基礎知識

新型コロナウイルスに関するクラウドファンディング各社の取り組みと事例をご紹介

今、新型コロナウイルスの影響を受けた事業者や団体などを、クラウドファンディングで支援する動きが活発化しています。ここでは、クラウドファンディング各社が行っているコロナウイルス関連の取り組みを、事例を交えながら詳しくご紹介します。

新型コロナウイルスの影響を受けた事業者をクラウドファンディングで支援

新型コロナウイルス感染拡大という未曽有の事態を受け、さまざまな分野の事業者や団体が受けた打撃は計り知れません。

そんな、今後の見通しを立てるのも困難な状況下で、新しい資金調達の方法として注目を集めるクラウドファンディング各社が、この流れにいち早く対応。それぞれに、コロナウイルスに対する取り組みを打ち出しました。

現在、コロナウイルスに立ち向かうさまざまなプロジェクトが起案され、支援の輪も広がりつつあります。

クラウドファンディング各社の取り組み

日本の代表的なクラウドファンディング運営会社の、それぞれの取り組みを見てみましょう。

CAMPFIRE

CAMPFIREが立ち上げたのは、「新型コロナウイルスサポートプログラム」。

コロナウイルスの影響で、活動や事業継続が困難となった個人や団体を対象に、サービス手数料なし、決済手数料5%のみで支援金を受け取れるよう支援を開始しました。KDDI株式会社の協力も受け、期間限定で決済手数料も無料となる取り組みも行っています。

プログラム利用者のジャンルは幅広く、飲食店・食品、地域・観光、音楽・芸術、スポーツ・ポップカルチャー、さらにものづくり・ビジネスと、多岐にわたります。

>>CAMPFIRE「新型コロナウイルスサポートプログラム」の詳細はこちら

READYFOR

READYFORが取り組んだのは「新型コロナウイルスによる中止イベント支援プログラム」。

コロナウイルスの影響でイベントの中止や延期を余儀なくされた主催者の方々が、損失金の補填のために起案したプロジェクトに対して、サービス手数料なし、決済手数料5%のみで支援金を受け取れるよう支援しました。

MotionGallery

MotionGalleryは「新型コロナウイルスに起因する、イベント中止・延期・代替開催及び、損害を受けた興行場・飲食店・宿泊施設等の支援プログラム」を実施。

その名のとおり、コロナウイルスの打撃を受けたさまざまな事業を対象としたプログラムです。

起案プロジェクトで集まった支援金は、目標金額に達していなくても受け取れる「All-In形式」を適用し、サービス手数料なし、決済手数料も5%のみとしています。

注目を集めるCAMPFIREの「新型コロナウイルスサポートプログラム」

CAMPFIREコロナウイルスサポートプログラム
各社取り組みの中でも利用者がもっとも多いのが、先ほどご紹介したCAMPFIREの「新型コロナウイルスサポートプログラム」です。

プログラムの特徴

支援金振込時にかかるサービス手数料、決済手数料は、すべて無料。コロナウイルスの影響で大きな打撃を受けた事業者や、それを支援する活動を対象とし、クラウドファンディングを通してサポートするプログラムです。

クラウドファンディングに初めて挑戦する方にも分かりやすい仕組みに加え、1プロジェクト1担当者で安心のサポート体制。

また、プロジェクトを公開する前の審査を必要最低限に絞り、スピーディーに開始できるのも、CAMPFIREならではの特徴です。

プログラムの概要

手数料無料の適用総額は最大2億円を上限とし、エントリー期間は2020年10月9日から2020年11月10日まで。初回申請を2020年12月10日の午前中、プロジェクト公開を2021年1月8日の午前中までに終えておく必要があります。

公開後、2021年3月21日までに終了したAll-InおよびAll-or-Nothing方式のプロジェクトに対して、手数料無料が適用される仕組みです。

その他、プログラムの適用資格や対象のサービスについては「新型コロナウイルスサポートプログラム」特設ページをご覧ください。
※プログラムの内容は2020年10月時点のものです
>>「新型コロナウイルスサポートプログラム」の詳細はこちら

CAMPFIRE「新型コロナウイルスサポートプログラム」を活用した成功事例

では実際に、このプログラムを利用して目標を達成した3つの事例を見てみましょう。

事例1:コロナ禍で行き場を失った10トン超のアンガス牛のL&Tボーンを皆様にお届けしたい

コロナ禍で行き場を失った10トン超のアンガス牛のL&Tボーンを皆様にお届けしたい
【支援者】2,233人
【当初の目標金額】3,500,000円
【実際に集まった支援総額】18,083,490円

プロジェクトを起案した久松商店は、昭和25年創業の食肉卸業を営んでいる会社。コロナウイルスの影響で、卸先のホテルやレストランは、軒並み自粛対応を強いられました。

春からオリンピックまでを見越して買い付けた、10トンあまりの牛肉が廃棄処分となることを危惧した同店は、クラウドファンディングを起案。

レストランやホテルで食べられるような上質の牛肉を家庭に届けようという試みが、自粛で外食を控えていた人々の心をつかみ、プロジェクトは目標を上回る大成功を収めました。

>>『コロナ禍で行き場を失った10トン超のアンガス牛のL&Tボーンを皆様にお届けしたい』の詳細はこちら

事例2:新型コロナウイルスに負けない!つくばの生活関連サービス応援プロジェクト

新型コロナウイルスに負けない!つくばの生活関連サービス応援プロジェクト
【支援者】1,516人
【当初の目標金額】3,000,000円
【実際に集まった支援総額】74,567,500円

つくば市事業者応援チケット実行委員会が、コロナウイルスの影響を受けている同市生活関連サービス事業者の方々の支援を目的に、プロジェクトをスタート。料金の2割を上乗せした支援店舗共通で使えるチケットが大きな話題となりました。

プロジェクトは、達成率2,485%という予想を上回る結果に。これまで地域を盛り上げてきた馴染みの店舗をみんなで助けようというコンセプトが、地元住民の心をつかんだ一例です。

>>『新型コロナウイルスに負けない!つくばの生活関連サービス応援プロジェクト』の詳細はこちら

事例3:【WACK TOUR 2020 (BiSH他)】出来なかったライブをリベンジ!

【WACK TOUR 2020 (BiSH他)】出来なかったライブをリベンジ!
【支援者】5,551人
【当初の目標金額】5,000,000円
【実際に集まった支援総額】58,579,781円

人気バンドBISHが所属する音楽事務所WACKは、コロナウイルスの影響で、予定していた2020年ツアー計6公演を中止。YouTube配信など無観客ライブを検討するも、あくまでもライブにこだわりたいという思いから、新たなライブに向けたクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。

オリジナルのアパレルやライブでの最前列チケットなど特別感あふれるリターンと、代表自らがクラウドファンディング実施にいたる本音をまっすぐに訴えたことで、多くのファンの心をつかむ結果となりました。

>>『【WACK TOUR 2020 (BiSH他)】出来なかったライブをリベンジ!』の詳細はこちら

クラウドファンディングでコロナウイルスの危機を乗り越えよう!

クラウドファンディング各社は、コロナウイルス関連のさまざまな支援プログラムを打ち出しています。コロナウイルスの影響で事業や活動継続にお悩みを抱える方は、クラウドファンディングを利用してみるのもひとつの方法です。

日本最大級のクラウドファンディング「CAMPFIRE」は、新型コロナウイルスサポートプログラムをとおして、さまざまなジャンルのプロジェクトを支援しています。安心のシステムでご利用いただけますので、お気軽にご相談ください。

>>>「CAMPFIREコロナサポートプログラム」のプロジェクトをもっと見る

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