新型コロナウイルスの感染拡大により発表された緊急事態宣言。防疫のためにも必要なこととはいえ、予定していた旅行を泣く泣くキャンセルした人も多いのではないでしょうか。宣言は解除されたものの、今なお油断はできません。そんな状況の中、クラウドファンディングサイト・CAMPFIREでは「#妄想旅行」をテーマにした支援プロジェクトが展開中。動画配信をポイントにした、ユニークな内容となっているようです。
#妄想旅行で青森へ! 青森ウェルネスツーリズムの「今」と「未来」を応援!
https://camp-fire.jp/projects/view/278417
動画とリターン品が対応した“妄想旅行”プロジェクト!
支援プロジェクトを立ちあげたのは、旅行社からなる「青森『地域植物+ウェルネス』ツーリズム共創実行委員会」。青森市周辺・下北半島・津軽半島などで様々な体験プログラムを実施しているほか、特徴ある旅づくりの事業・活動をおこなっているそう。青森といえば三方を海に囲まれ、世界自然遺産やジオパークを有するなど豊かな資源が豊富。同委員会ではそれぞれのエリアでウェルネス・プログラムを開発し、本格稼働を迎えようとしていました。
ところがコロナ禍によって、旅行業界全体が大打撃を受けることに。同委員会のような旅行社は宿・飲食店・小売店・漁師・農家などと連携していますが、誰もが苦境に立たされた状況。それでも全国の人々に青森を楽しんでもらおうと新たな取り組みが始まり、今回のプロジェクトにつながったようです。
同委員会が打ち出した「#妄想旅行」とは、旅行へ出られない人に代わってスタッフが現地ガイドと各地域をめぐるというアイデア。行程を撮影した動画に加えてリターン購入者には「旅のお供セット」が届くので、自宅にいながらより一層“青森妄想旅行”が楽しめるのではないでしょうか。
動画はそれぞれのリターンとリンクしていて、2020年6月5日に配信された「牧場の風ふく苗畑と秘密の『ワイルド海岸』で、ジャパニーズローズな旅」は「#妄想旅行 1」(5,500円)に対応。動画内で訪れる店舗のジャムやヨーグルトなどを、実際に味わうことができます。
また2020年6月12日配信の動画「下北半島のヒバの森と海辺の温泉で、よみがえりの旅」に対応しているのは「#妄想旅行 2」(5,500円)。さらに大間マグロ角切りなどを盛り込んだオプションつきのコース(9,000円)や、コミュニティサイトへの招待など特典満載のフルセットコース(1万円)も用意されました。
同プロジェクトの目標金額は280万円に設定されていて、総支援額は58万2,000円に(2020年7月1日現在)。寄せられた支援金は各コース行程の事業者への支払いや、実行委員会各社の継続資金などに充てられます。まずは妄想旅行で青森を楽しみ、現状から脱したあかつきには現地で心ゆくまでその魅力を感じたいですね。