コラム

“津軽海峡の海底”で日本酒を熟成!? ベテランバーテンダーが仕掛ける地域活性化プロジェクト!

北海道・渡島半島に位置する木古内町。毎年町内では伝統行事「寒中みそぎ祭り」などのイベントがおこなわれてきましたが、昨年はコロナウイルス禍の影響によりほとんどのイベントが中止になりました。そんな木古内町の地域活性化につなげようと、日本酒の“海底熟成”を目的とした支援プロジェクトがクラウドファンディングサイト・CAMPFIREに登場。いったいどのようなプロジェクトなのか、気になる内容をチェックしてみましょう。


北海道海底熟成プロジェクトin木古内 ~1831年より続く神事と4体の御神体
https://camp-fire.jp/projects/view/313372

コースによって海底熟成期間の異なる純米酒が届く!

プロジェクトの発起人は、「株式会社 北海道海洋熟成」の代表取締役・本間一慶さん。札幌市ススキノでバーを経営する傍ら、映画『探偵はBARにいる』シリーズでBARシーンの監修・演技指導・出演をこなしたベテランバーテンダーでもあります。本間さんいわくコロナ禍を受けてバーが約2カ月間休業。その間に研究を繰り返してきた海底熟成・船上熟成を正式事業化するため、「北海道海洋熟成」を立ち上げたそう。

これまでにも本間さんは、北海道の海に食材・調味料・お酒を沈める海底熟成プロジェクトを実行。今回は津軽海峡に面した木古内町がその舞台に選ばれ、木古内町産のお米で造る日本酒「みそぎの舞」を海底熟成させることに。本間さんの事業に賛同した地元酒販組合や漁業協同組合も協力する一大プロジェクトがスタートしました。

「みそぎの舞」は酒本来の味わい深さと旨味、濃醇な味わいを持った純米酒。一方商品を沈める鉄筋製の漁礁には様々な生き物が住みついていて、鉄筋そのものにも海藻などの生物がびっしりと群生しています。そんな豊かな環境からも、漁礁がどれだけ熟成に適した場所であるか窺えるのではないでしょうか。

支援プロジェクトの各リターンには漁業協同組合が魚介類を提供するほか、コースによって海底熟成期間が異なる「みそぎの舞」を用意。それぞれ通常品とセットにすることで、“飲み比べ”を楽しめるようになっているのが特徴です。

たとえば「弁財天プラン(1万5,000円)」で通常品とともに届けられるのは、津軽海峡の海底で12カ月熟成させた「みそぎの舞」。さらに支援金に応じて熟成期間が年単位で加算され、「山の神プラン(2万円)」では24カ月、「稲荷プラン(3万円)」は36カ月、「別当プラン(4万円)」は最長の48カ月に設定されています。ちなみにプラン名の「弁財天・山の神・稲荷・別当」とは、寒中みそぎで行修者が抱きかかえる4体の“御神体”にちなんでいるとか。

同プロジェクトで最高額を誇る「禊(みそぎ)プラン(8万円)」は、熟成期間の異なる全4種類の「みそぎの舞」が1年ごとに届けられるコース。もちろん通常品も毎年届くので、各年ごとの飲み比べができますよ。

新鮮な魚介類を肴に、海底で熟成された純米酒を自宅で楽しんでみては?

北海道海底熟成プロジェクトin木古内~1831年より続く神事と4体の御神体
海の底に沈めるとお酒が美味しくなる!? 過去に沈没し百年以上経った沈没船からサルベージされたウイスキーがオークションにかけられダメージを受けることなく非常にまろやかになっていたと話題になりました。 海はすべての生命の起源。 その海の神秘的な力を借り、日本酒を北海道の海で寝かせます。

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