資金調達の1つの方法として注目を集めるクラウドファンディングですが、愛知県からも多種多様なクラウドファンディングが日々立ち上げられています。本稿では、今話題のクラウドファンディングプロジェクトの中から、愛知発のプロジェクトに注目してご紹介していきます。
愛知発!話題のクラウドファンディング事例10選
ここでは、日本最大のクラウドファンディングCAMPFIREから、愛知発の話題のプロジェクト事例をえりすぐりでご紹介します。
映画「1979はじまりの物語」奇跡のはんだ山車まつり誕生秘話を、全国で公開したい
プロジェクトを立ち上げたのは、愛知県知多半島の半田市から地域情報を発信しているケーブルテレビ局「CAC」。今回のクラウドファンディングは、映画「1979 はじまりの物語~はんだ山車まつり誕生秘話~」の全国公開実現のために立ち上げられたプロジェクトです。
1979 はじまりの物語は、もともとは愛知県を中心としたケーブルテレビ各局で、2020年に放送された地元ドラマ。5年に1度の半田市一大イベント「はんだ山車まつり」の“はじまり”を題材にした物語で、当時をつづった一冊の実話本をもとに、中心メンバーだった方へのインタビューを交えながらドキュメンタリードラマとして描いたものでした。
宮地真緒・中村優一・平野泰新(MAG!C ☆ PRINCE)・原田篤など、日本映画界で活躍する俳優陣が名を連ねる中、物語の中心となる当時の実行委員メンバー役に知多半島の方々を起用。まさに地域一体となって作り上げたドラマは思わぬ反響を呼び、エリア以外の地域からも放送を要望する声が多く届いたことから、映画化が決定しました。今回のクラウドファンディングは、その宣伝費を募り立ち上げられたものです。
半田市では毎年3~5月にかけて、市内10地区それぞれに自慢の山車を曳き回す、春まつりが実施されています。その山車が各地区から31輌、5年に1度だけ一同に集結する一大イベント、それが「はんだ山車まつり」です。
勇壮な曳き回しの後、山車が一列にずらっと並ぶ様はまさに圧巻で、山車に施された彫刻や刺繍、幻想的なちょうちん行列など、祭り好きにはたまらない見どころが満載のイベント。1979年の立ち上げ当初は並々ならぬ苦労があったそうですが、その甲斐あって、今や全国から55万もの人が来場するほどの大きなイベントに成長しました。
“5年に1度”本来なら次は2022年に開催されるはずだったはんだ山車まつりは、新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、2023年10月28日・29日に延期に。
「延期になった分、開催された暁にはさらに盛り上がるイベントにしたい!」「イベントを盛り上げるためにも、映画を全国の人に見てもらいたい!」、そんな思いが込められたプロジェクトに、現在少しずつ支援の輪が広がりを見せています。
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【岡崎市・乙川】シェアキックボードサービス で「岡崎の良さ」に出会ってほしい!
これは、愛知県・岡崎市の乙川エリアに、キックボードサービスを作ろうというプロジェクトです。プロジェクト名は「Scaping OKAZAKI」。「scape=~の風景」に現在進行形「ing」を付けて「風景を紡ぐこと」という意味を持たせた造語です。
プロジェクトの起案者は、岡崎キックボード隊のリーダー・柴村有紗(しばむら ゆさ)さん。地元岡崎が大好きな建築学生で、大学に進学後は、NPO法人「岡崎まち育てセンターりた」のボランティア活動を通して、岡崎のまちづくりプロジェクトに参加していました。建築学生としての4年間の集大成である卒業制作にも「岡崎田んぼ再興」というテーマをチョイス。今回のクラウドファンディングは、その卒業制作の一部でもあります。
乙川エリアは、岡崎城や夜間にライトアップされる美しい橋、おしゃれなカフェなどが建ち並ぶ、岡崎市の中でもおもしろいエリア。しかしそれらは「車で回るほどではないものの、歩くと遠い」という微妙な距離感に点在しているため、すべてを余すことなく満喫してもらいにくいという立地条件にあります。
そこで思いついたのが、キックボードを使った移動。キックボードは乗っていて楽しいことに加え、徒歩よりも速く自転車よりも遅いため、街をより見渡しながらの移動が可能です。「岡崎を遊び場感覚で楽しんでもらおう!」そんなコンセプトで、レンタルキックボードサービスプロジェクトを立ち上げることになりました。
現在、プロジェクトでは、岡崎の顔となるホテル「Okazaki Micro Hotel ANGLE」を拠点に、キックボード2台を試運転中。宿泊客・利用客限定で試乗してもらい、利用後のアンケート調査をしているところです。
実際にレンタルをスタートする際にはキックボード4台を稼働させ、2時間1000円でのレンタルサービスとする予定。クラウドファンディングで集まった支援金は、キックボードや必要な装備の購入費用に充てられます。
プロジェクトページには、実際にキックボードで巡る乙川エリアを魅力的に紹介。自転車ではなくキックボードをレンタルするという斬新なアイデアと、抜群のプロモーション力で、現在日を追うごとに支援の輪が大きく広がりを見せています。
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JPBAプレイヤーズドリームマッチ「ドリームトーナメント実現に向けて」
このプロジェクトは、男子プロボウラー選手会が、自ら企画運営をしてトーナメントを開催しようという試み。プロジェクトを立ち上げたのは、日本プロボウリング協会・男子選手会長を務める川添奨太さんです。
このコロナ禍で、プロボウラーのツアーは延期が相次ぎ、ボウリング愛好家たちもボウリングを十分に楽しむことができていない現状。なんとかボウリングファンに元気をお届けしたいと企画されたのが、2021年11月26日(金)~28日(日)スポルト名古屋で開催することになった、今シーズントップランカーによるドリームマッチです。
男子プロボウラー選手会が企画するという今大会は、従来のトーナメントとは異なるゲーム形式を採用。今期特例となった、2年統一シーズンの上位12名をシードとし、他約300名の中から予選で勝ち上がった12名の選手と、マッチゲーム形式にて戦います。迫力ある熱戦を少しでも多くの人に伝えられるよう、現在動画によるライブ配信も調整中とのこと。
このコロナ禍での開催においては、実行委員会で幾度にも及ぶ意見交換を重ね、JPBAの谷口会長や(株)スポルトの協力・協賛が大きな力となりました。ジュニアボウラーが、男子プロに憧れを抱きプロを目指すきっかけとなるような、名実ともに権威ある大会にしたいというのが将来的な展望です。
プロジェクト支援者へのリターンには、JPBA男子トッププロのシルエットが入った大会オリジナルTシャツや、配信動画に掲載する大会広告枠などを準備。現在、ドリームトーナメント開催に向けて、順調に支援の輪を広げています。
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こどもと一緒に災害から生き抜くために!!
このプロジェクトは、未来を担う子どもたちに防災について関心を持ってもらおうと、子ども向けの防災絵本を作製しようという試み。一般社団法人犬山青年会議所・危機管理発信委員会が、犬山市役所子ども未来課との共同プロジェクトとして立ち上げたものです。
犬山青年会議所は、地域を盛り上げるべく、仲間同士で高めあいながら社会的課題に積極的に取り組んでいる団体。子どもから大人まで、地域の方々に楽しんでもらえる企画を定期的に実施しています。
今回作製するのは「カメのジェシー」という絵本。カメのジェシーが仲間たちを災害から救っていく物語で、ジェシーを通して、災害時にどのような行動を取ったらよいのかが学べる内容です。
物語の中では、災害時の対応の他にも防災リュックの紹介、家族会議の必要性についても描かれています。この絵本で実現したいことは、
・多くの子どもたちの防災意識を高める
・子どもに読み聞かせることで、家族で防災について話し合うきっかけを作る
・子どもたちが災害から生き抜く力を育む
完成したカメのジェシーは、犬山市内の保育園・幼稚園に寄贈される予定になっています。
家族が一緒にいるときだけでなく、いつ・どこで起こるのか予想できないのが自然災害。だからこそ日ごろから対策をし、家族で防災について話し合う機会を持つなど、災害に備えることが大切です。防災絵本を作ることになった背景には、未来を担う子どもたちが災害から生き抜く力を育むことで、住み続けられる持続可能な町にしていこうとの思いがあります。
子どもたちが生きる未来の展望も見据えたプロジェクトは多くの賛同を集め、無事、目標の支援金額を達成することができました。
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世の中へ愛と癒やしを届けたい!3rdヒーリングピアノアルバムCDを完成させたい!
プロジェクトを立ち上げたのは、ヒーリングピアニストの佐藤奈菜さん。名古屋でピアノの演奏活動をしながら、ヒーリング音楽の作曲をしています。
3歳のころからピアノを始めたという佐藤さんにとって、ピアノは一緒に生きてきたパートナーのような存在。「自分の奏でるピアノを、80歳になるまで多くの人に届けていきたい」。佐藤さんはそんな夢を実現すべく、2018年、オリジナル曲を含む自身のファーストアルバムを発売。ここ数年はアルバム作成やコンサートの開催、音楽祭やラジオ番組の出演・楽曲の提供など、とても幅広く活躍をしています。
今回のクラウドファンディングは、佐藤さん3度目となるアルバムCDを完成させようというプロジェクト。CD・MV・写真集・オリジナルグッズの制作や、全国流通に充てる費用を募り立ち上げられました。
コロナ禍でライブやイベントの仕事が減る中、家で過ごす時間に、愛を込めた多くの曲とストーリーが完成したという佐藤さん。制作を続ける中で仲間と出会い、studio NANAのレーベルを立ち上げることもできました。
佐藤さん自らが録音の編集に携わるという今回のアルバムは、楽曲にイラストと文章を含め、ストーリー性を持たせるとのこと。ピアノは佐藤さんこだわりのメーカー「ベーゼンドルファー」を使用し、視聴者に癒やしを届けるべく、愛の周波数と言われている528Hzを含めた楽曲のみで構成されます。全14曲で、1つの愛のストーリーが完成するという興味深い内容。
幼少期はなかなか人前で話すことができなかったという佐藤さんが、自分の感情を素直に表現できたのがピアノ演奏。人前で演奏をするようになり、演奏を聞いた人もまた笑顔になるのを知ったことで、いつしか佐藤さんの生きがいは、音楽で幸せを届けることになっていました。「心の傷ついた人を癒やせる音楽を作りたい」そんな思いから選んだジャンルが、ヒーリング音楽。
「こんな今だからこそ届けたいヒーリング音楽がある」。そう話す佐藤さんの今回のアルバム制作を応援しようと、現在支援の輪が徐々に広がりを見せています。
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【世界唯一のアリ植物専門生産農場を作りたい!】アリ植物園芸の文化を一代で築く
プロジェクトを立ち上げたのは、伊藤蟻植物農園の伊藤さん。伊藤さんは2020年9月、全国で初となる「作目:アリ植物」で認定新規就農者となり、アリ植物専門の農場を立ち上げました。
現在、150種以上のアリ植物と数百種の熱帯植物の生産・販売をする傍らで、数々の雑誌や新聞、ラジオやテレビを通してアリ植物の普及に努めています。
アリ植物とは、植物が自身の体に空洞や餌を作り、アリなどの生きものに住んでもらうことで、それらの排せつ物や死骸などから栄養分を吸収するという不思議な植物。その自生地は熱帯地域のみに分布していて、品種は現在把握されているだけでも680種あると言いわれています。見た目のユニークさに加え、属や科などもさまざまな分類群に点在していることから、その生態系がいまだ謎に包まれたおもしろい植物。
伊藤さんは、アリ植物を生産・流通させ、興味を持った人が園芸店などで購入し栽培できるような基盤を作ることで、アリ植物を園芸の1ジャンルとして確立させたいと言います。
現在、多肉・塊根植物などの変わった形状の植物は「珍奇植物」と呼ばれ人気が高く、盗掘や密輸で自生地の植物が減っている現状。アリ植物もそうなってしまわないよう、需要が高まったときに備え、適正価格である程度供給できる体制を作ることで、自生地の環境を守りたい。プロジェクトの背景にはそんな思いもあります。
アリ植物の野生株は、とてもデリケート。その増殖方法もまだ確立されていない上に、植物内に住むアリの駆虫による薬害と輸入のストレスで、日本に到着した時点ですでに弱っている状態。栽培が非常に難しいのが現状です。設備を整えた専用の温室の必要性を感じた伊藤さんは、アリ植物生産農場立ち上げの計画で約2800万円の融資を獲得し、足りない資金をクラウドファンディングで募ることにしました。
アリ植物の普及活動・情報発信の場を作ろうと、一般社団法人日本蟻植物協会を設立。その他にも、アリ植物からインスパイアされたグッズ、美術品、鉢などを作るプロダクト事業「REMAKE」の立ち上げや、大学や各研究機関とともにアリ植物やその組織培養の研究を進めるなど、伊藤さんのアリ植物にかける情熱は生半可なものではありません。
そんな伊藤さんのプロジェクトは植物ファンをはじめ多くの人の賛同を呼び、開始からわずか3時間半という異例のスピードで目標の支援を獲得。現在さらなる支援を集めながら、プロジェクトが進行中です。
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ケーキ屋さん開業のためステキなロゴを制作したい!
プロジェクトを立ち上げたのは、愛知県で洋菓子のオンラインストアを営業している「SWEET BUNNY(スイートバニー)」。
製菓専門学校で技術や衛生についてを学び、製菓衛生師の資格を取得。パティシエとしてホテルでの実務経験を経て、現在はレンタルキッチンで製作した洋菓子をオンラインで販売しながら、2年後に実店舗を開業するという目標実現に向けて準備を進めているところです。
今回のクラウドファンディングは、その実店舗開業に向けての準備資金を募り立ち上げられたもの。集まった支援金は、まずはお店の顔となるロゴ制作や、パッケージ制作に充てる予定で、さらに店名でもある「うさぎ」をモチーフにしたケーキ型や、マグカップ・お皿・カトラリーなどのオリジナル商品も展開していきたい構えです。
昨年亡くなってしまった大切に飼っていたうさぎが、月からショップ開業の夢を見守ってくれたらいいな。そんな願いを込めて命名された店名が、SWEET BUNNY。そんなSWEET BUNNYがお菓子作りのテーマとして掲げるのは「うさぎのようにかわいらしく、食べると思わず飛び跳ねたくなるようなおいしさ」。見た目はかわいらしく華やかながら、添加物の使用を最小限に留めた、体に優しいお菓子がラインナップしています。
暗いニュースが続くこのコロナ禍に、スイーツでなんとか笑顔になってもらいたいと、2020年12月に立ち上げたオンラインショップは、現在日本各地から注文が入るようになりました。専門学校や実務経験で得た知識をフルに生かし、試行錯誤を繰り返してきたSWEET BUNNY実店舗開業の夢は、実現まであと一歩のところまで近づいているところ。現在クラウドファンディングの方も、目標を超える支援を集めながら好調な進捗を見せています。
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復興から5年、名古屋から熊本の架け橋になりたい!映画「護り屋 〜願い〜」制作
プロジェクトを立ち上げたのは、株式会社kids heartプロモーション代表取締役、そして、映画「護り屋」実行委員会の総指揮も務める佐野俊輔さん。kids heartプロモーションは、東海圏を中心に役者やタレントが所属するほか、学習塾やダンススクールの経営など幅広い事業を行っています。
今回のクラウドファンディングの要となる「護り屋」は、佐野さんが総指揮を務めた自主制作映画。「ボタンの掛け違いで失ってしまう人と人との関係をアウトローに解決する」をテーマに展開するストーリーは、1話「親心」・2話「友」・3話劇場版「覚悟」と3話がすでに公開されていて、大きな反響を呼んでいます。今回その第4話「願い」を作ることとなり、その制作費を募ったクラウドファンディングが立ち上げられました。
第4話の舞台は「名古屋」そして「熊本」です。名古屋出身の偉人・加藤 清正が築城した熊本城は、5年前の熊本地震で見るに堪えない姿となってしまいました。震災後熊本を訪れたという佐野さんは、一面がブルーシートに覆われた熊本の姿を見て、大きなショックを受けたと言います。しかしその姿とは裏腹に、熊本には復興を信じ前を向く人や、熊本城再建を強く願う人の姿がありました。
「熊本のために何かしたい」そんな思いはこのときに生まれ、時を経て「護り屋」とリンク。この映画を通して名古屋と熊本の架け橋になりたいと、第4話制作のプロジェクトが幕を開けました。集まった支援金の一部は、熊本県への寄付に充てられる予定になっています。
プロジェクトリーダーの佐野さんは「世の中で一番親しい他人になりたい!」「勇気と信念は世界を変える」そんな思いをモットーに、今までさまざまな活動を行ってきました。自身が送ってきた波乱万丈な人生を通して「しがらみや組織の垣根を超えることで見えてくるもの」「人との出会いが人生を変える可能性」を身をもって体験してきた佐野さん。
「護り屋」を通して実現したいのは、共感しあえる仲間との出会いです。出会いが生み出す目には見えない力を共有できそうな、そんな期待が膨らむ今回のプロジェクトに、現在目標をはるかに超える支援が集まっています。
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食べるだけで愛知の漁業農業を応援!金山で鮮魚と発酵料理のお店をOPENさせたい!
プロジェクトを立ち上げたのは、愛知県金山で居酒屋「いちにいさん」を経営している酒井さん。コロナの影響でずっと休業している店を、コロナに対応した新しい店にリニューアルしようと今回のクラウドファンディングが立ち上げられました。
リニューアルにあたり酒井さんが着目したのが、コロナ禍での2つの問題点。1つは、生産物を食べてもらえる機会が減り衰退している生産者。2つ目は、外食を控えたり、自粛による運動不足で食事のセーブをしたりと、多くの人が食事を楽しめていない現状です。酒井さんは、この2つの問題を同時に解決できるようなリニューアルを目指します。
まずは安心してご来店いただけることを一番に、店内は完全個室とし、スタッフにもワクチン接種を推進。水揚げしたての新鮮な魚、産地直送のこだわりの野菜、地元愛知の発酵食品「濱納豆」や「塩麹」を、自慢の料理人が調理します。「塩麹のアクアパッツァ」「鯖の塩麴昆布締め焼き」「鴨の塩麴ロースト」「濱納豆の麻婆豆腐」など、一度は食べてみたくなるようなヘルシーで魅力的なメニューが、プロジェクトページにも一部紹介されています。
安心できる環境で、大切な人とゆっくりおいしい食事を楽しみたい方や、ヘルシーな食事がしたい方にぴったりのお店になりそうな今回のプロジェクト。おいしい食事を楽しむことで、地産地消や産地と飲食店をつなぐ活動にも協力できるのが魅力的なポイントです。
生産者の食材の魅力を存分に引き出した料理を提供することで、お客様に喜んでいただき生産者も応援できる仕組みを作っていきたい。そんな展望を抱く居酒屋いちにいさんリニューアルプロジェクトは、現在目標の支援獲得に向かって、順調に支援の輪を広げています。
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愛知県豊田市の小さな自家製酵母パン屋から焼き菓子とドリンクのスタンドショップを!
プロジェクトを立ち上げたのは、愛知県豊田市南部で小さな自家製酵母パンとおやつの店「koha」を営む安田有里さん。現在の場所に1人でお店を構えて10年余り、地産地消と体に優しい素材にこだわったパンやおやつを提供してきました。
今回のクラウドファンディングは、kohaの2号店となる、焼き菓子とドリンクのスタンドショップ「hako.」をオープンしようと立ち上げられたプロジェクト。店名は、kohaをひっくり返したhakoを、ハコ→箱→「gift」とイメージして決めたものですが、実は1号店kohaもマオリ語で「gift」の意味があるのだそうです。
そんな共通する意味を持ったすてきな店名の2号店hako.は、安田さんが生まれ育った町でもある豊田市の北部にて現在建設中。その場所を選んだのには、過疎化が進んでいる生まれ故郷を、少しでも活性化できればとの思いがあります。
hako.では、kohaでも人気のマフィンや焼きドーナツをはじめ、新たにhako.オリジナルの季節の素材を使ったドリンクやパフェを提供する予定。kohaと同じく、できるだけ地産地消・無添加・オーガニックにこだわります。
ドリンクは、豊田市の自家焙煎珈琲店でブレンドした豆を使用したコーヒーに加え、地元産の果物や野菜を使ったオリジナルドリンクも展開していく予定です。「体に優しく美味しい食べ物は、きっと人々の心に幸せを運んでくれる」安田さんはそんな思いで“ちょっと立ち寄る癒やしの場所”となるようなお店づくりを目指します。
現在、2号店建設現場を間借りして、月に1度程仮店舗をオープンしながら建設を進めているというhako.。予算削減のために、外壁や壁の色塗り等はDIYで行われます。今回のクラウドファンディングで集まった支援金は、そのDIYやエクステリア、店舗備品の費用に充てられる予定です。
今回、hako.の計画を進めていく中で、さまざまな業種の方やお客様に助けてもらっていることを実感したという安田さん。クラウドファンディングを活用することになった背景には「思いの詰まったこの2号店づくりに、ぜひ多くの人に参加してもらいたい!」そんな思いがあるそうです。安田さんのプロジェクトは現在、目標に向かって少しずつ支援者を獲得しています。
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愛知県でクラウドファンディングを始めるならCAMPFIREがおすすめ
ご覧いただいたようにCAMPFIREでは、愛知県からも日々さまざまなプロジェクトが立ち上げられています。クラウドファンディングの出現で、誰もが資金調達をしやすくなったことから、夢実現に向けて動き出す人が今、とても増えています。
日本最大のクラウドファンディングCAMPFIREは、専門スタッフがプロジェクトの起案から実行までを手厚くサポートしてくれるので、初めての方でも安心してクラウドファンディングが始められます。クラウドファンディングを始めようと思ったら、まずはぜひCAMPFIREのサイトをチェックしてみましょう。