コラム

【特集】大分発!クラウドファンディングプロジェクト実施事例10選

大分県でクラウドファンディングを始めるなら、まずは他の事例を参考にしてみるのがおすすめ。本稿では、大分県で立ち上げられたプロジェクトの中から、多くの支援者を獲得した話題のプロジェクトをピックアップしました!

大分県で多くの支援者を獲得した話題のプロジェクト事例10選

ここでは、日本最大のクラウドファンディングCAMPFIREから、大分発の話題のプロジェクトをえりすぐりでご紹介していきます。

どうせやるならやりすぎたい!温泉×遊園地=前代未聞の”湯~園地”を別府に実現!!

どうせやるならやりすぎたい!温泉×遊園地=前代未聞の”湯~園地”を別府に実現!!

温泉と遊園地が融合した、前代未聞の「湯~園地」を実現しようという別府市の挑戦。全国的にも大きな話題を呼んだプロジェクトです。

別府市は、源泉数が2000以上、湧出量世界一を誇る温泉の街で、これまでも温泉を題材にしたPR動画を市を上げて発信していました。ことの始まりは、温泉と遊園地を融合させた、架空の「湯~園地」動画をYouTubeで公開したことに始まります。

プールが大浴場に変身し、人々が温泉につかりながらさまざまなアトラクションで楽しむ、まさに夢のような光景。エンディングには「動画の再生回数が100万回を突破したら、この湯~園地を実現します!」という別府市長の公約を発表するものでした。

どうせやるならやりすぎたい!温泉×遊園地=前代未聞の”湯~園地”を別府に実現!!_2

一見フェイクニュースのようにも思えるユーモアたっぷりの動画は、公開からわずか3日という異例の早さで再生回数100万回を突破することに。それを受けた市長が、公約通り湯~園地オープンを発表。税金を使わずにそれを実現するとの宣言の下、今回のクラウドファンディングが起案されました。

湯~園地は、2017年7月29~31日の3日間限定で開催するものとし、場所は別府市内で約90年の歴史を持つ遊園地「ラクテンチ」を使用。動画に出てきたようなアトラクションや大浴場プールを、できるだけ近い形で再現します。さらには、7月28~30日に開催される夏祭りや打ち上げ花火、別府が有する海水浴場なども絡めながら、海水浴・湯~園地・お祭りと、別府を満喫してもらう計画です。

メディアでも大々的に取り上げられた今回のプロジェクトは大きな反響を呼び、目標をはるかに上回る多くの支援を獲得。湯~園地は無事開催されました。

>>「どうせやるならやりすぎたい!温泉×遊園地=前代未聞の”湯~園地”を別府に実現!!」の詳細はこちら

明治創業の元酒蔵で、子どもの運動場を作るために地面を掘ったら水が出た…。助けて!

明治創業の元酒蔵で、子どもの運動場を作るために地面を掘ったら水が出た…。助けて!

プロジェクトを立ち上げたのは、大分県豊後大野市にあるオルタナティブスクール「ここのね自由な学校」です。

ここのね自由な学校は2021年4月に開校し、現在6~15歳までの子どもたち12名が在籍。4名のスタッフと20名以上のボランティア、そして多様な外部講師が子どもたちの育ちを見守っています。「ここのね」というネーミングには、

・心のねっこの声を聴く:心の根っこにある気持ちを大事にする
・個々の音色を奏でる:他者との違いを認め合い、つながり合う
・いまここを生きる:いまここに生きることをめいっぱいに感じる

といった意味が込められています。

ここのねが大切にしているのは、子どもたちが「自分で決めること」。基礎学習では、一人一人が自分に合った教材を選び、計画を立て、自分のペースで学習を進めています。みんなでお昼ご飯を作る月に1度の調理実習や、自分がつくりたいものをつくる図工、音楽では作詞・作曲をするなど、子どもたちの自主性を育む教育が大きな特徴です。

外部講師が講座を開く「ここのねクリエーター」では、ほかにはない特別な学びを提供。そんな中で、パーティーの企画やカフェのオープンなど、子どもたちによるプロジェクトも同時多発的に生まれています。

そんな「ここのね自由な学校」は、明治創業の酒蔵の建物と敷地を改修して作られた学校。古い建物とあって大規模な工事が必要となりましたが、100名を超えるボランティアや設備・備品の寄贈により、約1年半をかけてようやく開校にこぎつけられました。

しかし問題が発生したのが、まだ残っている工事を開校後に同時進行で行っていたときのこと。その1つである校庭の整備をしている最中に、掘り起こした校庭の一角から湧き水があふれ出すという事態が起こったのです。予定よりもさらに大規模な工事を余儀なくされ途方に暮れる中、いちるの望みをかけて立ち上げられたのが、今回のクラウドファンディングでした。

明治創業の元酒蔵で、子どもの運動場を作るために地面を掘ったら水が出た…。助けて!_2

ほとんどが不登校を経験したことがあるここのねの子どもたちですが、開校以来保護者からも「子どもの目に光が戻ってきた」と喜びの声が届くようになりました。入学・転入の希望も増え始め、2021年は前年の5倍にも上る問い合わせがあるほど。大分県女性起業家促進事業では「オーディエンス賞」を受賞し、大分県移住促進事業では「魅力ある教育」の1つに選ばれるなど、県内外からとても注目を集めるようになりました。

全国から多くの期待が寄せられる「ここのね自由な学校」は、プロジェクト開始からわずか3日という早さで目標の支援金額を達成。現在ネクストゴールに向かってさらなる支援を集めています。

>>「明治創業の元酒蔵で、子どもの運動場を作るために地面を掘ったら水が出た…。助けて!」の詳細はこちら

【夢】大学生にツリーハウス式サウナを作らせて

【夢】大学生にツリーハウス式サウナを作らせて

プロジェクトを立ち上げたのは「青トンカチ」というチームの代表を務める大分の大学生・梅田嵩哉さん。

このコロナ禍で、大学生たちの授業はオンライン化され、学生同士がコミュニケーションを取る機会は奪われてしまいました。思い描いていたキャンパスライフを送れず、悶々とした日々を過ごす大学生。何とか今の状況から抜け出そうという梅田さんの声掛けにより、9大学50人以上の大学生が集結し、青トンカチが結成されました。青トンカチは、若者の象徴としての“青”、ものづくりの象徴としての“トンカチ”をつなげた造語です。

活動の第1弾として計画したのが、絶景の見える湯布院の森の中で、ツリーハウス式サウナを作ろうという試み。コロナの影響で木材の価格が高騰し、準備していた資金では足りなくなったことから、今回のクラウドファンディングが立ち上げられました。

ツリーハウスの建築に向け、周辺の設備も少しずつ準備。オンライン会議で計画を立てながら、持ち寄りの材料や廃材、さまざまな人から借りた工具を使い、備品倉庫や展望デッキを完成させました。

【夢】大学生にツリーハウス式サウナを作らせて_3

作業を進める中で、人とのつながりの大切さも身をもって感じた彼ら。今回のクラウドファンディングは、単に資金調達のためだけでなく、プロジェクトに関わりを持ってもらうことで、新たなつながりも生んでいきたいという狙いがあります。奮闘する若者たちを応援しようと、プロジェクトには目標を超える多くの支援が寄せられました。

>>「【夢】大学生にツリーハウス式サウナを作らせて」の詳細はこちら

ローカルのカフェとZ世代の5組とによるCDアルバム制作応援プロジェクト

ローカルのカフェとZ世代の5組とによるCDアルバム制作応援プロジェクト

「カフェと語学とカルチャーと。」をコンセプトにした、福岡・大分を拠点とする新感覚のカフェ「10 COFFEE BREWERS」が、新世代アーティスト5組の楽曲を収録したコンピレーションアルバムをリリースしようというプロジェクト。

10 COFFEE BREWERSは、単にカフェというくくりではなく、多様性や曖昧さなど、一見つかみどころのない不確定なものを楽しめるような場を提供する、新進気鋭のカフェ。時代の流れに対して感度の高い彼らが今、危惧しているのは、思考のパーソナライズ化が加速する現代社会。

ネット上では各々の好みやコミュニティの分析が進み、例えば聞いている音楽も、82%はレコメンド経由といった現状です。知らず知らずのうちにコミュニティが分断され、未知の世界と遭遇する機会を失いつつある現代に、一石を投じるかのようにリリースされるのが今回のアルバム。

ローカルのカフェとZ世代の5組とによるCDアルバム制作応援プロジェクト_2
二ューシーンのアイコンとなる可能性を秘めた新世代アーティスト、lo-key design・ZIW・FLEUR・Madness Pin Drops・ego apartmentの総勢5組の楽曲を収録し、リスナーの元にダイレクトに届けるのがプロジェクトの狙いです。

ジャケットを手掛けるのは、HB FlieコンペVol.30 ・日下潤一特別賞や、第22回グラフィック1-WALL・上西祐理奨励賞の受賞などが記憶に新しいイラスト界のエース・大河紀。さらに、ラジオ配信・音楽リリース・空間プロデュースを行うライフスタイルレーベル「Chilly Source」主宰のDJ KROが、作品の解説を手掛けます。

プロジェクトは多くの人の関心を呼び、目標以上の支援金を獲得。まるで叙情詩のように記されたプロジェクトページは、他には見られない彼らの感性や個性が十分にPRされていました。

>>「ローカルのカフェとZ世代の5組とによるCDアルバム制作応援プロジェクト」の詳細はこちら

筋ジストロフィーの僕が書いた詩集を作って、落ち込んでる人に生きる力を与えたい

筋ジストロフィーの僕が書いた詩集を作って、落ち込んでる人に生きる力を与えたい

筋ジストロフィー患者であり、呼吸器の詩人として活動している芦刈昌信さんが、自身の詩集を出版しようという試み。芦刈さんは現在、人工呼吸器と鼻マスクを24時間装着して生活しています。自分でできることが限られ、さまざまな人や社会の助けを借りながら暮らす中で、自分も何か人のためにできることをしたいと考えるようになりました。

芦刈さんが詩と出会ったのは、小学校3年生のときのこと。次第に詩の世界に没頭するようになり、6年生になるころには本格的に取り組むようになりました。自分の足で歩けなくなり心がふさぐ中、唯一気持ちをぶつけられたのが詩を書くことだったそうです。自分自身が詩に救われた経験から、自分の詩でほかの人も癒やせないだろうかと考え、詩集を出版することに。

筋ジストロフィーの僕が書いた詩集を作って、落ち込んでる人に生きる力を与えたい_2

今回のクラウドファンディングでは、詩集を支援者に送るだけでなく、支援者の方が送りたい施設や病院・学校・個人に、その方のお名前の入った1冊を送るリターンも準備されました。

「同じように筋ジストロフィーに悩んでる子どもや、人生に落ち込んでいる人に生きる力を与えたい」「10歳の頃から書いてきた詩を詩集にすることで、自分の生きた証を残したい」そんな思いで立ち上げられたプロジェクトは多くの賛同を呼び、目標を上回るたくさんの支援が寄せられました。

>>「筋ジストロフィーの僕が書いた詩集を作って、落ち込んでる人に生きる力を与えたい」の詳細はこちら

障がいも山も乗り越えろ!車いすでくじゅう連山「法華院温泉」へ!

障がいも山も乗り越えろ!車いすでくじゅう連山「法華院温泉」へ!

車いすで九州最高峰の温泉「法華院温泉」を目指し山を登り、温泉に入ろうという挑戦プロジェクトです。プロジェクトを起案したのは、愛知出身の橋本剛さん。

オーストラリア留学中の25歳のときに、転落事故により頸椎を損傷し、四肢まひによる車いす生活を送っています。縁あって「自立支援センターおおいた」の仲間と出会い、現在は大分県別府市に在住。障がい当事者の視点から、仕事や私生活も含めさまざまなことに挑戦し、自立生活を楽しんでいます。

挑戦のきっかけとなったのが、2017年10月に、車いすの4人とボランティアを含めた総勢40人で高崎山登山を実現したこと。障害の有無に関わらず皆で登山の楽しみを共感できたことが、大きな自信につながりました。

今回プロジェクトの実現に必要不可欠なのは、山登り用の専用車いす(HIPPOcampe)と介助ボランティア。ところが九州内には、専用車いすもなく、さらにそれを取り扱うための専門知識を持つ人がいないのが現状です。そこで今回のクラウドファンディングでは、下記の実現を目指すことになりました。

・ata Allianceが提供するユニバーサルツアーインストラクター(UNITI)ライセンスの資格取得と、障がい者と健常者がともに山登りを安心・安全に楽しむための、知識と技術を学べる講習会を開催
・一緒に法華院温泉へ登ってもらえるボランティアの募集
・専用車いすで法華院温泉への登頂を実現し、その情報を発信
・アクティビティとして専用車いすを購入・利用できるようにしていくための、実行委員を募集

今後は、専用車いす(HIPPOcampe)を購入できるよう実行委員会を立ち上げ、車いすの方に新たな車いすアクティビティを楽しんでもらえるよう、活動を継続していく展望です。

障がいも山も乗り越えろ!車いすでくじゅう連山「法華院温泉」へ!_3

「車いすでも山に登ったり温泉を楽しんだりできることを証明し、車いすの方のチャレンジ精神を後押ししたい」そんな思いが込められたプロジェクトは、多くの支援者の心をつかみました。

>>「障がいも山も乗り越えろ!車いすでくじゅう連山「法華院温泉」へ!」の詳細はこちら

無農薬米で世界に革命を!ここからはじまる米騒動

無農薬米で世界に革命を!ここからはじまる米騒動

生業を持ちながらでも、誰もが無農薬米作りに参加できる画期的な仕組みをつくろうというプロジェクト、題して「米騒動」。「多くの人を無農薬農業に巻き込んでいこう」という取り組みが、クラウドファンディングを通して始まりました。プロジェクトを立ち上げたのは、ゲストハウスLAMP豊後大野の支配人・編集者・猟師など、多岐に渡る活動をしている高橋ケンさん。

高橋さんのいる大分県豊後大野市は「大分の台所」と呼ばれるほど農業が盛んな地域です。田植えのシーズンには緑一面の棚田が広がり、初夏には蛍が舞い、実りの秋には稲穂が黄金色に輝く絨毯をつくり出します。

無農薬米で世界に革命を!ここからはじまる米騒動_2

自然豊かなこの地で、

・減農薬ではなく、農薬に頼らない田舎ならではの農業を広めたい
・組合ではなく、IT時代のやり方でコミュニティをつくり新しい農業のあり方を提案。農業に革命を起こしたい
・本業を持ちながら農業をしたい人たちにノウハウを伝授し、一緒にお米を作っていきたい。また、それが可能であることを証明したい

このような実現を目指し、今回のクラウドファンディングが立ち上げられました。集まった支援金は、田を耕すトラクターと、くみ上げポンプの購入に充てられる予定。活動を通して、田舎の休耕地問題の解決にもつなげたい構えです。

自然豊かな場所で暮らし、生業を持ちながらでも農業ができる。そんな新しい農業スタイルの提案に、多くの支援が寄せられました。

>>「無農薬米で世界に革命を!ここからはじまる米騒動」の詳細はこちら

下界に学生の”やりたい”を実現するコミュニティスペース・ギルドをつくろう!

下界に学生の”やりたい”を実現するコミュニティスペース・ギルドをつくろう!

立命館アジア太平洋大学(APU)の学生たちの多くが住んでいる別府市内に、学生たちのフリースペース「ギルド」を作ろうというプロジェクト。起案者は、今回立ち上げるギルドのリーダーを務めるAPUの学生、オ・ヒョンジさんです。

ギルドは、人気ゲームのキャラクターに由来したネーミング。「仲間が集まる場所」という意味も持つことから「ユニークな仲間たちがたくさん集まる場所」といった思いが込められています。プロジェクトの初期メンバーは、12カ国の17人。さまざまなサークル・コミュニティのリーダーや、カメラマン、起業を志す人など、特技も国籍もさまざまなメンバーがボーダーレスに集まりました。

ギルドは別府駅にほど近い、とある民家をリノベーションして作られる予定。
下界に学生の”やりたい”を実現するコミュニティスペース・ギルドをつくろう!_3

高速Wi-Fi、アイデアをその場で自由に書き出せるホワイトボードの壁、プロジェクター、作業室、コミュニケーションスペース等を準備する計画です。大分ですてきな空間デザインを手掛ける「おおいたリノ部屋」が、リノベーションに協力してくれることになりました。

彼らが目指すギルドは、自分たちがやりたいことをただ始めるのではなく、あくまでも実現するための場所にすること。ギルドを利用するにあたり、このようなルールを設けることにしました。

・どんなアイデアでも決して否定せずに、どうおもしろくするか、どう実現するかを考えるスタンスを持つ
・ミッションボードを作成し、誰がどういうプロジェクトを行っているのか、どういう仲間を探しているのかを確認できるようにする
・あらゆる求人やコンテンツ情報を必ず両言語で発信する
・過去のアイデア・企画・メモを保管し、いつでも閲覧できるようにする
・メディアを構築し発信していくことで、少しでもチャンスを広げる仕組みを作る

ギルドを通して実現力を身に付けながら、APUの学生たちの“おもしろさ”を発信していくこと。また、多くの人たちがつながる場所を作ることで、別府市に貢献していきたいというのが今回のプロジェクトの狙いです。

クラウドファンディングは、目標を上回る支援を獲得し、無事終了。学生たちの挑戦の実現に、クラウドファンディングが活用された一例です。

>>「下界に学生の”やりたい”を実現するコミュニティスペース・ギルドをつくろう!」の詳細はこちら

大分県で唯一の、誰でも楽しく遊べる「ボードゲームカフェ」を作りたい!!

大分県で唯一の、誰でも楽しく遊べる「ボードゲームカフェ」を作りたい!!

大分市に、誰もが楽しく遊べるボードゲームカフェをオープンしようというプロジェクト。起案者は、ボードゲームの魅力にハマりその楽しさを伝える活動をしている、大分県在住の森迫和宣さんと森貴之さんです。

ボードゲームは、子どもから大人まで誰もが楽しめるのが大きな魅力。日本で開催されるボードゲームの祭典「ゲームマーケット」では、参加者が1万人を超えるほどの人気ぶりです。また、世界中で1000種類もの新しいゲームが毎年誕生していて、ゲームの種類がとても豊富なのも特徴です。

大分県で唯一の、誰でも楽しく遊べる「ボードゲームカフェ」を作りたい!!_2

現在大分には、観光地として有名な温泉や、買い物が楽しめる大型施設はあるものの、仕事帰りや休日に気軽に遊べる場所は少ないのが現状。そこで2人は、大分市寿町に初のボードゲームカフェ「JOGO」を作ろうと、今回のクラウドファンディングを立ち上げました。

JOGOをできるだけ居心地のよい空間にするべく、ボードゲームに適したプレイ用デスクや、長時間座っていても疲れない、座り心地のよいチェアなどを準備する計画。クラウドファンディングでは、その費用を募ります。

支援者へのリターンには、カフェの利用チケット等を準備。自分たちの手で行う店舗改装工事の様子などの進捗状況も、プロジェクトページやSNSで公開されました。街の人のニーズにもぴったりとマッチしたプロジェクトは、開始からわずか2日という異例の早さで、目標の支援を獲得することができました。

>>「大分県で唯一の、誰でも楽しく遊べる「ボードゲームカフェ」を作りたい!!」の詳細はこちら

外国人が作った大分県の特産品を日本中に!!「しいたけと生クリームのスープ??」

外国人が作った大分県の特産品を日本中に!!『しいたけと生クリームのスープ??』

大分県国東産の最高級しいたけ「どんこ」をベースとした和の食材を洋風にアレンジした、無添加スープを商品化しようというプロジェクト。

起案者は、立命館アジア太平洋大学(APU)で国際経営学を学ぶ中国人留学生・佐昀暄(さ いんけん)さん。高校生の頃に学んでいた「食」につながる活動がしたいと、アフリカの子どもたちに給食を届ける「NPO Table For Two」というサークルに所属し、現在はその副代表を務めています。

さらに、地域とAPU生をつなげる活動を行っている「ことばハウス株式会社」のインターナショナルカフェにもシェフ兼経営メンバーとして携わるなど、その活動は多岐に渡ります。

外国人が作った大分県の特産品を日本中に!!『しいたけと生クリームのスープ??』_2

今回のクラウドファンディングで商品化を試みるのは、そのインターナショナルカフェで生まれたスープ。大分県の特産品を使いたいとの思いで選んだ食材が、香りの高さが自慢の大分県国東産のしいたけ「どんこ」です。

スープは、かつて佐さんが出会って感銘を受けた、埼玉県のとあるそば屋のスープにインスパイアされたもの。教えてもらったレシピを元に、半年もの月日をかけ試行錯誤を繰り返しながら、スープに欠かせない特製調味料を完成させました。

素材と味にとことんこだわったどんこのスープは、どんこのうま味成分と香りを生クリームの中にぎゅっと閉じ込め、特製調味料を合わせたもの。しいたけが苦手な人にもおいしく飲むことができる洋風のスープに、2016年大分県椎茸コンクールでは、最優秀賞とローソン賞が授与されました。カフェでもとても好評で「お土産として持って帰りたい」との声も多かったことから、今回の商品化プロジェクトが立ち上げられました。

スープの商品化で問題となったのが、佐さんのこだわりの1つであった「無添加」であるということ。無添加にこだわる製造会社「株式会社成美」にスープのパッケージ化を依頼したことで、クリーム系スープでは難しいと思われた、無添加での商品化も実現しました。

大分の特産品の魅力を全国に届けたいとの思いで作られたスープは多くの関心を呼び、プロジェクトは目標の支援金額を上回る大成功に終わりました。

>>「外国人が作った大分県の特産品を日本中に!!「しいたけと生クリームのスープ??」」の詳細はこちら

大分県でクラウドファンディングをするならCAMPFIREがおすすめ

ご覧いただいたようにCAMPFIREでは、大分からたくさんのプロジェクトが日々立ち上げられていて、多くの支援を獲得しています。クラウドファンディングが初めてで、何から始めればよいのか分からない方も、手厚いサポートがあるからとても安心です。

大分でクラウドファンディングを始めるなら、一度CAMPFIREのサイトをチェックしてみましょう。

「CAMPFIRE」でクラウドファンディングに挑戦しませんか?

資料請求(無料)はこちら
クラウドファンディングをはじめる

BAMP

クラウドファンディングに関するナレッジや話題のプロジェクト、挑戦者のストーリーをなど紹介しています。

同じカテゴリーの記事

more

同じタグの一覧

more