インタビュー

「自らが一歩踏み出し続けるために」アパレルブランドRAHA KENYAがクラウドファンディングにこだわる理由

「一歩踏み出すきっかけの」をコンセプトに掲げ、目を引くアフリカ布を活用したアパレルブランドRAHA KENYA。

2021年5月13日にスタートした購入型クラウドファンディングプロジェクトケニア発ブランド・RAHA KENYA「アフリカ布で一歩踏み出すきっかけを」 は開始わずか2時間で目標金額100万円を達成。プロジェクト終了の2021年6月13日まで現在も挑戦を継続している。

プロジェクトデータ

一般的なECサイトでの販売ではなくなぜクラウドファンディングという仕組みを活用して新商品を販売するのか。代表河野リエ氏にインタビューしました。

「一歩踏み出すきっかけの」アフリカ布アパレルブランドRAHA KENYA

ーはじめに、RAHA KENYAをはじめたきっかけについてお伺いしてもよろしいでしょうか。

はい、RAHA KENYAは2年半前に私がアフリカのケニアに移住してから立ち上げたブランドです。
ただ、当初は特にアパレルの経験があった訳でも海外起業を志していた訳でもありませんでした。

当時、ケニアで起業したパートナーについていく形で移住したので特になにも目的を持っていなくて。ケニア現地にいる人からの「何をしにケニアにきたの?」という質問に自信を持って答えられず、徐々に引きこもるようになっていたんです。

ー今の河野さんの活動からは想像できないですね…

本当に学歴もスキルも自分に誇れるものがぜんぜんなくて、そこで出会ったのが日本では身につけにくいといわれるアフリカ布を堂々と纏うケニアの女性たちでした。

「アフリカ布を身につけたら、私も自信が持てるかもしれない」

そう思いアフリカ布を使ったワンピースを着てみたら、驚くくらい自分に自信が持てるようになったんです。

私自身がアフリカ布で、自信と個性を出していくことを怖がらない積極性が生まれました。

「この体験を私と同じように悩む方に届けたい」そんな思いから立ち上げたのがアフリカ布ブランドRAHA KENYAです。

はじめは私1人で立ち上げたブランドでしたが2年半がたった今、20人以上の現地職人さんと3名の社員さんと共に商品をとどけています。

「届けたいのは想い」商品/SNS発信/クラウドファンディング/全てにおいて一貫するコンセプト。

ーご自身がアフリカ布によって一歩を踏み出せたからこそ生まれたブランドだったんですね。
河野さんがプロジェクト開始前にTwitterで投稿されていた「アパレルブランドのコンセプトって口にすることがない」という投稿が印象に残っています。

RAHA KENYAのお客様はどのようなことがきっかけで商品を手にとってくださるのでしょうか?

はい。主に私たちのSNS発信を見てコンセプトに共感してくださった方が商品をご購入くださっています。

RAHA KENYAはアパレルブランドですが「一歩踏み出すきっかけを作り出していくこと」という想いをすごく大切にしていて。
みなさまにもRAHA KENYAの商品をなにか小さなきっかけとしてつかっていただきたいんです。

実際にコンセプトを知った上で商品を手にとってくださった方からも素敵なコメントを頂けたりしていて。

『変わりたい』『進みたい』の気持ちが大きくてRAHA KENYAの始まりのリエさんのストーリーを何度もTwitterで拝見しているうちに迷っていた総柄のスカートにチャレンジしたくなりました。

自分自身に中々自信が持てず、今現在も仕事やプライベートのことで悩むことが多いのですがRAHA KENYA様の商品や、SNSにアップして下さっている沢山のアフリカ布の写真、生き生きとした笑顔で写っているスタッフさん達の写真を見ていると元気を貰えるような気がしていつも購入させて頂いています…!

一部RAHA KENYA商品ご購入者様からのコメント

ーSNSを通してRAHA KENYAのコンセプトに触れ、コンセプトに共感してくださった方が購入してくださってるんですね。

本当に嬉しいことに、そういった方が多いかと思います。また、RAHA KENYAのブランドコンセプトをSNSでの発信やご友人の方への紹介で語ってくださるお客さまがいらっしゃって。
自分たちが大切にしているコンセプトがしっかりと届いてると実感できるのが私たちの大きな活力になっています。

ーブランドのコンセプトに共感して魅力的な商品を手にとってくださるのはすごくうれしいことですね。
RAHA KENYAはメンバーのみなさまがアパレルの内容だけにとどまらずSNSで活発に発信をされている印象なですが、こちらはどういった想いからなのでしょうか?

はい。RAHA KENYAはそもそもメンバー1人1人がコンセプトに共感して参加してくれていて、全員が常に挑戦者であることを大切にしています。

私たちが挑戦を続ける姿勢を見てまた、誰かの「一歩踏み出すきっかけ」を作り出していけたらと思っていて。

RAHA KENYAの商品を手にとって頂くことはもちろん大切です、商品が売れないと会社として成り立っていかないので。

しかし、そもそも私たちの活動を見てくださって「自分もなにか小さな一歩を踏み出してみよう」って思って頂けたらこれほど嬉しいことはないんです。

だからこそ、RAHA KENYAの商品だけでなく、私たち自身の活動も積極的に発信しています。

ーRAHA KENYAメンバーのみなさんが積極的に、ポジティブに、発信されている姿勢をみているからこそ自分も「一歩踏み出してみようかな」という気持ちになっていけるんですね。

「自らが一歩踏み出し続ける」ための、”購入型”クラウドファンディングを活用した新たな挑戦。

ーRAHA KENYAはブランドとしてほぼ1年おきにクラウドファンディングに挑戦しているかと思います。ECではなくクラウドファンディングにて新商品を発売するのはどういった理由からなのでしょうか?

参考
2019年Makuake アフリカで見つけた自分らしさ、「RAHA KENYA」で自分の個性を見つけよう!

2020年CAMPFIRE 【アフリカアパレルブランド×NGO】ケニアの子どもたちとオリジナル商品を製作!

これもやはり、私たち自身が常に「一歩踏み出すきっかけの」挑戦を続けていくという前提の元です。
今回のプロジェクトはRAHA KENYAの新商品として、ワンピース、カチューシャ、パソコンケースの販売を始める購入型クラウドファンディングで。

そもそもRAHA KENYAは公式アカウントや社員個人のアカウントも含め、ほとんどの購入がSNSで見てくださった方からの注文がほとんどなのですが、その上でクラウドファンディングを使う一番の理由は拡散性です。

ークラウドファンディングの拡散性。

はい。例えば「新商品を出しました!」ってブログを書いたり公式サイトとSNSで告知したとしても大きく注目しては頂けないと思うんです。

でもクラウドファンディングとして、自分たちが作っているブランドとしての想いや商品の魅力を詰め込んだプロジェクトをはじめることで一種のお祭りのような勢いを生むと感じていて。

これまで届けられなかった新規の方にクラウドファンディングの拡散性をきっかけにして知ってもらえることが大きなメリットだと思っています。

ーたしかに、クラウドファンディングを通してはじめたプロジェクトは、一種のお祭りのような空気を生み出す印象があるように感じます。
実際に過去に行ったプロジェクトで、クラウドファンディングをきっかけに支援や購入につながった新規の方はどれくらいいらっしゃるイメージなのでしょうか?

肌感にはなってしまうのですが、3割くらいの方がクラウドファンディングをきっかけにRAHA KENYAの商品を手にとってくださっているイメージです。

ー新規の方が支援者の3割に及ぶってすごい数字ですね…!過去のプロジェクトと比較してみても回数を重ねるごとに支援金額と支援者数が増加していますよね。今回のプロジェクトで改めて意識されたことなどはございますか?

すごくありがたいことに毎回支援や購入をしてくださる方がいらっしゃって、その方の人数も増えていっています。

そして、今回のプロジェクトで特に意識したのは「購入型」ということを前提においてプロジェクトを作成、発信したことです。

ーというと…?

クラウドファンディングというと、どうしてもまだまだ「支援」というイメージが根強いもののように感じます。
ただ、今回のプロジェクトは「支援をお願いします!」というニュアンスではなく、より多くの方に「素敵な新商品ができました!」という事前予約販売です。

なので、私たちが自信を持ってつくった新商品の魅力と私たちが大切にしている想いをメッセージとして強くお伝えさせて頂きました。

ー「支援」としてのクラウドファンディングではなく、「新商品の事前販売」としての購入型プロジェクトにこだわったのが今回の形なんですね。

はい。また、今回のプロジェクトはスタートする前からプロジェクトの下書きURLをSNSにて公開したり、noteにてクラウドファンディングに挑戦する決意においての心情をまとめさせて頂きました。

参考:【クラウドファンディングに挑戦!】多くの人に届けたい、一歩踏み出すきっかけの。

こういった事前告知を行ったことに対してプロジェクト開始前から「楽しみにしてます!」「早いものがちになってしまいそう…」 などのコメントを頂けて。

これまで一貫してお伝えしてきた大切にしている想いをもう一度、クラウドファンディングを通してお伝えさせて頂く。
そのおかげで、これまでRAHA KENYAを応援してくださっていた方にも改めて触れていただくきっかけになっているのではないかなと思っています。

ーこれまで応援してきてくださった方にも新しく触れて頂く方にも、クラウドファンディングがRAHA KENYAと触れる「きっかけ」になるんですね。
RAHA KENYAでは過去に別プラットフォームでプロジェクトを行ったこともあるかと思います。今回CAMPFIREを利用頂けたのはどういった経緯からだったのでしょうか。

はい。今回のクラウドファンディング自体は以前から企画していたものでした。そして今回CAMPFIREを利用させてもらったのは手数料40%OFFキャンペーンの実施が重なったことが大きな理由です。

私たちRAHA KENYAは企業として今回の購入型クラウドファンディングを開始させて頂きましたが、クラウドファンディングの手数料は広告宣伝費にあたるイメージです。
活動を拡大したり継続していくためにも抑えられる部分を抑えつつ挑戦を続けていけるのは本当に助かるんです…

ーそう言って頂けるととても嬉しいです…現在も新型コロナウイルスサポートプログラムの実施で手数料の引き下げを行っていますが、CAMPFIREも「一人でも多く一円でも多く、想いとお金がめぐる世界をつくる。」というミッションの実現のためにRAHA KENYAさんをはじめとした全ての挑戦者の「一歩踏み出すきっかけ」をサポートさせて頂きたいと思っています。

「一歩踏み出すきっかけ」を作り続けていくために

ー最後に。この記事、そしてRAHA KENYAの活動をご覧になってくださっている方にお伝えしたいことはございますか?

はい。まず、RAHA KENYAの活動をご覧になってくださって、そして興味を持ってくださって本当にありがとうございます。
私たちRAHA KENYAは、私が1人でこのブランドをはじめたときからずっと「自分にはできない」「自分なんか」なんて誰ひとりとして思ってもらいたくないと思って活動を続けています。
誰にだって可能性はあって、誰にだって一歩を踏み出す環境をつくっていくことはできるのではないかなって。
自分のことを諦めず、自分の可能性を信じて、自分が活き活きするために、自分らしく生きるための一歩踏み出すきっかけを作れるような世界になっていってほしいと思っています。
また、そのためのきっかけをRAHA KENYAを通して作り出していきたいと思っているので、引き続きよろしくお願いします!

ケニア発ブランド・RAHA KENYA「アフリカ布で一歩踏み出すきっかけを」
「一歩踏み出すきっかけの」アパレルブランドRAHA KENYA。アフリカ布を使った「シャツワンピース・カチューシャ・パソコンケース」を作りました。アフリカのエネルギーを詰め込んだカラフルなアイテムを身に付け、個性と自信をもって一歩前に進むきっかけをお届けします。

大堀 悟(ぼりさん)

CAMPFIRE公式キュレーションパートナーとしてプロジェクト作成なども行う取材ライター。元板前です。

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