新型コロナウイルスによって、多方面に重大な影響が及んでいます。各地の観光スポットも苦境に立たされている状況で、北海道のふれあい体験型動物園「ノースサファリサッポロ」もその1つ。そこで同施設は動物を守るため、クラウドファンディングサイト・CAMPFIREで支援プロジェクトを展開。“動物園ならでは”と言える、ユニークかつ魅力的なリターンが用意されました。
【ノースサファリサッポロ】コロナの影響で存続の危機! 動物達を守りたい!
https://camp-fire.jp/projects/view/276211
動物たちを身近に感じられる「ノースサファリサッポロ」支援プロジェクト
2005年7月に開園したノースサファリサッポロ。動物とふれあうことで癒される体験型テーマパークとして、札幌市民だけでなく全国・海外から多くの観光客が訪れる人気施設です。園内では138種類・約500頭もの動物が飼育されていて、毎年春には“赤ちゃん動物展”を開催。他にも秋のどうぶつ大運動会や冬の犬ぞり体験など、様々なイベントが催されています。
とはいえコロナ禍に伴う緊急事態宣言によって、施設運営の要となるゴールデンウイークに臨時休園。6月1日にオープンを迎えたものの、園内は閑散とした状況になっているそう。そんな苦境が及ぼす影響は、施設の存続問題だけにとどまりません。動物を飼育するためにはエサ代や医療費が必要で、彼らの命にも直結してしまうのです。
今回のプロジェクトで得られる支援金は、飼料費や医療費のほか管理費・冷暖房費・人件費の資金に。ひと言で動物といっても種類により飼育環境は大きく変わるので、支援プロジェクトを通して動物管理の大変さも伝わってくるのではないでしょうか。
プロジェクトページには可愛らしい動物の姿をたっぷり掲載。用意されたリターンもユニークで、3,000円コースにはヘビの抜け殻をキーホルダーにしたアイテムが。また園内のミニブタ・ペンギン・ミーアキャット・カピバラ・ハナグマから足型が取られ、1種類ずつ足跡をプリントした各種Tシャツも7,000円コースから選ぶことができます。
さらに珍しいのは7万円の“ダメージジーンズ”で、なんと園内のライオンたちが爪や牙で実際にひっかいたもの。ちなみに50人分のジーンズが提供されていて、「ダメージはライオン次第で変わります」という説明文も添えられていました。
他にも「ノースサファリサッポロ支援(年間)パスポート」(1万円)や「1日園長」(10万円)など、支援コースは盛りだくさん。2020年6月11日現在、目標金額2,500万円に対して3,084万6,371円もの支援が寄せられています。
プロジェクトを支援して、愛らしい動物たちを身近に感じてみませんか?