最近よく耳にする「ソーシャルグッド」という言葉。ソーシャルグッドな概念は、企業経営においても注目されていますが、今や一般の方にとっても、関心が高い分野ではないでしょうか。ここでは、ソーシャルグッドについて詳しく解説しながら、一般の方でも気軽に参加できる、ソーシャルグッドなクラウドファンディングプロジェクトをご紹介します。
ソーシャルグッドとは?
ソーシャルグッドとは、環境問題や社会の問題ごとに対して、一石を投じるような活動や製品、貢献度の高いサービスなどを総称した言葉です。2010年ごろから、頻繁に耳にするようになりました。
企業経営にも高まるソーシャルグッドな概念
そもそも企業においては早くから、企業の社会的責任=CSR(Corporate Social Responsibility)が問われ始めていました。これは、高度経済成長の負の遺産とも呼べる、四大公害の教訓から生まれた概念です。
ソーシャルグッドな考え方が社会において新しいスタンダードとなる中で、このCSRにとどまらず、ソーシャルグッドに取り組む事業部を設ける企業も出現。ソーシャルグッドな事業、いわゆるCSV(Creating Shared Value)の概念です。こういったソーシャルグッドの概念は、企業の中でますます重要視されていく傾向にあります。
一般の人が気軽に参加できるソーシャルグッドな活動
企業がソーシャルグッド事業を展開する一方で、一般の人の間でも、ソーシャルグッドな活動は始まっています。そのひとつの方法として利用者が増えているのが、活動資金が調達できる、クラウドファンディングです。
日本最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」では、2019年に、ソーシャルグッド領域に特化したクラウドファンディングサービス「GoodMorning」を開始。
クラウドファンディングは、起案者はもちろん、支援者も支援を通して活動に参加できることから、ソーシャルグッドな活動に気軽に取り組める場として、とても注目を集めています。
ソーシャルグッド領域に特化したクラウドファンディングサービス「GoodMorning」
GoodMorningは、「誰もが社会変革の担い手になれる舞台をつくる」をミッションに掲げ立ち上げられた、ソーシャルグッド領域に特化したクラウドファンディングサービス。ソーシャルグッド専任のプランナーが、プロジェクトの作成からしっかりとサポートしてくれるので、任意団体だけでなく、個人でもプロジェクトを起案できます。
クラウドファンディングの種類は、「購入型」「寄付型」、さらに継続的な月額支援を募る「マンスリーサポーター」と選択が可能。プロジェクトは公開と同時に、CAMPFIREのソーシャルグッドカテゴリーにも掲載されます。
「誰の痛みも無視されない社会」を目指し、個人の問題も社会の問題として捉え解決に導いていけるよう、クラウドファンディングを通してサポートしています。
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ソーシャルグッドなクラウドファンディング事例をご紹介
それではここで、GoodMorningに掲載されているプロジェクトの事例を、いくつかご紹介します。
【新型コロナ】住まいや収入を失った人を支えたい!年末年始の緊急支援プロジェクト
NPO法人もやいは、生活に困っている方の相談、支援、賃貸の連帯保証や緊急連絡先の提供、不動産仲介、居場所づくり等の活動を2001年から続けている団体。今回は、コロナ禍で生活が困窮している相談者の支援のために、プロジェクトを起案しました。
活動内容は、相談窓口である役所が閉庁してしまう年末年始に相談受付を実施し、食べ物や住まいがない人へ、緊急の食料品や宿泊の支援を行うというもの。
このプロジェクトに寄せられた支援金は、シェルターやそれ以外の宿泊施設の運営費・支援物資購入・感染症対策・人員体制の諸経費に使われ、支援者へは、寄附控除に使える領収書を発行しています。
>>「【新型コロナ】住まいや収入を失った人を支えたい!年末年始の緊急支援プロジェクト」の詳細はこちらから
埼玉県狭山市の無料塾で中高生がより快適に学べる場を提供したい!
狭山よつば塾は、「自分を好きな自分になる」をコンセプトに、令和元年5月にスタートした無料塾です。
テストのための勉強や、やらされる勉強への嫌悪感を払拭し、知らなかったことを知れる、できなかったことができるようになるという経験が持てる、新しい学びのスタイルを提供。その学びを通して、たとえ困難が降りかかっても、「自分なら乗り越えられる」と信じて立ち向かえる力の育成を目指します。
今回のクラウドファンディングで集まった支援金は、会場使用料やテキスト費用、広告宣伝やHP制作費などに使用。新しい学びのスタイルや、今の社会を生き抜く人材育成に期待が高まります。
>>「埼玉県狭山市の無料塾で中高生がより快適に学べる場を提供したい!」の詳細はこちらから
『がんばろう!人吉球磨 コロナや水害には負けんばい』【人吉新聞】
人吉新聞は、人吉・球磨地方で60年以上にわたり新聞を発刊している新聞社です。
令和2年7月に発生した豪雨により、未曾有の被害が出た人吉球磨地方。情報が錯綜し被災者の不安がつのる中、信頼できる情報を伝えようと、避難所への新聞無料配布を発災直後から行っています。
今回立ち上げたクラウドファンディングでは、避難所へ配布している新聞を仮設住宅へも配布。新聞には、応援メッセージや、被災した商店街を盛り上げるための広告を掲載し、さらには、それらの復興活動を全国に伝える特設サイトの開設を目指します。
支援者には、紙面・特設サイトへのお名前、応援メッセージ等の掲載や、被災地商店街で購入したお茶セット等のリターンを準備。多くの被災者たちの復興を支える架け橋となるべく、活動に奮闘しています。
>>「『がんばろう!人吉球磨 コロナや水害には負けんばい』【人吉新聞】」の詳細はこちらから
豊橋発! 子どもたちの未来を考える読み聞かせ写真集『豊橋絶滅動物園』を作りたい!
2010年より活動がスタートした「絶滅動物園プロジェクト」は、動物園で子どもたちに人気の動物たちのほとんどが、“絶滅危惧種”であるという事実に着目。子どもたちにも関心が持てる動物たちを題材にしながら、地球環境の現状を知り、未来について考えるきっかけとなる写真集「東山絶滅動物園」「上野絶滅動物園」を発行しました。
写真集は、各動物園でみられる絶滅危惧動物たちの写真とともに、その動物がなぜ減少しているのかを記載。お子さんに読み聞かせながら、親子でご覧いただける内容です。
今回のクラウドファンディングは、その第3弾となる写真集「豊橋絶滅動物園写真集」の制作を目標に、「豊橋絶滅動物園」制作委員会により起案されました。プロジェクトの展望は写真集の発行にとどまらず、動物が抱える諸問題を社会問題として、企業活動や動物園の支援、最終的にはまち全体で地球のことを考えられるような枠組みを目指します。
>>「豊橋発! 子どもたちの未来を考える読み聞かせ写真集『豊橋絶滅動物園』を作りたい!」の詳細はこちらから
地震の多い母国のネパールに安心・安全な避難所を建設し日本の防災ノウハウを広めたい
2015年4月、ネパールでは人口の30%が被災する大震災が発生し、約9000人もの方が亡くなりました。
Sakura Hall Project代表のサントス氏は、日本の防災対策を学ぶ中で、避難所に使われる体育館に着目。ネパールにも、被災した際に安全に非難ができる体育館を作りたいと、今回のクラウドファンディングプロジェクトを起案しました。支援金から作られる体育館の名前は、日本との友好の気持ちを込めて、「SAKURA HALL」と名づける予定です。
日本と同じ地震国でありながら、ネパールの防災意識はとても低いとサントス氏は言います。災害が起こったときには避難をする。そんな意識も持っていなかった人々にとって、このSAKURA HALLの存在は、防災意識を芽生えさせる大きな一歩となることでしょう。
>>「地震の多い母国のネパールに安心・安全な避難所を建設し日本の防災ノウハウを広めたい」の詳細はこちらから
ソーシャルグッドな活動を支援するならGoodMorningで!
クラウドファンディングを支援する利点は、支援をすることで、その活動の一端を担えること。ソーシャルグッド領域のクラウドファンディングは、そういった活動に参加したい方にとって、気軽に取り組める方法としてもおすすめです。
CAMPFIREグループのクラウドファンディングサービス「GoodMorning」では、ソーシャルグッドに特化したプロジェクトが数多く公開されています。あなたの心に響くプロジェクトが、きっと見つかるはずです。
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