コラム

【特集】和歌山発!クラウドファンディングプロジェクト実施事例10選

和歌山県でクラウドファンディングを立ち上げようとお考えの方に、和歌山発のクラウドファンディング事例をご紹介します。

多くの支援者を集めた事例や目標を達成した事例のみをピックアップしていますので、本稿を読むことで何か成功のヒントがつかめるかもしれません。

和歌山発!クラウドファンディング成功事例10選

ここでは、日本最大のクラウドファンディングCAMPFIREから、和歌山発の10プロジェクトをご紹介します。

『未来チケットわかやま』で和歌山の飲食店を応援しよう!!

『未来チケットわかやま』で和歌山の飲食店を応援しよう!!

コロナで大打撃を受けた街の飲食店の食事券を、“先買い”という形で支援してもらおうというプロジェクト。起案者は、和歌山で飲食店を20年経営している奥畑公康さんです。

『未来チケットわかやま』で和歌山の飲食店を応援しよう!!_2

奥畑さんは、19歳のときに飲食店で働き始め、23歳で独立。自分たちが作った料理でお客さんに笑顔になってもらえることが、何よりも幸せでした。これまでもいろいろな危機を乗り越えながらやってきた店でしたが、今回のコロナウイルス感染拡大で受けた打撃は今までとは比べものにならないものでした。街から人がすっかりいなくなってしまい、奥畑さんの店だけでなく、多くの店が大きな打撃を受けたのです。

各飲食店はこの状況を何とか打開しようと、テイクアウトメニューを作ったり、通販用の料理を考えるなど、これまで以上にお客さんに喜んでもらえる工夫と努力をしました。しかしその努力も虚しく、状況はなかなか好転しません。そこで考え出したアイデアが、食事券を先買いしてもらおうという今回のクラウドファンディングプロジェクト。プロジェクト名の「未来チケットわかやま」は「未来の和歌山をチケットなどの支援で支えよう」という意味を込めて命名されたものです。

食事券は、3000円で購入すれば3300円分、5000円で購入すれば5500円分と、少しお得な形でリターンに準備。プロジェクトの参加店舗から、お気に入りの店舗を選んで支援するシステムです。そのほかにも、食事券なしで支援をした人へは、お礼のメッセージやホームページ等でのご紹介などをリターンとして準備しています。

飲食店の存続をかけ、最低限の諸経費を除き全てボランティアで行っているという今回のプロジェクトは、目標の倍以上の支援を獲得することができました。

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“追い酒粕”が決め手! 創業33年和食料理人の「生きたチーズケーキ」で酒蔵めぐり

“追い酒粕”が決め手! 創業33年和食料理人の「生きたチーズケーキ」で酒蔵めぐり

プロジェクトを立ち上げたのは、和歌山県紀の川市で創業33年になる「季節料理 福太郎」の2代目店主・藤田真徳さん。福太郎は、完全予約制のコース料理と仕出しのお店で、新鮮な魚や地元の野菜など、素材の味をしっかりと引き出した、見た目にも美しい料理を提供しています。

このコロナ禍で、店舗営業を自粛し仕出しのみの営業を余儀なくされた4カ月間、藤田さんは、店のためになって地域のためにもなることを模索してました。そんな中持ちかけられたのが「酒粕の使い道はないだろうか?」という話。サンプルとして持ち帰った酒粕は艶やかで香り高く、魚を漬け込んでみるとふっくらと味わい豊かな粕漬けができあがりました。酒粕のうま味や栄養価を知るうちに、その良さを“おいしいもの”に変えて発信したいという思いが強くなった藤田さんは、酒粕を使ったブランド「米白(こめしろ)」を立ち上げることにしました。

自身も全くお酒が飲めないという藤田さんは、お酒が飲めない人でもその香りや風味を楽しみながら、おいしく食べられるスイーツを考案。それが、米白ブランド第1弾となる「紀州レアチーズケーキ・酒蔵めぐり」です。今回のクラウドファンディングは、その材料費や広報、今後の商品開発費用の一部を募り立ち上げられました。

チーズケーキ作りを始めるにあたり、プロジェクトに賛同した地元のお菓子工房「サクセム株式会社」が全面協力をしてくれることに。製造部長を務めるパティシエの野田 裕亨さんが、何度も試行錯誤を重ねながら酒粕とクリームチーズのバランスを追求。社内のお酒が好きな人や飲めない人に試食をしてもらい、納得のいく味や食感、風味を実現できました。

10度以上50度未満で動くという酵母の性質を生かすため、製造工程の最後に、一部火入れをしない生の状態で“追い酒粕”されたチーズケーキは、まさに「生きたチーズケーキ」。食べ始めのイキイキとした酒粕の香りと粒感が、食べ進めるにつれてだんだんやわらかくマイルドになっていき、最後まで飽きることのない味や食感の変化を楽しめる逸品に仕上がっています。

今回のプロジェクトに酒粕の協力をしたのは、海南市の「名手酒造店」、かつらぎ町の「初桜酒造」、岩出市の「吉村秀雄商店」の3つの酒蔵。それぞれの造る「黒牛」「初桜」「車坂」の酒粕で作られたレアチーズケーキは、「酒蔵めぐり」というネーミングにふさわしく、3種それぞれの香りと食感が楽しめます。

“追い酒粕”が決め手! 創業33年和食料理人の「生きたチーズケーキ」で酒蔵めぐり_2

「和歌山のいいものを全国の人に知ってほしい」そんな思いも込められた今回のプロジェクト。酒粕を使うという斬新なアイデアのレアチーズケーキは多くの関心を集め、米白ブランドへのさらなる期待も込めたとても多くの支援が集まりました。

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空き地→コインパーキングはもうやめよう! 和歌山の街中に青空キッチンを作りたい!

空き地→コインパーキングはもうやめよう! 和歌山の街中に青空キッチンを作りたい!

プロジェクトを立ち上げたのは、Tablocal代表の奥畑公康さん。Tablocalは「飲食業から始まるまちづくり」をコンセプトに、和歌山市内で居酒屋「紀州のしずく」、イタリアンレストラン「Kitchen Cammy」2店舗、ラーメン店「紀州麺処 誉」、食堂「襷食堂」の計5店舗を経営しています。また、地域で何かを始めたい人や新しく飲食店を始めたい人を応援しようと、CAMPFIREの公式キュレーターを務めるなど、その活動は多岐に渡ります。

昨今のコロナ禍で飲食業が大打撃を受ける中、新たな営業形態として考えるようになったのが移動販売。キッチンカーを購入して、それを停めておくための駐車場を探していたところ、和歌山市役所裏玄関のななめ前にある民家が取り壊され、4台分のコインパーキングになるとの情報が入りました。

以前から、街の空き地が次々とパーキング化していることに違和感を感じていた奥畑さんは、空地をもっと有効に活用する方法を模索し始めました。そして思いついたのが、民家があった一画をまるごと借りて、自社のキッチンカーだけでなく、さまざまなキッチンカーが代わる代わる営業するというアイデアです。

奥畑さんは、その空間を「シロキタキッチンパーク」と命名。「パーク(公園)」と「パーキング(駐車場)」をかけたそのネーミングは、まちの景観づくりやにぎわいを創出する場となることを願い、緑豊かな憩いの公園をイメージしてつけられたものです。

空き地→コインパーキングはもうやめよう! 和歌山の街中に青空キッチンを作りたい!_2

プロジェクトで実現したいのは、コロナ禍のイベント減少で出店機会が減っているキッチンカーに、出店場所を提供すること。Tablocalのキッチンカーも自社営業するだけでなく、キッチンカーにチャレンジしてみたい方へのレンタルとしての活用も考えています。

さらに、子育て中の母親が子どもを連れて働ける環境を実現した、キッチン併設の食堂「襷食堂」のように、子育て中の母親たちの新たな雇用の場を作るのもシロキタキッチンパークの狙いの1つ。さまざまな可能性を視野に入れ、使用目的をキッチンカーに縛ることなく自由に使える空間を目指します。

また、今後力を入れていきたいのが、「防災にも役立つキッチンカー」としての役割。例えば、災害時の炊き出しをシミュレーションするイベントや、ハザードマップの配布、防災備蓄品の展示販売、電源の貸し出しなど、移動が自由なキッチンカーだからこそ、できることはたくさんあると奥畑さんは考えます。

キッチンカー1台あたりの炊き出しのキャパシティを実証実験したり、和歌山県内のキッチンカー事業者で、災害時に派遣可能な「フードトラックバンク」を創設するなど、シロキタキッチンパークがあらゆる面での防災の拠点となるよう計画中。今回のクラウドファンディングで集まった支援金は、総工事費約350万円のキッチンパークの整備費のほか、防災品の備蓄費に充てられる予定です。

シロキタキッチンパークの顔となる看板は、以前より関わりのあるキッチンパーク最寄りの小中一貫校「伏虎義務教育学校」の生徒たちが制作。まさに地域一体となって取り組むプロジェクトといえそうです。

地域の人の地元愛を育み、さらに飲食業を盛り上げていくことで街全体が潤っていくような展望を持ったプロジェクトに、目標を大きく上回るたくさんの支援が集まりました。

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捨てられる運命の規格外フルーツにもう一つの選択肢を与えたい!

捨てられる運命の規格外フルーツにもう一つの選択肢を与えたい!

プロジェクトと立ち上げたのは、間借りサワースタンドSour Hour店主の前田恭兵さん。高校までは和歌山で育ち、大学卒業後はいったん銀行に就職をするも、もっと多くの価値観に触れてみたいと仕事を辞め、日本2周・グアムでのバスキング生活・自身のアパレルブランド立ち上げなど、さまざまなことにチャレンジしてきました。現在は、それらの経験を生かすべく、地元和歌山に戻り焼き芋のキッチンカー事業・サワースタンドの間借り営業などを軸に活動中です。

サワースタンドでは、廃棄されてしまう規格外フルーツを積極的に使用する取り組みを行っています。規格外フルーツとは、おいしく育ったにも関わらず、少し小さい、大きい、傷がついてしまっているなどの理由で定められた規格から除外され、廃棄されてしまうフルーツのこと。縁あって地元和歌山のみかん農家の手伝いをした際にそのことを知った前田さんは、規格外フルーツのおいしさを伝え、フードロス問題にも取り組みたいとの思いで、現在のサワースタンドを2021年1月にオープンしました。

しかしこのコロナ禍の対面営業だけでは、規格外フルーツを十分に救うことができないと考えた前田さんは、さらなるアイデアを考案。それは、規格外フルーツを抱える生産者と消費者をつなぐプラットフォームの構築と、それら使った新たな商品の開発です。

その第1弾として製造するのは、和歌山の規格外みかんを100%使用したオリジナルみかんジュース。それらの商品を、幅広い消費者に適正な価格でお届けするのがプラットフォームの役割です。今回のクラウドファンディングは、みかんジュースの製造費やプラットフォームとなるウェブサイト制作費、新たな商品開発費を募り立ち上げられたものです。

捨てられる運命の規格外フルーツにもう一つの選択肢を与えたい!_2

現在、日本のフードロスは年間600万トンにものぼり、なかでもフルーツの廃棄率はとても高いのだそう。見た目だけで廃棄されてしまうフルーツのロスをなくしていくために「Good Fruits Delivery」と銘打ち始まった今回のプロジェクト。実行後は、地方で問題となっている空き家を活用した援農支援も視野に入れ、人材不足の農園サポートも行っていく展望を持っています。

規格外フルーツを入り口にフードロス問題に取り組もうとする試みは、多くの支援者の心をつかみ、目標を超える支援を獲得しました。

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水・光・酒!まちを水辺から楽しく!『2019年10月わかやま水辺チャレンジ』

水・光・酒!まちを水辺から楽しく!『2019年10月わかやま水辺チャレンジ』

プロジェクトを立ち上げたのは「わかやま水辺プロジェクト」に参加している田中さん。わかやま水辺プロジェクトは、かつて和歌山市民のにぎわいの場であった水辺(市堀川)のまわりを、楽しく、気持ちのよい場所にしていく活動を行っています。

それまでも商店街を使った夜市イベントや、和歌山城でのキャンプとアウトドアのイベントに主体的に関わってきたという田中さん。このプロジェクトに関わるきっかけとなったのが、2017年9月に体験した「ワカリバ」という水辺空間を生かしたまちづくり実験でした。

カフェやイベント、物品販売、SUP(スタンドアップパドルボード)体験など、さまざまな取り組みが行われた1カ月間。水辺で過ごす心地よさを知ったことで、こんな風景を日常にしたいと強く思うようになりました。

その後「わかやま水辺プロジェクト」をけん引していた吉川さんを訪ね、プロジェクトに参加させてもらうことになった田中さん。プロジェクトを手伝う中で、和歌山市のまちなかに活気を取り戻すためには、心地よい水辺を活用するのが重要だと感じたそうです。

そんな中、わかやま水辺プロジェクトが毎年開催している「わかやま水辺チャレンジ」の2019年イベントを、田中さんが中心となって開催することに。田中さんはその開催資金を募り、今回のクラウドファンディングを立ち上げました。

2019年のわかやま水辺チャレンジは、10月12日・13日の2日間で開催。「紀の川クルーズ」や、まちなかを船で移動できる「シャトル船」、「SUP体験」、水辺にちなんだ「謎解き宝探し」、「ステージパフォーマンス」などを実施予定です。特に紀の川クルーズはイベント初の試みで、市堀川にかかる京橋から南海電鉄の線路橋までを往復するクルーズ船が、変化に富んだ非日常な体験を提供します。

水・光・酒!まちを水辺から楽しく!『2019年10月わかやま水辺チャレンジ』_2

また、水辺沿いにある創業135年の酒造会社「世界一統」では、2日間限定の「熊楠酒場」をオープンし、それに併せた「杜氏の案内付き酒蔵ツアー」も開催。夜には、水辺がきれいにライトアップされ屋形船も運行されるなど、まさに昼夜を問わず楽しめるイベントが計画されました。

さらにまちなかでも「Kisssh-Kissssssh(キシューキシュー)映画祭 2019」「YOROZUMACHI Re:BOOT CULTURE」「市駅・まちなか まちぐるみミュージアム」「ポポロハスマーケット」が同時開催予定。盛り上がる予感満載の「わかやま水辺チャレンジ」プロジェクトに、応援や期待を込めた多くの支援が集まりました。

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熊野詣の宿場町、田辺にある古民家再生『the CUE』にカフェバーをつくる!

熊野詣の宿場町、田辺にある古民家再生『the CUE』にカフェバーをつくる!

和歌山県田辺市にある築80年の古民家を再生し、カフェバーを併設したゲストハウスとシェアハウスの複合施設「the CUE」をつくろうという試み。プロジェクトを起案したのは、THE CUEを運営する「LLPタモリ舎」です。LLPタモリ舎というネーミングは、江戸時代に地主や家主に代わり不動産の管理を行っていた町の番人「家守(やもり)」にちなんだもので「田辺を守る」「田辺を盛りあげる」などの思いが込められています。

the cueは、100坪ほどの敷地内に母屋と離れ、中庭と裏庭があるゆったりとした空間。母屋の1階部分は、最大12人まで宿泊できる4部屋のゲストハウスとして、吹き抜けになった2階部分はシェアハウス3部屋として活用します。離れのスペースはすべてカフェバーとして活用し、滞在者に楽しんでもらえるようなイベントも随時提案していく計画。

旅の出発点、新生活の出発点としてthe cueに滞在してもらうことで、周辺飲食店の食事やイベントを楽しんでもらいながら、田辺の街の魅力を知ってもらうのが狙いです。the cueというネーミングも、そんな出発点のイメージとして、開始の合図である「cue !(キュー!)」から取ったものです。

離れのカフェバーは、滞在者だけでなく誰もが利用できる開かれた場所、いわば「田辺の街のリビング」のようなイメージで運営。さまざまな人がカフェバーで交流や接点を持つことで、人生において何かのきっかけとなるような機会になればと考えています。

田辺市は空き家問題が深刻で、中心市街地の店の閉店や郊外への人口流出で空洞化が進んでいる状況です。
熊野詣の宿場町、田辺にある古民家再生『the CUE』にカフェバーをつくる!_2

観光客やUターン・Iターンで入ってくる人がいるにも関わらず、気軽に滞在できる場も少ないのが現状。そんな中、街並みを守りながら滞在しやすい街づくりをしようと立ち上げられた今回のプロジェクトに、期待を込めたたくさんの支援が集まりました。

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日本初!?中学生が観光大使をやってみた ~日高地方の魅力を伝え隊~

日本初!?中学生が観光大使をやってみた ~日高地方の魅力を伝え隊~

和歌山県立日高高等学校付属中学校の3年生40人が、日高地方の魅力をPRするために立ち上げたプロジェクトです。

彼らは中学1年生のころから、地域と環境についての課題解決学習や職場体験学習を通して、地域活性化を目指す学習に取り組んできました。学習する中で見えてきたのは、日高地方の知名度の低さ。これら学んできたことを机上の学習で終わらせず、生まれ育った町への恩返しとして何かアクションを起こしたいと考えた彼らは、和歌山県の産直市場「よってって」とコラボした、日高の特産物の販売・PRに取り組むことになりました。

日本初!?中学生が観光大使をやってみた ~日高地方の魅力を伝え隊~ _2

主な活動内容は、日高の特産物を生産者に代わって大阪でPR・販売すること。その際に、自分たちで作成した日高の紹介冊子も配布する計画となっています。今回のクラウドファンディングは、その活動費を募って立ち上げられたものです。支援者へのリターンにも日高の特産物を準備し、より多くの人に日高の魅力を知ってもらうのがクラウドファンディングを活用する大きな狙い。

中学校3年間の集大成として、大好きな地元の地域活性化に少しでも貢献し、過疎化が進む地元を元気にしたい。そんな思いが込められたプロジェクトに、多くの支援が寄せられました。

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「こども哲学」での対話を音楽にして こども達に無料で届けたい!!!

「こども哲学」での対話を音楽にして こども達に無料で届けたい!!!

プロジェクトを立ち上げたのは、ライフスキル教育を提供しているまちの学校「PETERSOX」。「“たのしい”は自分でつくる」をコンセプトに、こどもと大人が夢中になれる教育プログラムを提供しています。

今は存在していない新しい職業が生まれ、いわゆる引かれたレールの上を生きるような生き方は、もはや姿を消すかもしれない未来。機械的な作業はロボットが担うようになり、人間が人間として自分の人生を創造していくような未来が訪れることを見据え、自分の人生を切り開いていく力を育みます。

そんなPETERSOXが取り組んでいる活動の1つが「こども哲学」。「死んだらどうなるの?」「家族って大事なの?」「自由ってなに?」など、正解のない問いに向き合いながら、自分の心の奥を探っていきます。やがてたどり着いた答えを友達とシェアすることで「おなじ」や「ちがう」を受け入れ合う。こども哲学では、そこで生まれる対話や思考こそが、自分の生き方を作っていく原体験になると捉えています。

「こども哲学」での対話を音楽にして こども達に無料で届けたい!!!_3

今回のクラウドファンディングは、このこども哲学で生まれた貴重な対話を歌にした「こども哲学ソング」を、全国のこどもたちに無料動画で届けようというプロジェクトです。

・哲学対話による歌詞づくり
・ジャムセッションによる曲づくり
・パフォーマンス練習
・レコーディング
・動画制作とYouTubeへのアップロード
・お披露目コンサート

これらのプロセスをこどもたちと一緒に進めていく計画。哲学対話を自分たちの体験だけにするのではなく、歌にして聞いてもらうことで、もっとたくさんの子どもたちに自分の人生を考えるきっかけにしてもらうのが狙いです。

国内外での歌手活動を経て、現在はPETERSOXマネージャーを務めるYUGAさんや、ピアニストの田中鮎美さんらが子どもたちの曲づくりをバックアップ。哲学や音楽を通して、子どもたちの可能性を引き出していこうという興味深いプロジェクトに、目標を超える多くの支援が集まりました。

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47都道府県がつながる場所。「地方創生会議」を世界遺産の高野山で開催したい!

47都道府県がつながる場所。「地方創生会議」を世界遺産の高野山で開催したい!

民間企業・自治体職員・フリーランス・クリエイター・学生など、全国に散らばる地域愛にあふれる人たちを和歌山県の高野山に集め、地方創生会議を開催しようというプロジェクト。起案者は、地方創生会議実行委員長の小幡和輝さんです。

小幡さんは生まれ育った和歌山県が大好きで、高校3年生のときに「和歌山を輝かせる!」を理念に掲げ、会社を設立。現在は、和歌山大学観光学部の学生として学びつつ、商品企画、プロモーション、イベントの企画など、和歌山を盛り上げるさまざまな活動を行っています。

47都道府県がつながる場所。「地方創生会議」を世界遺産の高野山で開催したい!_3

小幡さんが活動に力を注ぐ中で着目したのは、横のつながり。地域のために活動をする人は全国にたくさんいるものの、そこには横のつながりがなく、他の地域がどんな取り組みをしているのかを互いに良く知らないのが現状です。そこで考えたのが、今回の地方創生会議プロジェクト。地域のために活動している人たちが全国から集まることで、さまざまなコラボレーションが生まれることを期待しての開催です。

会議に参加するのは、47都道府県で任命した学生アンバサダーが連れてくる、彼らが尊敬している人や、地域のために働く社会人たち。そのほかにも、公募による参加者や、クラウドファンディングで参加・企画の権利をリターンに選んだ支援者も、その対象です。

地方創生会議では、

・さまざまなジャンルで活躍するゲストを招いたトークセッション
・地域の魅力を大きな日本地図にどんどん貼っていき各地の魅力を発掘する、日本の魅力地図づくりとレセプションパーティー
・参加者全員がプレゼンター&オーディエンスとなり、みんなで選んだ活動を表彰、サポートしていく「地方創生アワード」
・参加者全員の活動を地方創生会議のサイトに掲載。地方創生の事例集・プラットフォームとして確立させる

などの内容が計画されています。

せっかく和歌山に来てもらうなら和歌山の魅力を存分に感じてもらいたいと、開催場所は世界遺産でもある高野山に決定。将来的には和歌山だけでなく全国で開催できるよう、その「和」を広げていく展望です。

日本全国で横につながりながら地方創生に取り組もうという新たな試みに、期待を込めたとても多くの支援が全国から寄せられました。

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日高町の「黒竹」を使った「水かけ祭り」を開催し、親子に最高の夏を届けたい!!

日高町の「黒竹」を使った「水かけ祭り」を開催し、親子に最高の夏を届けたい!!

プロジェクトを起案したのは、和歌山市日高町に住む大学生・小畑亮介普さん。子ども向けの教育イベント事業「アンナコット」を立ち上げ、100人規模のイベントで子どもたちにあそびの場を提供する活動をしています。

和歌山県は、大学に進学する生徒の約8割が県外へ進学し、そのうち県内に就職で戻ってくるのは、4割ほどしかいないといった現状。地域のために自分にできることはないかと模索していたところ、留学生推進団体「和歌武者」の代表・嶋田仁さんと意気投合し、イベントを企画することになりました。

思いついたのは、黒竹の水鉄砲で水かけ祭りを開催し、親や子どもたちに最高の夏を届けようという企画。クラウドファンディングを活用することで、より多くの人に日高町の良さを知ってもらうのが狙いです。

水かけ祭りは、タイの正月に行われる国民を挙げての祭り「ソンクラーン」をイメージしたもの。水を掛け合う行為に「敬意を払う」という意味があり、無礼講状態で他人同士でも水を掛け合います。今回のイベントでは、そのソンクラーンを対戦形式の遊びにアレンジ。参加者が2つのチームに分かれ、頭に装着したライフ(金魚すくいのポイ)を黒竹の水鉄砲で打ち破っていき、多く生き残ったチームが勝ちとなります。

日高町の「黒竹」を使った「水かけ祭り」を開催し、親子に最高の夏を届けたい!!_3

日高町は、黒竹の原産地としての歴史が古く、その伝統工芸品が有名です。黒竹の水鉄砲を使い、ソンクラーンをアレンジしたあそびをすることで、子どもたちに日本の伝統工芸や海外文化に触れる機会を提供します。

「このイベントが、地元で何かおもしろいことを企画したいと思う若者の背中を押すきっかけとなれば」小畑さんにはそんな思いがあります。日本の伝統工芸・海外文化・あそびを見事に融合させたプロジェクトは、目標を超える多くの支援を獲得。イベントを無事開催することができました。

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和歌山でクラウドファンディングをやるならCAMPFIREがおすすめ!

ご覧いただいたように、CAMPFIREでは和歌山県からもたくさんのプロジェクトが立ち上げられ、多くの支援を獲得しています。専門スタッフが、プロジェクトの起案から実施にいたるまで手厚くサポートしてくれるので、初めての方にもとても安心。毎日たくさんの支援者がサイトをチェックに訪れているので、多くの人にプロジェクトを知ってもらいたい方にも、とてもメリットが大きいといえるでしょう。

和歌山でクラウドファンディングを始めるなら、まずはCAMPFIREのサイトをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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