実施事例

SGガールズが語る!センチメンタルグラフティ20周年記念クラウドファンディングの舞台裏(前編)

CAMPFIRE CROWDFUNDING AWARD 2019』受賞記念インタビューをお届けします。

総合賞5位を受賞した、恋愛シミュレーションゲーム『センチメンタルグラフティ』の20周年記念イベントのプロジェクトより、企画・運営をおこなった『SGガールズ』のみなさんへお話を伺います。

プロジェクトデータ
  • プロジェクト名
    「センチメンタルグラフティ20周年スペシャルイベント〜再会〜」 開催プロジェクト
  • プロジェクト目的
    イベント開催のための支援者の獲得
  • 募集期間
    2018年10月11日~11月11日
  • 調達金額
    34,701,700円

1,000万円の目標金額を約9分で達成『センチメンタルグラフティ』とは

1998年1月に発売されたセガサターン用恋愛シミュレーションゲーム『センチメンタルグラフティ』。

可愛らしいキャラクターとヒロインの新人声優12名(※)で構成された『SGガールズ』が、ゲーム発売前から大きな話題となった本作。その人気から、キャラクターグッズ、アニメ、コンサート、ラジオ…さまざまなメディアミックス企画を実施していた。

そんな『センチメンタルグラフティ』発売20周年となる2018年、『SGガールズ』主導でクラウドファンディングが開始した。
センチメンタルグラフティ20周年スペシャルイベント 〜再会〜』開催を目指したプロジェクトは、1,000万円の目標金額を設定。プロジェクトページ公開後、なんと約9分で目標金額を達成した。
さらに、最終的な支援総額は34,701,700円。目標金額の3倍以上という数字は、ファンの愛を感じるほど。

本取材では『センチメンタルグラフティ20周年スペシャルイベント 〜再会〜』プロジェクトの裏側について、実際にプロジェクトを進めてきた『SGガールズ』の6名から話を伺った。

(※)…青二プロダクションの新人声優6名、一般公募で選ばれた6名。また、後にキャスト変更により13名となる

プロジェクトを通して、作品愛を再確認

プロフィール
今回取材をお受けしていただいた『SGガールズ』の6名
豊嶋 真千子さん…杉原 真奈美役/本プロジェクトのリーダー
米本 千珠さん…松岡 千恵役
満仲 由紀子さん…森井 夏穂役
鈴木 麗子さん…遠藤 晶役
岡田 純子さん…安達 妙子役
西口 有香さん…七瀬 優役

(左から時計回り:岡田さん、鈴木さん、西口さん、満仲さん、米本さん、豊嶋さん)

まずはじめに、『CAMPFIRE CROWDFUNDING AWARD 2019』総合賞5位、おめでとうございます!

一同:ありがとうございます!

いまの率直なお気持ちをぜひ教えてください。

豊嶋:本当に嬉しいです。
これも『SGガールズ』のみんな、ご協力いただいたセンチメンタルグラフティ(以下、センチ)のスタッフのみなさん、何より支えてくださったファンのみなさんのおかげです。

声優主導で進行し始めた「20周年記念イベント」

そもそも、なぜ20周年記念イベントを開催しようと思ったのでしょうか?

豊嶋:私にとってセンチは本当に大好きな作品だったので、いつかまた『SGガールズ』のみんなで集まって一緒に、ファンの皆さんの前に立ちたいと思っていました。
そして、そんな想いを私以外のメンバーもどこかで持っているんじゃないかなと。

鈴木:みんなそれぞれ忙しいから頻繁に会うことはなかったけど、たまに仕事現場で会うと「またみんなで何かやりたいね」と各々で話はしていました。

豊嶋:だから、ゲーム発売の20周年の2018年に『SGガールズ』のみんなで何かやりたいと思って、私からメンバーへ連絡して集まりました。それが、2016年のことです。そこで「みんなと何かやりたいな」と話をしました。

米本:「20周年に何かしらしたいから、みんなの意思を聞かせて」と。そしたら、そのとき集まった全員が同じ気持ちだったんです。

(その時のお写真)

それはすごい。

豊嶋:最初は参加できるメンバーだけで実施できる範囲の、こぢんまりとしたイベントでもいい、とにかく何かしたいと思ってスタートした企画で(笑)
とはいえ、個々の仕事があるので、私たちだけで進めるのは難しいと思い、当時のセンチの関係者へアポイントを取りました。「私たち『SGガールズ』のメンバーで20周年の企画をやりたいと思ってるので、お力を貸してもらえませんか?」と。そして、みなさんがご協力してくださったことで、現実的に企画が進み始めました。

その時点で、クラウドファンディングを使うと決まっていたんですか?

豊嶋:一瞬だけ話は出たんですけど、一瞬で無理だねってなりました(笑)

それはなぜでしょう…?

鈴木:却下したのは私なんですけど…(笑)クラウドファンディングサービスが世に出てきたときから、グッズの開発費やお店の開業費など、いろんなプロジェクトを支援していて。成功しているプロジェクトが目につきがちですが、その陰で失敗しているプロジェクトもたくさんあって、どちらも見てきましたので簡単なことではないと実感していました。
それが理由で、最初にセンチのプロジェクトでクラウドファンディングの話が出たとき、「クラウドファンディングは厳しいと思う!」と却下しました。

ファンの後押しで挑んだクラウドファンディング

一度無理だと思ったクラウドファンディングを使おうと決めたキッカケは?

西口:ファンのみなさんからの後押しがあったからです。

鈴木:イベント開催に向けて、いろんなパターンの資金調達は考えていました。みんなでお金を出し合う、協賛を募る、その中の一つのアイデアとしてクラウドファンディングも出ていて。
でも、結局答えが出せないまま、情報解禁してもいい日取りが来てしまい……とりあえず「20周年記念イベントやりたいと思ってます!」って想いだけでもファンのみなさんに伝えようと、2018年8月に初回のツイキャスを配信しました。

満仲:私たちは20周年記念イベントをやりたいと思っているけど、20年ずっと継続していた作品ではないから、観たいと思ってくださるファンの方がどれくらいいてくださるのか、センチに興味を示してくれる方がいるのかさえ分からず……最初はツイキャスで直接コミュニケーションを取って、反応を伺いつつ、いろいろ決めていこうと。

鈴木:ツイキャスでの反応でイベントの規模感も把握できるかなとか考えてました。数十人ならカフェでこぢんまりやるか!くらいの気持ちで(笑)

そしたら思っていた以上に反応があったと。

満仲:「待ってました!」という空気を最初からいただけましたね。まずは「20周年記念イベントやりたいけど、どう思う?」と聞くだけのつもりが、具体的な進め方のアイデアがファンのみなさんからどんどん出てきて(笑)

西口:その中で「クラウドファンディングどうですか?」と、複数のコメントが上がってきました。最初は無理だと思っていたけど、ファンのみなさんのコメントを見て、チャレンジしてみようかと思って。

豊嶋:とはいえ、クラウドファンディングを実施するのははじめてなので、若干二の足を踏んでいて……そのとき、CAMPFIREのbambooさん(CAMPFIRE顧問・キュレーター)がツイキャスにコメントしてくださったんです。

鈴木:bambooさんと繋がっている人が私たちの知人に何名かいて存在は知っていたのと、実はセンチに思い入れを持ってくださっていて。私たちの一回目のツイキャス配信を見て、コメントをくれたので、これは何かのご縁だと。

豊嶋:教えてくださる方がいるなら、私たち初心者でもできるかもしれないと思って、具体的な相談をしに行きました。そこからはとんとん拍子で。

(左:米本さん、右:豊嶋さん)

ファンに背中を押され、さらにそこへクラウドファンディングの救世主が現ると。

豊嶋:クラウドファンディングをやろうと決めてからは、かなりの英才教育を受けましたよ(笑)
センチのプロジェクト実施前には、クラウドファンディングのプロジェクトへ一度は支援して、支援者がどういう手続きをしているのか、活動報告はどんなコンテンツなのか、など支援者の気持ちをメンバーも体験しました。

満仲:とにかくいろんなプロジェクトページを見て勉強もしました。

印象に残っているアドバイスはありますか?

豊嶋:沢山ありますね。リターンはとにかく具体的に、画像と文字を使って分かりやすく、とか。

西口:声優主導のプロジェクトだったので「とにかく『SGガールズ』のキラキラした部分を見せろ!」と言われたのは印象に残ってます(笑)

鈴木:私たちでもノウハウ記事が書けてしまうと思うくらい、手取り足取り細かく教えてくださいました!

区切り線
後編では、主に「プロジェクトが成功した秘訣」について伺います。


プロジェクト詳細を見る

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阿部 裕華

取材好きなフリーライター/編集者。WEBメディア中心に編集・企画・進行管理(たまに撮影・デザイン)もやります。アニメ・コンテンツビジネス・映画・音楽(主にBUMP)が大好きです。

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