クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げようと思ったら、まずはクラウドファンディング各社の手数料やサービスをしっかりと比較検討することが大切です。本稿では、各社の手数料やサービスの特徴を、2021年最新版でご紹介します!。クラウドファンディングを始めたい方は要チェックです!
クラウドファンディング各社の手数料とサービスの特徴
クラウドファンディングで資金調達をする際にかかる手数料は、会社ごとにさまざまですが、単に手数料だけを見て判断するのは得策ではありません。
各社が提供するサービスにはそれぞれに特徴があるので、手数料とあわせてそのサービス内容を比較検討するのがおすすめ。自分が起案したいプロジェクトとマッチするサービスを選ぶことが、プロジェクト成功への最初の鍵となります。
ではさっそく、クラウドファンディング各社の手数料とサービスの特徴を見てみましょう。
※本記事は2021年3月時点の情報を基に作成しております。最新の情報は各社のページにてご確認ください
CAMPFIRE(キャンプファイヤー)
【手数料】
12%+決済手数料5%=17%
CAMPFIREのテレビCM公開を記念して、手数料を通常の40%OFFとなる10%で利用できるキャンペーンを期間限定で実施中(申請期間:2021年10月1日(金)13:59まで)。
https://camp-fire.jp/cm
【サービスの特徴】
CAMPFIREが提供するのは、クラウドファンディングでも一番認知度の高い「購入型」のクラウドファンディングサービス。日本最大のクラウドファンディングプラットフォームとあって、掲載プロジェクトは多種多様で豊富です。主な特徴は下記の3つ。
・1プロジェクト1担当者制で、プロジェクト応募前から達成まで手厚くサポート
・CAMPFIREで会員登録を行うだけで、すぐにクラウドファンディングのプロジェクト作成を開始できる
・集まった資金振込までの期間が短く、月末締めの翌月末に着金が確認可能。さらに「早期振込サービス」も利用できる
1人の担当者が丁寧にサポートしてくれる一方で、資金集めに対して手軽さやスピードにもこだわっているのが特徴です。また、いろいろなジャンルに特化したクラウドファンディングサービスが、CAMPFIREグループとして分社化されていて、必要に応じて連携しながらプロジェクトのPRを行っています。
※審査は土日祝日年末年始を除いて対応
※審査は内容に応じて5日程度を要する場合もあります
GoodMorning(グッドモーニング)
【手数料】
4%+決済手数料5%=9%
【サービスの特徴】
GoodMorningは、CAMPFIREグループのサービスのひとつで、“社会問題と向き合う人のクラウドファンディング”、言わば「ソーシャルグッド」領域に特化したサービスを提供しています。
プロジェクトの起案から実行まで、ソーシャルグッド専任のプランナーが手厚くサポートしてくれるので、初めての方でも安心。クラウドファンディングの種類は「購入型」だけでなく、「寄付型」で募集することも可能です。
クラウドファンディングの実施形式は、通常のAll-or-nothing方式(達成時実行型)やAll-in方式(実行確約型)に加え、継続的に月額で支援を集めるマンスリーサポーター方式と、さまざまな形式から選べます。
GoodMorningで作成したプロジェクトはCAMPFIREのソーシャルグッドカテゴリにも同時掲載されるので、より多くの人に見てもらえるメリットがあります。
Makuake(マクアケ)
【手数料】
20%(決済手数料を含む)
【サービスの特徴】
Makuakeは、まだ世の中にない新しい“もの”や“体験”の応援や購入ができる、「購入型」のクラウドファンディングサービスを提供しています。購入できるモノやサービスのジャンルがさまざまなのが魅力です。その他にも、
・特許取得済みの市場分析ツールを使った市場調査ができる
・プロジェクトがメディア掲載されることも
・審査を通過したプロジェクトは、提携ブースにて展示・販売ができる
などの特徴があります。
READYFOR(レディーフォー)
【手数料】
・シンプルプラン:手数料7%+決済手数料5%=12%
・フルサポートプラン:手数料12%+決済手数料5%=17%
【サービスの特徴】
“誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる”をスローガンに、「購入型」「寄付型」のクラウドファンディングサービスを提供しています。
プロジェクトを起案する際は、シンプルプランとフルサポートプランの2つから選択が可能。
シンプルプランは、サイトの基本機能とメールサポートを提供し、フルサポートプランは、クラウドファンディングのプロが、プロジェクトの準備から終了までをフルサポート。
医療系のプロジェクトが多いのもREADYFORの特徴です。
A-port(エーポート)
【手数料】
15%+決済手数料5%=20%
【サービスの特徴】
朝日新聞社が運営するA-portは、「購入型」と「寄付型」のクラウドファンディングサービスを提供。さまざまなキャリアを積んできた社員が担当につき、プロジェクトのストーリー構成や実行までをサポートしてくれます。新聞社ならではの情報発信力や、PR戦略に優れているのが特徴。
自社運営の朝日新聞デジタルをはじめ、グループ会社運営のHUFFPOSTなど、その他にも多数の関連媒体を持ち、プロジェクトの約7割をそれらのメディアで紹介。
支援方法はネット決済だけでなく、現金書留での送付も受け付けるなど、幅広い年齢層をターゲットにしています。
GREEN FUNDING(グリーンファンディング)
【手数料】
STANDARD/フルサポートプラン:20%(決済手数料4%を含む)
PARTNER/運用サポートプラン:13%(決済手数料4%を含む)+初期費用1,000,000円
【サービスの特徴】
TSUTAYAやTポイントの事業を行っているCCCグループの強みを生かした、「購入型」のクラウドファンディングサービスを提供。ガジェットやエンタメ系のプロジェクトが多く見られるのが特徴です。
プロジェクトの掲載数よりも成功率を重視していて、店舗やメディアと連携しながら起案者を手厚くサポートしています。
実施方式は、All-or-nothing方式を採用。目的に合わせて、フルサポートのスタンダードプラン、運用サポートのパートナープランの2つから選択が可能です。支援にTポイントが使えるのも、GREEN FUNDINGならでは。
MotionGallery(モーションギャラリー)
【手数料】
5%+決済手数料5%=10%
【サービスの特徴】
MotionGalleryは、アート、音楽、写真、ゲーム、書籍などのクリエイティブな活動に特化したクラウドファンディングサービスです。専属スタッフが魅力的なプロジェクトページにへと導きながら、起案からマネタイズまでずっとサポート。提携を結んでいるアメリカのIndiegogo特設ページにも同時掲載が可能なので、世界を視野に入れて活動をしたい人にもおすすめです。
そのほか映画.comやgrennzなど、各種メディアや団体とも連動してPRできるのが魅力。
支援方法も、クレジットカード決済だけでなく銀行振込やコンビニ決済にも対応し、より幅広く支援者の獲得を狙います。
Kibidango(きびだんご)
【手数料】
10%(楽天ペイ利用時は14%)
【サービスの特徴】
Kibidangoは、「購入型」のクラウドファンディングサービスを提供。作りたいものや実現したいことをプロジェクト化し、支援者を募ります。
プロジェクトをサポートするのは、ライター・デザイナー・プロジェクトマネージャー・ファイナンシャルプランナーなどのキャリアを持ったスタッフたちで、成功率も8割と高いのが特徴です。
掲載プロジェクトは今までの事業や活動の中で、初めて取り組むプロジェクトであることが条件。プロジェクトオーナーは、アイデアを実現できるスキルを持ったプロフェッショナル、もしくはそれに準ずる人であることを前提としています。
クラウドファンディングの手数料は高い?
こうして見てみると、クラウドファンディングにかかる手数料は、金融機関から資金を調達する際の金利と比べると、全体的に高いイメージを持たれた方も多いかもしれません。
しかしここで考慮しておきたいのは、クラウドファンディングには資金調達以外のメリットもあるという点です。
クラウドファンディングでは、ウェブ上で不特定多数の人々から支援を募る中で、ファン(顧客)を獲得したり、新たに始めるサービスの市場調査をすることもできます。広告やブランディング的な要素も持ち合わせているので、活用の仕方次第でとても大きな推進力となり得る点が、大きなメリットと言えるでしょう。
プロジェクトにマッチするクラウドファンディングサービスを見つけよう!
ご覧いただいたように、クラウドファンディングにかかる手数料や提供するサービスは、会社ごとにさまざま。単に手数料だけを比較するのではなく、自分が立ち上げたいプロジェクトやターゲット層にマッチしたサービスを選ぶことが、成功への第一歩となります。
日本最大のクラウドファンディングプラットフォームであるCAMPFIREなら、さまざまなジャンルに特化したサービスを提供しているので、求めているサービスがきっと見つかるはず!
掲載プロジェクトも豊富なので、多くの支援者がサイトに訪れるという点も大きなメリットです。