コラム

福岡・大名で作られるDIYクラフトビールが海を超え、本場ポートランドの醸造所とコラボ生産へ

九州経済の中心「天神」の中でも、数十年にわたり、若者が集まる街として人気の「大名」。一見、よくあるクラフトビールが楽しめるバーのように見えて、ビールの本格醸造所を併設するのがブリューパブ「FUKUOKA CRAFT」です。

ブリューパブ(BREW PUB)とは、小規模設備のビール工場と、 そこで醸造したビールを提供する飲食店を指します。日本には、まだまだ数えるほどしかブリューパブはありません。その理由としては、日本の法律では自宅でのホームブルーイングができないことや、酒造免許の取得・設備投資や原料の調達など、あまりにも高いハードルが待ち構えているためと言われます。その高いハードルを超え、2017年からオリジナルビールの生産をスタートしたFUKUOKA CRAFTには、世界中からクラフトビールファンが訪れています。

そのFUKUOKA CRAFTを支えるのが、アメリカ出身の醸造職人(ブルワー)デビッド・ビクターさん。「個性が出しやすく、奥が深い」というビールの世界に魅せられて、チャンジと品質の維持に目を光らせています。もともとアメリカでホームブルワーとして活動していた彼が、脱サラ後にビール職人として日本国内の醸造所で研修を重ね、FUKUOKA CRAFTの醸造職人に就任します。

店舗併設の醸造所には6つのタンクがありますが、1か月に2,000リットルしか造ることができないと言います。オリジナルのクラフトビールが人気になる一方で、自店舗以外での取り扱いも増え、来店されたお客さんからは、缶ビールとしての発売を求める声も高まります。ニーズに応えようと検討した結果、他の醸造所の協力を得て缶ビール発売プロジェクトを進める決断をします。さらには、ご近場の醸造所に頼るのではなく、クラフトビールの本場アメリカ「ポートランド」の醸造所に協力を得ようと考えたのです。

ナイキやスターバックスの創業の地としても知られるポートランドですが、クラフトビールの聖地としても知られており、DIYスピリッツあふれる大小様々な醸造所が活躍しています。今回はFUKUOKA CRAFTのオリジナルレシピをポートランドの醸造所で生産し、パッケージングするというものです。これにより、自社のキャパシティを超えた生産が可能になるほか、FUKUOKA CRAFTのビクターさんが、コラボパートナーのLABrewatoryに訪問し、クラフトビールに関するノウハウを更に得るというものです。

そんなFUKUOKA CRAFTの缶ビール発売を記念した、先行販売募集クラウドファンディングがスタートしています。アメリカ出身の職人が、母国とのコラボレーションを企画し、日本国内のクラウドファンディングがサポートする、国境を超えた試みとなります。

地元福岡から、世界的に人気のクラフトビールブランドが生まれたら…
そんな期待に応えてくれそうなプロジェクトはこちらから

『FUKUOKA CRAFT』
住所:福岡市中央区大名1-11-4
電話:092-791-1494
時間:17:00〜翌2:00(土日祝は15:00〜)
定休:無休
URL:http://fukuokacraft.elborracho.com/

『Fukuoka Craft Brewery』
https://www.instagram.com/fukuoka_craft_brewery/

福岡大名生まれのクラフトビールを世界へ!福岡&ポートランドコラボ生産応援
醸造所のオープン以来、天神・大名のブリューパブ FUKUOKA CRAFT 限定 で楽しんで頂いていたクラフトビール「フクオカクラフト」を、たくさんのリクエストに応え、「缶ビール」として発売したいと考えています。大切に育ててきたオリジナルクラフトビールを日本中に届けたい!

まずは人気のペールエールを全国へお届けします。

鳥谷 明弘

福岡在住、1979年佐賀県生まれ。ECサイトの運営・構築。WEBマーケ、アパレルECの会社を経営しています。

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