの一覧

more