コラム

【特集】神奈川発!クラウドファンディングプロジェクト実施事例10選

神奈川県でクラウドファンディングを始めようと思ったとき、県内でほかにどんなプロジェクトが起案されているのか気になるところではないでしょうか。

本稿では、そんな「気になる」にお応えするべく、神奈川県で立ち上げられた話題のプロジェクトをえりすぐりでピックアップしました。

神奈川発!話題のクラウドファンディング事例10選

今回は、日本最大のクラウドファンディングCAMPFIREから、プロジェクトをピックアップしています。神奈川県でクラウドファンディングがどんなふうに活用されているのか、早速見てみましょう。

京急油壺マリンパーク3D化計画〜みんなで残そう思い出と歴史〜

京急油壺マリンパーク3D化計画〜みんなで残そう思い出と歴史〜

これは、2021年9月30日に53年の幕を下ろした水族館「京急油壺マリンパーク」を3D化し、VRで楽しめる「VR京急油壺マリンパーク」を作ろうという試み。京急油壺マリンパーク株式会社、一般社団法人路上博物館、京浜急行電鉄株式会社の3社が共同主催するプロジェクトです。

クラウドファンディング起案者である一般社団法人路上博物館は「博物館はもっとおもしろい」をスローガンに、博物館標本の3Dデータ化や販売などを行っている非営利法人。今回のプロジェクトでは、写真測量(フォトグラメトリー)やレーザー測量などの専用機材を用いて、水族館内にあった「魚の国」展示室を3Dデータ化します。さらに水族館での思い出や想いが込められたメッセージ、写真を展示する「想い出館」も作る計画。これらの空間を「VR京急油壺マリンパーク」として、インターネット上に公開する予定です。

京急油壺マリンパーク3D化計画〜みんなで残そう思い出と歴史〜_2

「VR京急油壺マリンパーク」は、2022年夏、XRプラットフォーム「STYLY(スタイリー)」上で公開予定。プロジェクト支援者へのリターンには、それを先行体験できるチケットも準備されています。支援金額が目標を上回った際は、撮影範囲の拡大や、3Dモデルのクオリティ向上に充てていく予定です。

ただ単に建物の形を保存するだけでなく、人々の思い出や想い、歴史を、デジタルアーカイブとして新しい時代に残すことを目指した今回のプロジェクトに、現在目標を上回る支援が寄せられています。

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【ダウン症に特化した児童福祉施設】存続に力を貸してください!

【ダウン症に特化した児童福祉施設】存続に力を貸して下さい!

プロジェクトを立ち上げたのは、合同会社にじいろ代表の石井裕太さん。石井さんには、2017年12月に生まれたダウン症の息子がいます。

ダウン症の赤ちゃんの育児に不安を抱えながら過ごしていたところ、保健師さんの紹介で「児童発達支援施設」の存在を知ることに。児童発達支援施設とは、障害のある0~6歳までの未就学児童に対して、日常生活における基本的な動作の指導、知識技能の付与、集団生活への適応訓練などを行う施設のことです。

石井さんの息子さんが入所した施設は、0歳児から受け入れが可能で、母子分離・長時間保育で預けられる施設でした。息子さんを受け入れてくれる場所があることで、安心して仕事に向かえるようになったという石井さん。石井さんの妻も、1人の時間を持てるようになったことで気持ちの整理ができ、やがては仕事を持てるようにまでなりました。

また息子さん自身も、施設でリハビリの先生によるリハビリを受けられたことや、職員、施設に通う他の子どもたちとの関わりを持てたことで、心身の発達にとても良い変化が見られました。

そんななか石井さん家族は、今年3月に以前より希望していた海の側に転居。転居先で新しく入所する児童発達支援施設を探すも、今まで利用してきたような「0歳児から受け入れ可能・母子分離・長時間保育」といった条件の施設はありませんでした。

実は現存の児童発達支援施設で、石井さんが利用してきたような好条件の施設はとても少なく、母子通園や短時間の療育を条件とした施設がほとんどといった現状です。SNSで知り合った同じ境遇の方たちとの交流で、以前からその現状を知っていた石井さん。

この街にも今までに利用してきたような施設をつくることで、同じ境遇のご家族の支援にもつなげたいと、児童発達支援施設「にじいろ」の開設を決意しました。同じ障害に特化した施設であれば、親同士で似た悩みや経験を分かち合うことができ、療育内容もそれぞれの特性にあった支援を提供することができる。そんな思いから、にじいろはダウン症に特化した施設として開設することにしました。しかしその計画は、なかなか一筋縄ではいかないものでした。

まず最初に難航したのが、不動産探し。物件を探すも「児童福祉施設」「障害児」ということで断られるケースがほとんどでした。防災の観点から1~2階の物件を探していましたが、ようやく契約にたどり着けたのは5階の物件。当初1000万円の資金でスタートした施設の開設でしたが、場所が5階になったことで避難器具の設置をすることとなり、新たに150万円の資金が必要になりました。

また、不動産取得で開所が遅れたことや、コロナ禍で外出を控える人も増えたことで、想定よりも児童の集まりが少ないというのが現状。開設から5カ月がたち、自己資金をさらに追加するも経営は厳しくなる一方です。そこで立ち上げられたのが、今回のクラウドファンディング。施設の確立を目指し、この先3カ月分の存続資金を募るものです。

【ダウン症に特化した児童福祉施設】存続に力を貸して下さい!_2

この施設が確立した暁には、各地域で同じような施設を作ろうとする人の力になりたい。ひいては障害のある人たちが、健常者と同様に働ける場所、住環境作りにも挑戦していきたい。そんな展望を胸に最初の一歩を踏み出す石井さんのプロジェクトに、現在少しずつ支援の輪が広がりを見せています。

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関東太鼓連 暖 旗揚げ公演!! コロナに負けぬよう、音で元気を届けます!

関東太鼓連 暖 旗揚げ公演!! コロナに負けぬよう、音で元気を届けます!

プロジェクトを立ち上げたのは「関東太鼓連 暖」の主宰を務める、和楽器演奏家の小池将也さん。13歳より地元横浜の「和太鼓 昇龍」にて太鼓を始め、その後世界的な音楽活動をする「太鼓芸能集団 鼓童」の舞台活動に参加。笛や鳴り物などの楽器を担当し、世界各国での劇場公演や学校公演、ワークショップなどの経験を経て、現在は和楽器演奏家として活動しています。

演奏活動はもちろん、演奏指導や作曲などその活動は多岐に渡り、音楽アーティストとのレコーディングやライブコンサート、PVにも出演するなど、多彩な活躍の場を持つ小池さん。そんな小池さんが主催する「関東太鼓連 暖」が結成されたのは、2020年春のことでした。

東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県から、小池さんのオファーを受けた若き太鼓打ちが集結。それぞれの得意技を持ち寄りながら、今の時代を生きる太鼓打ちの可能性を追求するプロジェクトチームの誕生です。今回のクラウドファンディングは、11月23日に横浜西公会堂にて開催が決定した旗揚げ公演の実施費用を募り起案されました。

関東太鼓連 暖 旗揚げ公演!! コロナに負けぬよう、音で元気を届けます!_2

迫力のある太鼓の音で、昨今のコロナ禍におけるマイナスイメージを吹き飛ばしたい。そんな思いを込めて、コロナ対策をしっかりと行いながら開催される今回の公演。オフィシャルロゴのステッカーやTシャツ、トートバッグなども携えて、暖でしか感じられない時間を来場客と共有する計画です。

「現在稽古場や楽器を確保し活動ができているのは、応援くださる方々のおかげ」そう話す小池さん。「応援くださる方々に感謝の気持ちを込めた“生の音”を届けたい」そんな思いで開催される公演に、現在支援の輪が少しずつ広がりを見せています。

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【A5ランクの山形牛を救え!】コロナ禍に有名飲食店が最新冷凍技術で生産者を救済!

【A5ランクの山形牛を救え!】コロナ禍に有名飲食店が最新冷凍技術で生産者を救済!

プロジェクトを立ち上げたのは、地域密着型、創業25年の老舗焼肉店・炭火焼肉くろべこ武蔵小杉店。先代が山形県出身だったこともあり、山形牛のおいしさを多くの人に知ってもらうべく、競りに直接参加し仕入れた山形牛をお手頃な価格で提供しています。

【A5ランクの山形牛を救え!】コロナ禍に有名飲食店が最新冷凍技術で生産者を救済!_2

今回のプロジェクトは、コロナ禍で打撃を受ける店舗の新たな販路開拓に、セントラルキッチンを立ち上げる試み。最新冷凍機を導入し、同じくコロナの打撃を受けている生産者に協力を仰ぎながら、最高級山形牛を通信販売でお届けしようというプロジェクトです。

セントラルキッチンに導入した瞬間冷凍機は、牛肉のうま味成分を逃さず、鮮度を保ったまま急速冷凍することが可能。その技術をフルに活用し、鮮度とおいしさをギュッと閉じ込めた商品開発を進めています。

今回のクラウドファンディングで支援者へお届けするリターンには、山形牛のハンバーグやステーキ、希少部位の6種盛合せなどを準備。手作りハンバーグは脂と赤身のバランスを絶妙に調整し、ジューシーでほどよい柔らかさを実現。ステーキも、職人の手作業で1枚ずつ丁寧にカットしました。それらのリターンが通常の通信販売価格よりもお得に手に入る点も、今回のクラウドファンディングの嬉しいポイントです。

山形牛の脂はしつこくなく、赤身がしっとりしているのが特徴。セントラルキッチンでは、そんな山形牛のおいしさをそのままにお届けできる冷凍技術を持っています。コロナ禍で外食がなかなかできない昨今、家庭でワンランク上のお食事を楽しんでもらいたい。そんな思いが込められたプロジェクトに、現在多くの支援が寄せられています。

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PhotoArtistとしての挑戦!アイスランドの絶景と感動を写真で伝えたい!

PhotoArtistとしての挑戦!アイスランドの絶景と感動を写真で伝えたい!

プロジェクトを立ち上げたのは、会社勤めをしながら写真活動を行っているPhoto Artistのあきさん。彼はさまざまな被写体の中でも特に「冬・雪」の撮影に情熱を注いでいて、毎年冬になると必ず北海道へ足を運び、さまざまな冬景色を撮影しています。

そんなある日、北極などでの撮影経験を持つ写真家と出会う機会があったあきさん。話を聞くうちに、北海道よりもさらに極地で、雪と氷の絶景を撮影したいと強く思うようになりました。

そしてその思いを実現すべく、入国可能で最低限の安全性を考慮した上であきさんが選んだ国は「アイスランド」。コロナ禍での移動は渡航の計画を立てるのも簡単ではありませんでしたが、多方面からの協力のもと、アイスランドへ渡り撮影する環境を何とか整えることができました。今回のクラウドファンディングは、そのアイスランドで撮影した写真を写真集にして多くの人に届けようというプロジェクトです。

PhotoArtistとしての挑戦!アイスランドの絶景と感動を写真で伝えたい!_2

支援者へのリターンには、写真集だけでなく、お手頃に支援できるポストカードや、壁掛けにできる大判サイズの写真も準備予定。さらに渡航中は、自身のYouTubeチャンネルでもアイスランドの様子を動画で発信していく予定です。

このプロジェクトを通して、「今までに経験してきた以上の極地でしか見ることのできない絶景を撮影し、心揺さぶるような写真を収めたい」「写真集やその他のリターンを通して、プリントした写真の良さを知ってもらいたい」、そう話すあきさん。

現在プロジェクトは、目標達成に向かって徐々に支援の輪を広げています。

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【初挑戦】あなたの名前が子ども食堂をYouTuberと作る!〜愛と夢の彩りを〜

【初挑戦】あなたの名前が子ども食堂をYouTuberと作る!〜愛と夢の彩りを〜

プロジェクトを立ち上げたのは、生活困窮者や路上生活者に、お弁当を配る支援活動を行っているYouTubeチャンネル「デンジャラス赤鬼」のメンバー。活動を通して、食べることの大切さや食事の重要さを身をもって体感してきた彼らが立ち上げたのは、子ども食堂を作ろうというプロジェクトです。

実は支援活動を行う彼らの元には、いつも多くの支援者からの応援物資や資金が届いていました。「支援者の思いを自分たちが形にしている」彼らの活動にはそんな実感があったそうです。「それぞれの支援の形を上手に生かせば、路上生活者だけでなく、子どもたちの未来も明るくできるのではないだろうか」 今回のプロジェクトの背景には、彼らのそんな思いがあります。

子ども食堂を作るのは、彼らが活動拠点としている神奈川県金沢区。食堂のイメージは、子どもたちや親御さんがおなかいっぱいご飯を食べることができて、気軽に悩みや相談がしあえる空間です。

【初挑戦】あなたの名前が子ども食堂をYouTuberと作る!〜愛と夢の彩りを〜_2

支援者への主なリターンには、YouTube動画のエンドロールや食堂の壁への名前の掲載や、食堂の命名権など各種のスポンサー権が準備されています。

「たった1つの食堂で、子どもたちの10年後の笑顔を作る」そんな目標を掲げた彼らのプロジェクトは、現在徐々に支援を獲得中。今後の展開に大きな期待が膨らみます。

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【シャッター✖アート】で街を盛り上げたい!79歳絵師の挑戦!

【シャッター✖アート】で街を盛り上げたい!79歳絵師の挑戦!

これは「閉まっていても開いていても、クスっと笑えるシャッターで街をいっぱいにしたい!」そんな思いで立ち上がった79歳の絵師・しろひげ先生のアイデアから始まったプロジェクトです。

起案者は、プロジェクトマネージャーの小澤智子さん。会社員として働く傍らで、地域を盛り上げる活動に日々携わっています。今回のクラウドファンディングは、同じく地域活性の店として頑張る「ハダノ浪漫食堂」のオーナー・小桧山茂雄さんとともに立ち上げました。

【シャッター✖アート】で街を盛り上げたい!79歳絵師の挑戦!_2

「旅の絵師しろひげ」ことカドワキ ノブオ先生は、透視図法のパイオニアと呼ばれ、これまでも多くの作品や活動を手掛けてきました。その一部を少しご紹介します。

・2021年5月に公開された映画「HOKUSAI」にて、晩年の北斎の手役として出演
・出雲大社相模分祠の境内図を手掛ける
・JTSKA2021 YOKOHAMA:6日間で横浜駅周辺を描くペン画パフォーマンスを実施
・秦野43カ所 102点の観光スケッチを掲載した「秦野風情」の出版
・誰でも簡単に絵がかけるパレット「w-lette(ダブレット)」を開発

現在は地元秦野市でスケッチ教室をやりながら、さらなるチャレンジを日々繰り広げています。

ことの発端は2021年5月、小桧山さんのハダノ浪漫食堂にて、小澤さんがしろひげ先生から「やりたいこと」についての話を聞いていたときのことでした。小澤さんと小桧山さんが衝撃を受けたもの。それはしろひげ先生が「街の中にもう1つの街を描きたい」そう話しながら描いて見せたラフスケッチと、1枚の写真でした。写真にはフランスのとある建物が映っていて、その建物の壁一面には、まるでもう1つの街があるかのように絵が描かれていました。2人の反応を見るや、すぐに実現に向けたミーティングを始めたしろひげ先生。まずは とりあえず、街のシャッターに絵を描いてみようということになりました。

最初に手掛けたのは、ハダノ浪漫食堂のシャッター。SNSで制作過程を発信すると、多くの人が興味を持って応援に駆けつけてくれるようになり、やがては地元タウン誌に取り上げられるほどの反響を呼びました。

「きっとこのエネルギーは地域活性につながる!」そう確信した小澤さんらは、この活動に「シャッタープロジェクトはだの」と名付け、プロジェクト化することに。さまざまな職業を持つ10人の絵師たちも、プロジェクトのさらなる仲間として迎えました。今回のクラウドファンディングは、そんなしろひげ先生や10人の絵師たちを応援するべく、シャッターアートの制作費を募り立ち上げられたものです。

・街中のシャッターに絵を描いて、みんなを笑顔にすることで地域を盛り上げたい
・シャッターを提供してくれるお店を盛り上げたい
・シャッターを提供する人・描く人・応援する人・地域の人みんなが喜ぶ仕組みを作りたい
・旅の絵師として60年間世界中を描き続けたしろひげ先生の作品を、1つでも多く秦野に残したい!

1人の絵師が描いたイメージを形にしていくことで、街も元気にできるような希望あふれるプロジェクトに、現在多くの支援が日々寄せられています。

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築180年の古民家台所から厨房に改装!本格フレンチで皆さんを笑顔にしたい。

築180年の古民家台所から厨房に改装!本格フレンチで皆さんを笑顔にしたい。

このプロジェクトは、神奈川県清川村にある古民家カフェ「よってけさん」の厨房をリニューアルするために立ち上げられたプロジェクト。単に厨房をリニューアルするというだけでなく、多くの感謝と希望がいっぱいに詰まったプロジェクトです。

「よってけさん」のオーナー・岩澤さんが、清川村の陶芸作家と縁あって結婚し村に移住したのが14年前のこと。村外から移住した人が気軽に村の人たちと交流できる場所を作りたいと、2014年に「NPO法人結びの樹・よってけし」を設立しました。「よってけし」は岩澤さんの故郷・山梨県の方言で「寄ってきなよ」という意味があります。そして、そんな人と人との縁をつなぐ場として作られたカフェが「よってけさん」です。

カフェの物件に選んだのは、築180年以上にもなる古民家。そのリノベーションには、岩澤さんの活動に共感した地域の住民たちや学生、知人などの多くの助けがありました。よってけさんはやがて、地元の人や新たに移り住んだ人、都会の喧騒を忘れて自然に身を置きたい村外の人など、さまざまな人々が集う「止まり木」のような存在になっていきました。

ところが、そんなよってけさんに転機が訪れたのが2019年11月。よってけさんでランチ営業をしていた「レストラン匠」のオーナーシェフ・松井 孝之さんが、突然の脳出血で倒れてしまったのです。幸いにも軽症で済み、松井シェフは熱心なリハビリで後遺症もなく順調に回復することができました。

長引く休業期間にカフェを支えてくれたのは、やはりカフェをオープンするときと同様に、地域の方々や知人たち。だからこそ、再開した暁にはこれまで以上に居心地のよい場所で、元気になった松井シェフの料理を存分に味わってほしい。岩澤さんはそんな思いを胸に、レストランの厨房の大幅リニューアルを計画。その資金を募り、今回のクラウドファンディングが立ち上げられました。レストランをリニューアルすることで、長引くコロナ禍で打撃を受けたカフェの経営も挽回しようという試みです。

ホテルで修行を積んだ松井シェフの作る看板メニューは、ふわふわの卵とうま味たっぷりのチキンライスを濃厚ソースで味わうオムライス。そのほかにも定番メニューのポークジンジャーやナポリタン、シェフの技術が光る絶品デザートまでそろい、週末は予約で満席も珍しくない程の人気でした。

築180年の古民家台所から厨房に改装!本格フレンチで皆さんを笑顔にしたい。_2

今回の厨房リニューアルでは、今まで使用していた家庭用の2口コンロから、4口の業務用コンロに変更。シェフの右腕になるべく、時間削減ができるスチームコンベクションオーブンも導入します。

このリニューアルにより、松井シェフがホテルで修行を積んできた本格フランス料理の提供や、デザートのテイクアウトなどが新たに実現する見通し。大病を乗り越えた松井シェフとともに、よってけさんの再起をかけた今回のプロジェクトに、現在温かい支援の輪が広がりを見せています。

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横浜発アニメ「ハーバーテイル」10周年記念!DVD付書籍の出版

横浜発アニメ「ハーバーテイル」10周年記念!DVD付書籍の出版

プロジェクトを立ち上げたのは、アニメーションスタジオ「I.TOON」。I.TOONがクレイを中心にさまざまな技法を駆使して生み出す数々のアニメーション作品は、CMやテレビ番組、ミュージックビデオや映画など多岐に渡ります。ミスタードーナツ「ポン・デ・ライオン」のCMや、宇多田ヒカル「traveling」のミュージックビデオ(アニメーションパート)などは見覚えがある方も多いのではないでしょうか。代表作であるプチプチ・アニメ「ニャッキ!」は、NHKで25年を超え放送されている長寿番組でもあります。

横浜発アニメ「ハーバーテイル」10周年記念!DVD付書籍の出版_2

今回プロジェクトに登場する「ハーバーテイル」は、I.TOONが2011年に制作した短編のオリジナルアニメーション。横浜をモデルにした港町を舞台に、主人公のレンガがさまざまな出会いを重ねながら街の魅力を発見していく物語です。コマ撮りとCGを組み合わせた「ネオクラフトアニメーション」技法を駆使し、5年余りの歳月をかけて完成したというこの作品。チェコのZLIN国際映画祭で最優秀アニメーション賞・観客賞を受賞するなど、世界24カ国で上映され、数々の賞を受賞しました。

そんなI.TOONの渾身作・ハーバーテイルは、完成からまもなく10年を迎えようとしています。その10周年を記念して、ハーバーテイルDVD付き完全版書籍を出版しようと立ち上げられたのが、今回のクラウドファンディングプロジェクトです。書籍のデザイン費、編集費、印刷代、発送代の費用を募り立ち上げられたもので、支援者へのリターンには、ハーバーテイルDVD付き書籍やオリジナルグッズなどが送られます。

今回の書籍は、ハーバーテイルの構想から完成にいたるまでの、5年余りの制作データや想いをとじ込めた「特別版」。付属DVDと併せて鑑賞することで、作品の魅力やこだわりが存分に感じられる内容に仕上がる予定で、これからストップモーションアニメーションを作りたい人にとっても、参考になる1冊となりそうです。

I.TOONが取り組んでいる「コマ撮り(ストップモーション)アニメーション 」は、1コマ1コマ人形などを動かしながら撮影し、それをつなげて映像にするという技法です。デジタル技術を使えば簡単に映像を作ることができる現代に、あえてこのようなとてつもない手間と時間をかけて作り出される、I.TOONのアニメーション映像。そこには、デジタル技術では生まれない温もりや魅力があります。

ハーバーテイルは、そんなI.TOONが世に送り出すアニメーションの、いわば集大成ともいえる作品。その大切な要素全てを収めたいと意欲を燃やす今回の書籍出版プロジェクトは、現在目標を上回る多くの支援を獲得しながら進行中です。

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花澤里都夢 yurayulive 2022@新江ノ島水族館

花澤里都夢 yurayulive 2022@新江ノ島水族館

このプロジェクトは、シンガーソングライターの花澤里都夢(はなざわりずむ)さんが、水族館で念願のワンマンライブを行おうと立ち上げたプロジェクトです。

花澤さんは、2013年より作詞作曲を開始。ライブハウスで音楽活動を続ける中、2017年にはLIVE FOREST2017 BEST BAND賞を受賞。AbemaTV「みのもんたのよるバズ!」のエンディングテーマに音楽が起用されるなど、シンガーソングライターとしての実績を日々重ねています。

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そんな花澤さんの好きな場所は水族館。水族館でワンマンライブをやってみたいというのは、花澤さんかねての夢でもありましたが、同時に叶わないと諦めていた夢でもありました。そんな折り、自身の歌をのせてSNSにアップしたクラゲ動画が、思わぬ反響を呼ぶという出来事が。自分が好きな世界観に共感してくれる人がたくさんいることを知り、その出来事に強く背中を押された花澤さんは「水族館でのワンマンライブ」という夢実現に向けて、動き始めることを決意しました。

花澤さんがライブ会場に選んだのは、江ノ島水族館。2022年01月21日(金)と日取りも決定しています。今回クラウドファンディングで集まった支援金は、会場レンタル費用や人件費に充てられる予定。支援者へのリターンには、ライブチケットやサイン入りチェキ、非売品のライブフォトブックやライブ映像、映像のエンドロールに名前が載る権利など、支援金額に応じてさまざまなものを準備しています。

「水族館でライブをするという夢を共有くださった方々と、最高の時間を創りたい」そう意欲を見せる花澤さん。現在プロジェクトは順調に支援を集めながら、目標達成に向かって進行中です。

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神奈川でクラウドファンディングを立ち上げるならCAMPFIREがおすすめ!

ご覧いただいたように神奈川県では、たくさんのクラウドファンディングが実にさまざまな用途で起案されています。無料でプロジェクトを起案できるのが、クラウドファンディングの大きなメリット。資金調達の1つの方法として、試してみる価値は十分にありそうです。

「クラウドファンディングを始めたいけど、何から始めればよいのか分からない」そんな方には、日本最大のクラウドファンディングCAMPFIREがおすすめ。プロジェクトの起案から実行にいたるまで手厚くサポートしてくれるので、初めての方でも安心です。まずはぜひ、サイトをチェックしてみましょう。

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