大分県の奥湯布院に位置し、知る人ぞ知る“秘湯”として人気の「湯平温泉」。例年なら湯治客で賑わう温泉街が、猛威を振るうコロナ禍と自然災害のダブルパンチによって窮地に立たされています。そんな危機的状況を打破しようと、クラウドファンディングサイト・CAMPFIREでは同温泉街の支援プロジェクトが展開中。どのようなプロジェクト内容になっているのかチェックしてみましょう。
秘湯“湯平温泉” コロナ×豪雨被災から復活させ、疲れた心とからだを癒したい!
https://camp-fire.jp/projects/view/322840
奥湯布院に広がる秘湯“湯平温泉”に貸切立ち寄り湯を!
江戸時代初期から胃腸病に効くことで有名な湯平温泉は、別府市や大分市、阿蘇から1時間ほどの立地。300年の歴史を誇る石畳通りを中心に、約20軒ほどの旅館が並んでいます。かつて温泉湯治で訪れるのは経済的に豊かな人々に限られていたものの、時代の変化とともに“大衆が利用できる湯治場”へと発展を遂げていきました。
同温泉は宿泊予約サイト「じゃらん」が2019年12月に発表した、「全国温泉地満足度ランキング」の“秘湯部門”で堂々の第1位を獲得。来訪客の増加が期待されたものの、新型コロナウイルスの感染拡大によって大打撃を受けてしまいます。例年に比べて来訪者数が2割にまで減少する中、追い打ちをかけるように発生したのが7月6日の九州豪雨。ライフラインの断絶と同時に温泉街の共同浴場5カ所も被災し、1つは流され、残る4つも再開できない状況に…。
プロジェクトを立ち上げた「癒しの宿 鷹勝」によると、8月に入ってほとんどの宿が営業を再開。とはいえ共同浴場は再開の目途が立っておらず、“立ち寄り湯”を求めてやってきた訪問客に「事情をお話して背中を見送る毎日」が続いているといいます。
そこで「癒しの宿 鷹勝」は、私用地を利用した2種類の立寄り湯“露天貸切湯・懐かしさを感じる貸切湯”の設置を発案。貸切湯は密を避けることにもなるので、安心して湯平温泉の名湯を堪能できるのではないでしょうか。
プロジェクトのリターンには、福岡を拠点とした鷹勝グループ(「寿司割烹店」「生け簀割烹店」)全店で利用できるチケットが登場。他にもマスクケースや支援者名のホームページ掲載特典がついた「オリジナル万能だし1L・煮つけの素1L(各1本/1万円)」や、「自家製辛し明太子(300g×2個/2万円)」コースなども用意されています。
温泉ファンから評価の高い秘湯を守るためにも、この機会にぜひ支援を検討してみては?
秘湯“湯平温泉” コロナ×豪雨被災から復活させ、疲れた心とからだを癒したい!
