コラム

【静岡発】クラウドファンディングプロジェクトをご紹介!

静岡でクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げようとお考えの方に参考となるような、クラウドファンディングプロジェクトをご紹介します。いろいろなプロジェクトを参考にすることで、自分が立ち上げたいプロジェクトのイメージや成功の秘訣が見えてくるかもしれません。

CAMPFIREで起案された静岡発のプロジェクト

日本最大のクラウドファンディングプラットホームCAMPFIREでは、静岡から発信されたプロジェクトも数多く取り扱っています。

ここからは、CAMPFIREで起案された静岡発のプロジェクトの中から、話題のプロジェクトや成功を収めたプロジェクトをご紹介していきます。

MIRUIプロジェクトVOL.22|静岡の伝統工芸品の魅力を若い感性で伝えたい!

MIRUIプロジェクトVOL.22|静岡の伝統工芸品の魅力を若い感性で伝えたい!

プロジェクトを立ち上げたのは、静岡に住む大学生4名で構成されたグループ「匠宅(たくたく)」。主な活動内容は、静岡の工芸品の発展と新たな販路開拓を目的としたオンラインストアの運営や、職人さんが作る工芸品のブランディングです。今回のクラウドファンディングは、現在自費で行っているそれらの活動資金を募るために立ち上げられました。

MIRUIプロジェクトVOL.22|静岡の伝統工芸品の魅力を若い感性で伝えたい! _2

日本には数々の素晴らしい伝統工芸が存在するにも関わらず、その担い手は年々減少する一方。また、地場産業・伝統産業品の購入経験や関わり方の意識について、全国の男女1万人に調査した結果では、若者の購入経験や意識が極端に低いことが分かりました。

「日本の素晴らしい技術を後世になんとか残したい」そんな思いから、若者たちが工芸品をもっと身近に感じられるように、その使い方や魅力を若者目線で発信していこうと、匠宅の活動は始まりました。

プロジェクトのリターンには、静岡の工芸品や竹細工の体験キットなどを準備。まだ開始されたばかりのプロジェクトですが、学生さんたちの熱い思いや伝統工芸に対する素晴らしいビジョンで、早くも話題を呼びそうな期待が膨らみます。

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MIRUIプロジェクトVOL.21|糖質オフと旨味を両立したジェラートを届けたい

MIRUIプロジェクトVOL.21|糖質オフと旨味を両立したジェラートを届けたい

プロジェクトを起案したのは、静岡県牧之原市で製茶業を営んでいる小笠原製茶。きっかけは、5代目おかみの小笠原仁美さんが、無添加で糖質を抑えたジェラート「g-Low’s(ジーロウズ)」を開発したことに始まります。

MIRUIプロジェクトVOL.21|糖質オフと旨味を両立したジェラートを届けたい_2

当初は、深蒸し茶・ほうじ茶・静波レッドいちご・相良の塩・みるくの五種類のフレーバーで展開していたg-Low’s。今回新たなフレーバーとして、牧之原市の農園で生産される「青島みかん」を使ったシャーベットを開発すべく、クラウドファンディングプロジェクトが起案されました。

小笠原さんが開発したジェラートは、砂糖・卵・添加物を一切使用していない、体に優しいジェラート。糖質オフで無添加のジェラートを作ろうと思ったきっかけは、妊娠中に妊娠糖尿病と診断され、食事コントロールにとても苦労した自身の経験によるものでした。

「食事の管理が必要な方もそうでない方も、家族みんなで同じスイーツを食べて笑顔になってほしい」そう思った小笠原さんは、体に優しいジェラートの開発に着手。健康食開発事業に携わる「メディシェフ×静岡県」との出会いが追い風となり、医師や管理栄養士の方からアドバイスをもらいながら、試行錯誤の末ようやく完成したのがg-Low’sです。

牧之原の海の恵み、山の恵みを存分に生かしたジェラートは、砂糖や卵不使用とは思えないほどのクリーミーさとコクのある味わいが魅力。安心して食べられるので、心も体も満たしてくれると好評です。

プロジェクトのリターンには、牧之原のお茶や既存のジェラート、さらには先行販売で青島みかんシャーベットも準備。魅力あるリターンもさることながら、誰もが安心して食べられる健康にも配慮したジェラート開発を応援したいと、目標を上回る多くの支援が集まりました。

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MIRUIプロジェクトVOL.20|沼津戸田橘が香るアロマエアミストを届けたい!

MIRUIプロジェクトVOL.20|沼津戸田橘が香るアロマエアミストを届けたい!

プロジェクトを起案したのは、ヘルスケアセラピストの狩野順子さん。エアロビクスインストラクターとして1990年よりスタートした狩野さんの活動は、今年で30周年を迎えます。現在は、植物が持つ薬理効果と運動を合わせたプログラム「Aromaメノサイズ®」を考案し、自宅サロンのメニューとして発信しています。

今回のクラウドファンディングは、狩野さんが開発したアロマエアミスト「いにしえの香」を、先行販売しようという試みです。

「いにしえの香」は2種類あり、リラックスしたいときには「不老長寿」、リフレッシュしたいときには「遥かなる富士の山」がおすすめ。どちらの香りも香料の半分に、静岡県沼津市の希少な「戸田橘(へだたちばな)」をぜいたくに使用しています。好きなときに空間にシュッとひと吹きするだけで、心地良い香りに気持ちが落ち着いたり、リフレッシュできる空間を作り出してくれます。

戸田橘は、絶滅危惧種Ⅱ類に分類されている日本固有の柑橘。その果皮から抽出される精油は、グリーン調の落ち着く香りと柑橘系のフレッシュな香りが絶妙に混ざりあった、独特な香りが特徴です。

MIRUIプロジェクトVOL.20|沼津戸田橘が香るアロマエアミストを届けたい!_2

橘は、柑橘系の数倍から数十倍の抗酸化成分を持ち、健康に力を貸してくれる成分に富んでいることから、歴史上では「霊薬」と呼ばれ、数々の書物の中にも記されているほど珍重されていた植物。戸田橘は、そんな橘の原種の遺伝子を受け継いできた、まさに「いにしえの植物」と言えるものです。

狩野さんが開発した「いにしえの香」には、そんな橘にまつわるストーリーが込められていて、今後はそのような「Story商品」を展開していく展望もあるのだとか。

そもそも狩野さんがこのようなアロマエアミストを作ろうと思ったきっかけは、ご自身の過労・ストレスによる大病の経験によるものでした。そして、ストレスと病気の関係性を意識するようになったときに出会ったのが、アロマテラピー。アロマテラピーが想像以上に心身にアプローチしてくれることを知った狩野さんは、アロマテラピーを本格的に学び、さまざまな資格を取得。「自分が経験したことや学んだことを、同じような悩みで苦しむ人たちへ還元したい」そんな思いから、今回のアロマエアミストが開発されました。

コロナ禍で人々がストレスを抱えることの多い現在、心と体に癒やしを与えてくれそうなアロマエアミストは、予想をはるかに超える反響を呼び、多くの支援を集める大成功に終わりました。

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MIRUIプロジェクトVOL.18|「ぬくもりの森」から浜松を元気にしたい!

MIRUIプロジェクトVOL.18|「ぬくもりの森」から浜松を元気にしたい!

このプロジェクトは、静岡県浜名湖のほとりにある「ぬくもりの森」を全国に人に知ってもらうことで、コロナ禍で大きな打撃を受けた浜松の観光を盛り上げようというプロジェクト。人と人とがつながる場所・コンテンツ・サービスを提供している「Re・lation Group」が立ち上げたものです。

ぬくもりの森は、柔らかで丸みをおびたフォルムの個性的な建物や小屋が自然の風景に溶け込みながら建ち並ぶ、まるで童話の世界に入り込んだような不思議空間。もともとは観光地ではなく、1993年に「佐々木茂良建築デザインアトリエ」として開設されたものでした。創業者の 故・佐々木 茂良氏が独自の建築スタイルを追求し創りあげた、数々のモデルハウスが立ち並ぶ風景は圧巻です。

2005年には、水車小屋と小さなギャラリーをオープン。この頃から「ぬくもりの森」という名称が生まれ、多くの人が訪れる観光スポットとして、カフェやレストラン、雑貨店やアロマショップなど、個性あるミニショップも並ぶようになりました。

MIRUIプロジェクトVOL.18|「ぬくもりの森」から浜松を元気にしたい!_2

近年観光客が飽和状態になっていたこともあり、設備の増設や店舗種類の増加、専用駐車場増床など、さまざまな設備投資・改善を行っていたぬくもりの森。そんな矢先に豪雨被害や新型コロナウイルス感染症の影響が押し寄せ、ぬくもりの森だけでなく周辺観光地も大きな打撃を受けることとなりました。観光地が元気をなくす中、なんとか観光客を取り戻し盛り上げていこうと立ち上げられたのが、今回のプロジェクトです。

支援者へのリターンには、ぬくもりの森の招待券や、オリジナルスイーツを準備。「訪れて応援」「食べて応援」そんな支援を募ったプロジェクトは、地元静岡新聞でも取り上げてもらうなど大きな話題を呼び、目標を超える多くの支援が寄せられました。

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クラウンメロン100周年!名脇役「子メロン」入りたるたるで次の100年を彩りたい

クラウンメロン100周年!名脇役「子メロン」入りたるたるで次の100年を彩りたい

プロジェクトを立ち上げたのは、静岡県袋井市で、レストラン「Honey!ハニー!!」を経営する鈴木功三さん。鈴木さんは「食材ファースト」をモットーに、生産者との関係を大切にしながら、野菜バイキングを中心としたヘルシースタイルのレストラン展開しています。

袋井市は日本トップレベルの日照時間を誇り、メロンの農地として有名なほか、漁業・農業・畜産において、あらゆる食材が質の高い状態で手に入るのが魅力です。なかでも袋井市自慢の特産品が、クラウンメロン。フルーツの王様的存在であるマスクメロンの中でも、取り分け最高級の値が付けられる高級フルーツです。

今年で100周年を迎えるという袋井のクラウンメロン。企業の贈答用などで、一時は年間売上100億円を記録することもあったのですが、実はバブル崩壊を機に売り上げが減少。マンゴーやシャインマスカットなどのライバルフルーツの出現や、さらに追い打ちをかけるような新型コロナウイルスの感染拡大により、クラウンメロンは今、厳しい現状に立たされています。

そこで鈴木さんが考えたのが、クラウンメロンに違った方向からアプローチした商品を作ること。目をつけたのは、クラウンメロンを栽培する過程で摘果される子メロンです。

クラウンメロン100周年!名脇役「子メロン」入りたるたるで次の100年を彩りたい_2

メロンは1本の木にたくさんの実をつける植物。栄養分を1つの果実に集中させおいしいクラウンメロンを作るために、ある程度成長した時点で一番きれいなものを除いて摘果します。摘果したメロンは「子メロン」と呼ばれ、市場に出回ることはほとんどなく、農家の方が近所に配ったものがもっぱら漬物などで食べられています。

鈴木さんは、地元ではなじみ深い子メロンの漬物をピクルスの代わりに用いた、タルタルソース「ハニーたるたる」を考案。子メロン漬けのコリコリとした食感と酸味を効かせたさっぱりとした味わいは、揚げ物にはもちろん、野菜のディップやお好み焼きなど、さまざまな料理にマッチする絶妙な味に仕上がっています。

今回のクラウドファンディングは、そんな「ハニーたるたる」を多くの人に知ってもらうことで、クラウンメロンの存在を知ってもらおうと起案されたプロジェクト。クラウンメロンの認知度を高めることで、袋井市を盛り上げることにもつなげていくのが狙いです。

支援者へのリターンには、ハニーたるたるやクラウンメロンをはじめ、自宅に料理とトークをお届けするサービスなど、種類豊富でユニークなものが準備され、現在も順調に支援者を集めています。

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家呑みのお供にチーズのような生とうふ「喜良豆富」を広めたい!

家呑みのお供にチーズのような生とうふ「喜良豆富」を広めたい!

プロジェクトを起案したのは、「konoka」という、障がい者の就労を支援する事業所で代表を務める浅羽紀之さん。今回のクラウドファンディングは、konokaで作られている「喜良豆腐」を多くの人に知ってもらうために起案されました。

喜良豆腐は、チーズのような濃厚さととろける食感を併せ持つ、新感覚の生トーフです。原材料には大豆ではなく、牛乳・生クリーム・ゼラチンを使用。乳製品のクリーミーな味わいに和風だしが風味豊かに調和し、口の中いっぱいに広がります。お酒のおつまみにもぴったりの喜良豆腐は、昨年5月から地元静岡県富士宮市内のお店で販売を開始。現在納品してもすぐに売り切れてしまうほどの人気ぶりです。

家呑みのお供にチーズのような生とうふ「喜良豆富」を広めたい!_2

実はこの喜良豆腐はもともと、富士宮市で人気の隠れ家ダイニング「飄々亭(ひょうひょうてい)喜良」の人気メニューでした。浅羽さんは初めて食べた喜良豆腐のおいしさに、とても衝撃を受けたのだそう。「この素晴らしい生トーフの味を、お店に来られない全国の人にも食べてもらいたい」そんな浅羽さんの念願がかない、飄々亭喜良とのコラボレーションで今回の喜良豆腐の商品化が実現。洗練された高級感のあるデザインでパッケージにもしっかりとこだわった、味も見た目も満足させる商品に仕上がりました。

今回のクラウドファンディングのリターンには、もちろん喜良豆腐を準備。桜えびの香りがダイレクトに広がる「桜えび」と、豆の食感が癖になる「枝豆」の2つの既存商品に加え、新商品「とうもろこし」が先行販売として提供されます。

集まった支援金が、施設で働く障がい者の方々の収入にもつながる今回のプロジェクト。単純に地域のおいしいものを多くの人に知ってもらう一方で、多様な人が共生できる社会も目指しています。

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【キャンプ場】皆がいつ来ても楽しめるキャンプ場を作りたい!

【キャンプ場】皆がいつ来ても楽しめるキャンプ場を作りたい!

プロジェクトを起案したのは「Monny’s Outdoor Company」の望月寿一さん。静岡県富士宮市で、ラフティングツアーやサップツアーなど、アウトドアを中心とした自営業を展開しています。

今回のクラウドファンディングは、現在使っていないスペースをキャンプ場にするべく起案。お客様の声に耳を傾けながら、五感で自然と触れ合える居心地のよいキャンプ場を目指します。

【キャンプ場】皆がいつ来ても楽しめるキャンプ場を作りたい!_2

集まった支援金は、キャンプ場の設備投資に使用。できるだけ費用が抑えられるよう手作業も交えながら、キャンプスペース整備における進捗状況をInstagramで紹介し、同時にプロジェクトの拡散も呼びかけました。

支援者へのリターンには、オリジナルTシャツや、ラフティングツアーのサービス、キャンプ場貸し切りサービスなどを準備。プロジェクト終了時には、目標を超える支援が集まりました。

「キャンプ」「アウトドア」というワードが、コロナ禍における人々のニーズにぴったりとマッチしたプロジェクトの一例でもありました。

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静岡茶をまるごと使ったスイーツで低迷気味のお茶の消費量をあげよう!

静岡茶をまるごと使ったスイーツで低迷気味のお茶の消費量をあげよう!

プロジェクトを起案したのは、静岡県富士宮市でフランス料理店「デリス愛鷹亭(あしたかてい)」を営む、田嶋直人・みゆり夫妻。夫の田嶋さんが東京で8年間、パリの3つ星、2つ星レストランで5年間修行をした経験を生かし、故郷静岡で富士山の麓の恵みを生かしたフランス料理を提供しています。

今回のプロジェクトのきっかけとなったのが、若者の急須離れやコロナ禍で、販売機会が減少してしまったお茶の売上低迷。市場に飽和してしまったお茶を、お茶農家の方が無料配布しているのを目の当たりにした田嶋夫妻は、同じ飲食に携わる者としてこの状況を何とかしたいと、お茶を使ったスイーツを考案しました。それが、今回のクラウドファンディングの軸となる「茶~ずンサンド」です。

茶~ずんサンドは、クッキーにクリームをサンドしたスイーツ。クッキー生地には、アーモンドパウダーに煎茶やほうじ茶の茶葉を練りこんだもの、クリームには、ホワイトチョコレートとバタークリームを合わせたものに、粉末の煎茶とラムレーズンを練りこんだクリームを使っています。抹茶ではなく煎茶を使うことで、煎茶ならではの清涼感が香る豊かな風味に仕上がりました。

静岡茶をまるごと使ったスイーツで低迷気味のお茶の消費量をあげよう!_2

無農薬お茶栽培の「山平園」協力のもと、試行錯誤を繰り返し作られた茶~ずんサンドは、田嶋さんのフレンチシェフとしての経験が生かされた味と食感が魅力。たくさんのお客様に試食してもらった感想をもとに、改良を重ねお墨付きをいただいた逸品です。

今回のクラウドファンディングは、この茶~ずんサンドで低迷気味のお茶の消費量を上げることが狙い。さらに静岡だけでなく、いろいろなお茶の産地のお菓子屋さんに、地元のお茶で茶~ずんサンドを作ってもらうことで、日本のお茶全体を盛り上げて行くことも視野に入れています。

支援者へのリターンには、お茶や茶~ずんサンド、デリス愛鷹亭のお食事券などを準備。静岡のお茶、ひいては日本のお茶全体を盛り上げようと奮闘する様子は、テレビや新聞でも取り上げられ話題を呼び、プロジェクトは多くの支援を集める大成功に終わりました。

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みんなを幸せにする【魔法のストール】で在宅ワークの雇用創出をしたい!2021

みんなを幸せにする【魔法のストール】で在宅ワークの雇用創出をしたい!2021

プロジェクトを起案したのは、静岡で「muuc(ムーク)」というファッションブランドと「AND WOOL(アンドウール)」というニット製品を扱うセカンドブランドの運営をしている村松啓市さん。学生時代、イタリアで世界トップクラスのニットデザインが集まる環境でファッションを学んだ経験を生かし、ニットの専門知識を強みにファッション業界で17年間活動をしています。

今回のクラウドファンディングは、手編み機で1枚1枚丁寧に仕上げるカシミヤ100%の大判ストールを予約販売するプロジェクト。村松さんが本業の傍らで活動している「雇用創出プロジェクト」の一環でもあります。

村松さんが行う雇用創出プロジェクトは、さまざまな事情から外に働きに出ることができない人に、「在宅ワーク」を提供する取り組み。さらにその活動は、工賃が低価格に設定されていることの多い「就労支援事業所」に、適正価格の仕事を発注することも目的としています。

村松さんがこのような活動を行う理由の一つは、ファッション業界が抱える「職人不足・後継者不足」問題にあります。ファッション業界が抱える問題ごとと社会が抱える問題ごとを、解決に向けて上手にマッチングさせたのが、村松さんの考える雇用創出プロジェクトです。

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クラウドファンディングで予約販売をするストールの商品名は「魔法のストール」。一つ一つ丁寧な手仕事で仕上げるカシミヤ100%のストールが「作る人・売る人・買う人」みんなを幸せにするものであってほしい。「魔法のストール」という商品名には、そんな思いが込められています。

魔法のストール予約販売プロジェクトは、実は今回のクラウドファンディングで3回目の挑戦となります。2回の挑戦は大好評の末、目標を達成しましたが、まだまだ仕事の供給が足りていない状況を踏まえての再々挑戦。回を追うごとに協力者が増え、活動自体も発展を遂げているのが素晴らしいポイントです。それを応援したい人、期待する人たちの間で支援の輪が広がり、3回目の今回も、目標を超える多くの支援が集まりました。

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茶畑を一望できるテラスをつくり、静岡茶発祥の地を守りたい!

茶畑を一望できるテラスをつくり、静岡茶発祥の地を守りたい!

プロジェクトを起案したのは、「足久保ティーワークス」。足久保の茶農家たちが集まり、平成9年に発足した茶農業協同組合です。茶園管理を徹底し、安心安全でおいしいお茶づくりを目指す傍らで、足久保茶を絶やさず受継いでいくための若手農家の育成など、足久保茶を守る活動をしています。彼らが経営する小売り販売所「山茶寛(やまちゃかん)」 と併設の「teaworks cafe」では、足久保茶や地元の旬の果物などを使ったフローズンドリンク・かき氷などが人気です。

足久保は静岡茶発祥の地として、約800年もの間お茶栽培が栄えてきました。お茶栽培にとても適した立地と気候に恵まれていることから、足久保のお茶は品質が良く、香りと甘みが強いのが特徴。徳川家康の上納茶だったというエピソードからも、足久保茶の品質の高さがうかがえます。

茶畑を一望できるテラスをつくり、静岡茶発祥の地を守りたい!_2

長きに渡り栄えてきた足久保のお茶栽培も、近年は後継者不足や担い手の高齢化で、茶畑を続けていくことが困難な農家が増えています。足久保は傾斜地が多く大型機械が入りにくいことから、多くの作業が人の手で行われていて、若者の手をとても必要としています。若者の担い手を増やしていくには、足久保茶の魅力をもっと知ってもらう必要があると考え、今回のクラウドファンディングが起案されました。

プロジェクトで実現したいのは、茶畑の真ん中に「茶畑テラス」を作ること。茶畑テラスとは、茶畑や四季折々の景色を楽しみながら、専門スタッフが淹れた至極のお茶を飲むことができる、貸切の空間です。

さらにこのプロジェクトでは、「茶畑オーナー」というものがリターンに設定されています。茶畑オーナーとは、1年間足久保ティーワークスの所有する茶畑(1坪)のオーナーになっていただく制度のこと。多くの人に「茶畑オーナー制度」を知ってもらった上で、茶畑のオーナーになってくれる人も募集します。このような活動をする中で、最終的には足久保ティーワークスのファンを増やし、静岡茶発祥の地を守っていくきっかけにするというのがプロジェクトの狙い。

「800年続いた歴史をつなぎたい!」そんな足久保茶への愛情がたくさん詰まった今回のプロジェクトは多くの賛同を集め、目標を上回る大成功に終わりました。

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静岡でクラウドファンディングを立ち上げるならCAMPFIREがおすすめ!

ご覧いただいたように、たくさんの素晴らしいクラウドファンディングプロジェクトが、静岡から数多く起案され、多くの支援金を獲得しています。プロジェクト成功には、目標に向けた強い意志と、多くの人にプロジェクトの魅力を知ってもらう工夫が大切です。

初めてでやり方が良く分からない方は、日本最大のクラウドファンディングプラットホームであるCAMPFIREがおすすめ。地域に寄り添った手厚いサポートで、初めての方でも安心してクラウドファンディングが始められます。まずはCAMPFIREのサイトをチェックしてみましょう。

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