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【フードロス対策】おいしく食品ロス削減に貢献できるサイト10選!

【フードロス対策】おいしく食品ロス削減に貢献できるサイト10選!

「今注目されている食品ロスについてもっと知りたい!」
「自分には何ができるだろう?」
「少しでも貢献できることも知りたい」

「食品ロス・フードロス」という言葉を耳にする機会も増える昨今。
実際に問題なことはわかるけど、何が原因で、どう解決していけばいいのか?
明確にわかる人はあまりいませんよね。

そこで、今回は「食品ロス・フードロス」について、学べて、問題解決にも貢献できるサイトをまとめました。
少しでも興味がある方は、ぜひ最後まで目を通してください。

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食品ロス(フードロス)とは?

まず、本題に入る前に、食品ロス(フードロス)について少しだけ解説しておきます。
『もう「食品ロス・フードロス」について熟知しているよ!』という方は、以下のリンクから、今回の記事テーマである「食品ロス削減に貢献できるサイトまとめ」まで進めてください。

食品ロス関連のサイト紹介までスキップ >>

食品ロスは何が問題なの?

まず、そもそも食品ロスは何が問題なのでしょうか?

結論から言えば、『世界中に食べ物が足らなくて飢えに苦しむ人がいるのに、食べれる食品を廃棄していること』が問題です。

2019年時点で、世界には約6億9000万人が飢餓に陥っていることが明らかになりました。
中でも栄養不良の人口が最も多いのは、なんと日本も含まれるアジア圏で、3億8100万人です。

一方、割合でみると、世界中で飢餓に苦しむ人々は、世界全体の人口割合の約8.9%。
約11人に一人は飢餓に苦しんでいることになります。
現在この割合は増加していませんが、世界全体の人口が増加傾向のため、絶対数自体は増えているんです。

(参考:飢餓と栄養不良の増加傾向続く、2030年までに飢餓ゼロの達成が危うい状況に=国連報告書

この「飢餓問題」がある一方で、先進国を中心に、まだ食べられる食品が廃棄されている環境があります。

このギャップが、「食品ロス」が社会的に大きな問題となっている理由です。

日本の食品ロスはどれくらい問題なの?

次に、具体的にどれくらいの食べ物が捨てられてるのか?みていきましょう。

消費者庁の調査によると、日本の食品廃棄物は年間2,550万トン。
このうち、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス」は612万トンと言われています。
(参考:食品ロスについて知る・学ぶ|消費者庁

もう少しイメージしやすくすると、毎日大型トラック(10トン車)約1,700台分の『まだ食べれる食べ物』が、廃棄されているんです。

食品ロスは何が原因なの?

この食品ロス問題の最大の原因は『多くの人がこの問題を自覚できていない、向き合えていないこと』だと言われています。

日本では小売店などでは、賞味期限を過ぎた商品は廃棄され、飲食店でも失敗した料理や食べかけの料理はもちろん廃棄、家庭内でも毎日生ゴミは出ますよね。

しかしこれは何も、悪意があって捨てているわけではありません。

販売会社・飲食店からすれば品質上問題を起こすわけにいかないので、仕方ありません。

ただこの意識のギャップが、食品廃棄問題の大きな原因だと言われています。

なお、食品ロスについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参照してください。

食品廃棄(食品ロス)問題とは?〜本当の原因と今できる対策〜

食品ロスについて知りたい方向け!サイト3選

改めて、ここから食品ロス・フードロスについて、最新情報を掲載していたり、問題解決に貢献できるようなサイトを紹介していきます。

まずは最新情報など、フードロス関連の情報を発信しているサイトを紹介していきます。

特に日本での最新情報や取り組みなどを知りたい方、これからビジネスなどをお考えの方は、以下のサイトをチェックしましょう。

 

環境省

まず、環境省で運用されているポータルサイトです。

サイト:食品ロスポータルサイト 食べ物を捨てない社会へ|環境省

食品ロス専門で最新情報を発信しているのはもちろん、食品ロス問題の原因である「自覚のなさ」を改善するために、コンテストやオンラインセミナーなど、様々な施策を行っています。

それぞれ、消費者・自治体・事業者など立場に合わせて情報が整理されており、あなたがどの立場の方でも、食品ロスについて学べる、向き合えるよう工夫がされています。

サイト自体もとてもポップなので、気軽に覗いてみてください。

 

農林水産省

次に、農林水産省です。
こちらも最新情報の発信や、意識改革を狙ってサイトを運用しています。

サイト:NO-FOODLOSS PROJECT|農林水産省

特に特徴的なのが、食品ロス削減国民運動のロゴマーク「ろすのん」を作成している点です。
フードチェーン全体で「食品ロス」に取り組んでいくために、食品ロス削減に取り組む方なら、申請すれば誰でも利用できる仕組みで、多くの飲食店やフード業界の企業が、取り組んでいる証拠に使っています。
フードチェーン・食品関係企業の取り組みをしっかり見える化することで、「食品ロス」に取り組むことへの意識向上を行っています。

他にも、映画とのタイアップなども行っており、幅広い情報発信を行っています。

 

消費者庁

最後に、消費者庁です。

サイト:めざせ!食品ロス・ゼロ|消費者庁

消費者庁では、「賞味期限があくまで廃棄の目安ではなく、味の目安であること」を発信するべく、「おいしいめやす」という愛称を活用して、普及啓発キャンペーンなどを行っています。

他にもTwitterなどを活用して、情報発信を行ったり、有名人の冨永愛さんなどを起用した動画などを発信しています。

農林水産省の「ろすのん」なども活用して情報発信しているので、覗いてみてください。

食品ロス削減に貢献したい向け!サイト10選

ここまでは、食品ロスについて学べるサイトを紹介してきました。

「確かに問題なのは分かったし、原因もわかるけど、今自分は何ができる?」
「少しでも貢献できる方法が知りたい!」

そんな方のために、実際に利用することで、食品ロス削減に貢献できるサイトも紹介します。
ほとんどが、経済的にお得だったり、メリットがある上、食品ロスに貢献できるモノばかりなので、興味があるサイトにはどんどん遊びに行ってみましょう!

TABETE(タベテ)

サービス内容

『TABETE』は、まだおいしく安全に食べられるのに、店頭では売り切るのが難しい食品・食事を、お得に「レスキュー(購入)」できるフードシェアリングサービスです。

操作はアプリなので簡単で、消費者は近くの店舗の商品を検索し、いつもなら少し手が出ない価格帯の料理を、格安でお得に楽しめます。
そして結果的に、「食品ロス」の削減にも貢献できる、利用するだけで食品ロスに貢献できるサービスです。

サイト

TABETE公式サイト

No Food Loss(ノーフードロス)

サービス内容

『No Food Loss』は、食品ロス対策アプリとして誕生したサービスです。

登録されている小売店の、賞味期限・消費期限が直近の食品を割安で購入できるというアプリです。
賞味期限が近い商品が登録され、普段の半額程度で購入できるサービスです。
消費者はお得に食品を買うことができ、なにより食品ロス削減につながります。

全国のコンビニエンスストア「ポプラ」や、病院の売店など、様々な店舗で利用でき、現在も登録店舗拡大中です。

サイト

No Food Loss(ノーフードロス)公式サイト

Otameshi(オタメシ)

サービス内容

『Otameshi』は、お手頃価格でいい商品を買えて、ちょっぴり社会貢献もできる特別なお買い物サイトです。

食品ロスにとどまらず、衣類の廃棄や商品自体の過剰破棄という社会問題の削減のために作られたサービスで、「商品ロス」を解決すべき課題として、展開しています。

品質には問題ないけれど、ビジネス上仕方なく廃棄されてしまう「ワケアリ食品・商品」を、メーカーから格安で買い取りし、お手頃価格で販売しています。
消費者は通常よりもお得に購入できて、利用すればするほど商品ロス削減になり、社会貢献活動への取り組みにもなっているサービスです。

サイト

Otameshi公式サイト

サンプル百貨店

サービス内容

『サンプル百貨店』は、トライアルセットなどのいわゆるサンプル品を「興味がある」「試してみたい」という方に提供しているサイト・サービスです。
食品系のサンプル品も実は食品ロス問題の一つになっています。
サンプル品は、実際に希望してくれるユーザーが見つからない場合はそのまま廃棄されてしまいます。

中には「無料」でお試しいただける商品も!
費用としてはサービス利用料だけで、応募回数に制限もないので、定額で使い放題です。

お得だし、食品ロスも削減できるし、新商品などに出会える可能性もあるので、ぜひチェックしてみてください。

サイト

サンプル百貨店公式サイト

Let(レット)

サービス内容

『Let(レット)』は、余った在庫、型落ち品、規格外品、見切り品、B級品、展示品、新古品など、いわゆる「訳あり品」を売買できるマーケットアプリです。
世の中の「もったいない」を活用して消費者にはお得に利用できる仕組みを作り、食品ロスや商品ロスの削減に貢献しています。

消費者の方には、もちろん訳あり品といっても、品質には全く問題ないものばかり。
また、特に訳あり品を現在廃棄している販売者側も、Letを使って簡単に販売できるので、売上にも貢献します!

無料で利用でき、消費者も販売者も利用するだけで、食品ロス・商品ロス削減につながるので、まずは試しに覗いてみませんか?

サイト

Let(レット)公式サイト

KURADASHI(クラダシ)

サービス内容

『KURADASHI』は、フードロス削減のために、売上の3~5%を社会貢献活動団体へと寄付している日本初の社会貢献型ショッピングサイトです。
商品は、KURADASHIに賛同するメーカーから協賛価格で提供され、正規品の最大97%OFFで販売しています。

こちらは訳あり品ではないのが特徴で、
「食品ロスには貢献したいけど、訳あり品はちょっと…」
という方に特におすすめです。

無理に訳あり品を購入しなくても貢献することができます。

お得に買い物して、食品ロスをはじめとした様々な社会問題に貢献しましょう。

サイト

KURADASHI公式サイト

豊洲市場ドットコム

サービス内容

『豊洲市場ドットコム』は、文字通り豊洲市場が拠点のネット販売サイトです。
通常の販売に加えて、ちょっとした『訳あり品』や特別な理由で大きく値下げになる品など、一般の店舗に並ばない“秘密”の『お買い得品』を、市場や産地から直接お届けしています。

市場だからこそ、品質も味も安心!
もちろん新鮮なうちに届きます!
にもかかわらず格安で購入できるので、見た目を気にしない方には非常におすすめ。

中には高級フルーツショップでギフト向けに扱われているメロンやマンゴーなんかもあることも!その日限りで超お値打ち価格になってることも少なくありません。

毎日更新してるので、一日一回、市場の場内に遊びに来る感覚でチェックするのがおすすめです。

サイト

【豊洲市場ドットコム:サイトトップページ】

【豊洲市場ドットコム:フードロス削減商品ページ】

ロスゼロ

サービス内容

『ロスゼロ』は、やむを得ない事情で返品、または余剰品となってしまった商品を買い取り、インターネットを通じて消費者へ販売しているサービスです。

消費者は、お得に美味しいものが食べられ、
生産者は、行き場のない在庫を削減して、廃棄コストを売上に変換でき、
日本社会全体として、食品ロスの削減につながります。

またタイミングによっては、実際に百貨店などの店舗も出展しているため「訳あり品はネットだと不安」なんて方にもおすすめです。

サイト

ロスゼロ公式サイト

フリフル

サービス内容

『フリフル』は、無料でフルーツや野菜などが届くサービスです。
今まで品質には問題ないのに、形などの見栄えだけで規格外品となり、市場で評価されずに廃棄されていた農作物たちを、無料でもらうことができるサービスです。

なんと作り手である農家直送で送られるため、市場よりも新鮮で品質はいいかも!
費用は、送料・代引き手数料だけ!

文字通り食品ロスの削減に貢献でき、美味しい野菜やフルーツも堪能できるので、ぜひ覗いてみませんか?

サイト

フリフル公式サイト

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)

サービス内容

最後に、クラウドファンディングサービスの「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」です。

キャンプファイヤーでは、『「食品ロス・フードロス」などの社会問題に立ち向かうサービスを作りたい!』という志やアイディアがある方、企業をクラウドファンディングで多数支援しています。

毎日全国で新しいプロジェクトが立ち上がっているので、今この瞬間にも食品ロスに立ち向かうサービスが立ち上がっているかもしれません。

あなたが、ここまで紹介したようなサービスを立ち上げる立案者にも、支援者にもなれるかもしれません!
ぜひ覗いてみてください。

サイト

CAMPFIRE(キャンプファイヤー)公式サイト

【フードロス対策】おいしく食品ロス削減に貢献できるサイト10選まとめ

今回紹介したように、様々な企業・サービス・サイトが食品ロス問題を解決すべく、立ち上がっています。
しかし食品ロスは解決して終わりという問題ではありません。

今後も人類が向き合い続けるべき問題です。

そこで、この記事を読んでくれたあなたが今できることを少しでも、行動していきましょう。
中でも、実際に食品ロスの解決に少しでも貢献できそうなアイディアがあるのであれば、ぜひクラウドファンディングで資金集めしてみましょう。

実際に食品ロスに立ち向かうクラウドファンディングの事例も紹介しておきます。

食品ロスに立ち向かうクラウドファンディング事例

https://camp-fire.jp/projects/view/382042

https://camp-fire.jp/projects/view/282957

https://camp-fire.jp/projects/view/251864

https://bamp.media/column/tanaka05.html

「やりたいけど、資金がなくてできない。」
そんなあなたの味方が『CAMPFIRE(キャンプファイヤー)』です。
まずはサイトに遊びに来て下さい。

CAMPFIREを覗いてみる >>

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